昨日は長い一日でしたがアップできませんでしたので一日遅れになります。
昨晩の内に移動して車中泊したのは西海橋公園。
ここは新旧二本の西海橋のたもとにある公園です。
僕が夜を過ごしたのは旧西海橋の佐世保市側(北側)ということになりますね。
この日は前日より遅めで目覚めたのは6時半くらいでしょうか。
7時過ぎに走り始めます。
今回の旅行までその存在を知りませんでしたが、こちらは針尾の無線塔。
大体の大きさが分かっているものとして最近見上げたのは横浜のガンダム。
あれよりは全然大きいですが、どのくらいの高さがあるのでしょうかね。
後で知ることになるのですが、136メートルとのこと。
ガンダムの比じゃないくらい大きくて、牛久大仏よりも大きいことになりますがそこまでとは思いませんでした。
ひょろっとしているからかなあ??
出発地点を通り越して旧西海橋から新西海橋を臨んで。
暫く南下してから今度は北上。
新西海橋の西海市側にある丘から無線塔を臨んで。
この新西海橋は徒歩でも渡れるようになっています。
今度はこちらのほぼ中央で旧西海橋を臨んで。
渦潮です。
こんなコースでした。
急な予定変更でしたが、昨晩の内にここまで来たことで新旧の西海橋を走るルートを思いつくことができました。
新西海橋が自動車専用道路だけどその下に歩行者専用の遊歩道を備えているなんてことも知らなかったわけで。
針尾の電波塔の方はこれを囲むように円形の道路が。
そこまで整ってはいないですけど、船橋と同じ感じなんでしょうかね。
朝食は昨晩買っておいたチーズバーガー。
賞味期限が0時まででしたがお構いなしです。
野良猫が寄ってきたのでちょっとだけあげました。
意図していなかったんですが僕が座って食べていたベンチは佐世保バーガーのお店みたいです。
この駐車場は佐世保市側にありますからギリギリですね。
でもなんか営業していなさそうな雰囲気ではありましたが。
佐世保バーガーなら安くても単品で500円以上はしますよね。
で、僕が食べているのはその1/10の価格という事実。
安上がりな舌ですw。
本来の寝床だった浦頭の引揚地に戻ります。
昨晩は真っ暗で何も見えませんでしたが、このような風景でした。
なかなか興味深い展示室があっていろいろと学ぶことができました。
驚いたのは140万人もの引揚者がこの港から上陸したとのこと。
本当に僅差でしたが、博多に続いて二番目の多さだったみたいです。
今のハウステンボスはその引き揚げ者の収容所があった土地だそうです。
10円で売り出して15円で償還される債権だそうで。
期日が読み取れなかったんですが、どういう条件だったんだろ?
もしかして戦争に勝つことが条件だったとか??
寄贈者の氏名が書かれていたのでここには載せませんが、日本の占領地で発行された紙幣なんかも興味深かったです。
日本政府発行のペソとかドルとかね。
こういった財産の類は引き揚げの際に日本に持ち込めなかったんだとか。
今でも税関に保管されていて返還業務を行っているとのことですが、今更返されてもただの紙屑なんでしょうね。
それとも何かしらの形で現在の日本円に交換してあげるのかなあ?
ただの紙屑なら要らないってことになればぜひ僕が引き受けたいですけどね。
と言うか、古銭商にでも買い取らせて現金化した方が遺族も喜ぶんじゃないかと。
この公園内に経つモニュメントが18メートルだそうで、これがまさにガンダムサイズということになりますね。
直ぐ近くにある実際の引揚地点です。
来た道を引き返し再度南下しますが、スイカを店先に見かけてUターン。
とは言ってもまだこの時期だとスイカは高いですね。
折角立ち寄ったのでこちらをお買い上げ。
トマトは直ぐに車内で食べたのですが、ちょっとイマイチだったかなあ。
残りは持ち帰ります。
母用のかぼちゃが当たりだといいのですが。
時間に余裕があったので橋を渡って大島まで足を延ばしてみます。
この旅行中に良く見かけますがアジサイがきれいです。
何となく寄った展望台です。
最上部にはこんなので上るって珍しいですよね。
前日訪れた黒島が良く見えました。
大島からさらに西に進んで北緯33度の展望台へ。
直ぐ近くに島が見えますし、最果てという感じではないですね。
自撮り台がありましたが利用しませんでした。
これはタイでしょうか??
お菓子屋さんに寄ってみますが寂れており。
店員は居ましたが「いらっしゃいませ」すら言わず。
試食ができたら買ってみても良かったんですが、空になっていて。
補充する気もなさそうだし、完全にやる気なしで。
一方で店先に居た猫はニャーニャー鳴いていて、寧ろこっちの方が仕事しているような。
日曜だというのにレストランもやっていないし、こんなんでいいの??
お昼はこちらで。
炙り入り海鮮丼を美味しくいただきました。
驚いたのはアラ汁の大きさ。
美味しかったですし、これで200円はお値打ちですね。
食事中車を停めさせてもらっていた(勝手にですがw)のでスーパーでお買い物。
地元の焼酎があったのでお買い上げです。
島限定ということも無いんでしょうが、少なくとも東京じゃ買うのが難しそうな銘柄です。
長崎は壱岐もありますし麦焼酎のイメージですがサツマイモもよく採れるようで。
敢えて芋焼酎の方を選んでみました。
断酒が明けてからにはなりますが飲むのを楽しみにします。
GoogleMapでたまたま見かけた中浦ジュリアン記念公園へ。
小さっ、と思ったのですが、少年の等身大だとしたら納得です。
彼が立つ下の建物が簡単な資料館になっており人生を振り返ることができます。
禁教後も布教活動を続けて穴吊りの拷問を受けても屈せず殉教したんだとか。
そして福者に列せられております。
最終的に棄教した千々石ミゲルとは正反対の人生だったみたいです。
良し悪しは分かりませんけど、多感な少年期をヨーロッパでともに過ごした同士がこうして違う人生を歩むのは実に興味深いですね。
その後あまり目ぼしい観光地も無く、予約していた14時半より1時間も早く大野集落に。
ダメ元で大野教会に来てみました。
建物の周りの手入れをしていた男性から声を掛けられて「東京から来た」と伝えると、「予約している・・・」と訊かれたので「そうだ」と答えると丁寧に案内をしてくれました。
この大野教会は中に入れないのですが、窓が開いているので見学することはできます。
率直な印象として、学校の教室みたいな印象です。
ここ大野教会は常駐の司祭が居らず、これから訪れる出津教会から出張してくるとのこと。
しかも年一回だけなんだとか。
つまり年一回しかミサが開かれない教会ということになります。
この男性は協会が建てられたときの信者から数えて4代目なんだとか。
5代目も6代目もクリスチャンではあるみたいですがこの土地には住んでいないと。
今後の教会の管理はどうなっていくのでしょうか。
しっかり説明を聞くことができましたし、今後についての心配もあったので500円を寄付しました。
まあ返礼品目当てというのもありますけどね。
この案内してくれた男性の話に出てきた屋敷跡に行ってみます。
中でお祈りできるようになっていました。
「セバスチャン」ではなく「バスチャン」って変わっているななんて思っていて。
これは後で知ることになるんですが、このバスチャンは日本人だそうです。
こちらはドロ神父。
フランスの方です。
15時に予約していた出津教会はほぼ時間通り。
こちらの案内は女性でしたが、ここでも丁寧に説明してくれました。
ただ、教会の説明というよりはドロ神父の偉業に対しての説明が主でしたかね。
この方の曾祖母は実際にドロ神父に対面しているそうです。
どういう人かよく知らなかったのですが、禁教明けに来日して潜伏していたキリシタン達にまずはこの出津教会を建てて。
それからいろいろな産業を支援して貧しさから抜け出させたそうです。
私財を投げうってということで素晴らしいですけど、何でそんなに裕福だったんでしょうかね??
何れにしましてもその後フランスに一度も戻ることなく日本でお亡くなりになったそうです。
この後このドロ神父の記念館と、歴史民俗資料館に行ったのですが前者は写真撮影可だが個人利用のみ、後者は撮影自体不可だったので割愛します。
この資料館でその存在を知った枯松神社に行ってみます。
その参道で見かけた立派な蟹です。
あまり水気が無いところなのでビックリしましたけど、何ていう種類の蟹でしょうか??
本来キリスト教のようですからお賽銭というのが正しいのか分かりませんけど、賽銭箱に投入して手を合わせておきました。
よく分かりませんが、拍手は止めておきましたが。
この後はドライブ。
Google先生の提案には従わず海沿いの国道207号を進みます。
結果的に空いていて正解でした。
ここで示すのは控えますが個人的に気になった場所に立ち寄ってから、最後の晩餐は前回も今回も空振りしているこちらに。
汁気たっぷりのカツ丼です。
事前情報が無かったらビックリしていたかもしれませんが、かなり甘めの味付けでした。
まあでもボリュームもありましたし美味しかったと思います。
最後の給油前にこちらの写真を。
スタート時のオドメーターは37,426km。
ですから走行距離は270km。
思っていたより長距離になりました。
満タン給油で15.24Lでしたから燃費は17.7km/L。
ここに示されている平均燃費より悪いですが、そもそもの借り出し時のガソリン量が不明ですからね。
まあ、そこそこアップダウンのあるルートを考えるといずれにしてもそんなに悪くない数字じゃないかと思います。
この後一つローカルのスーパーに寄ってみるもピンと来ず。
株主として気になったドン・キホーテに。
土産物的なものは買いませんでしたが、これからの長い夜に備えて軽食と飲み物を購入。
レンタカーの返却はあっさり終了です。
さあ、長い夜の始まりです・・・。