2024年 2月 つれづれに Part1 | 懐かしエッセイ 輝ける時代たち(シーズンズ)

懐かしエッセイ 輝ける時代たち(シーズンズ)

懐かしい’60s’70s’80s
ひときわ輝いていたあの時代の思い出のエッセイ集です。
毎週土曜日更新予定です。

今日は。
 ジェイムス・テイラー(リンク)が2024年4月6日に一夜限りの来日公演が決定していました。
先日公演したビリー・ジョエルといい、一夜限りではもったいないですね。

 〇【JAMES TAYLOR/ジェイムス・テイラー】米国を代表するシンガーソングライター、一夜限りの来日公演決定!
   https://www.youtube.com/watch?v=sIu_msni97A&t=5s
 ジェイムズのコンサートに行きたいな!

 


 今回はふと感じていることを書きたいと思います。

<2024年2月 つれづれに Part1>
●ジョニー・ミッチェル

(写真:CD)
 さてジェイムス・テイラーの昔の彼女だったジョニー・ミッチェルのニュースです。
なんと、2月4日にロサンゼルスのクリプト・コム・アリーナで開催されるグラミー賞授賞式に初演奏するというのです。

(ブログの公開が遅れ、もしから既に終了してるかも・・・)
「ジョニー・ミッチェル アット ポート」が「最優秀フォーク アルバム」にノミネートされています。

 このアルバムは、2022年7月24日に開催された「ニューポート・フォーク・フェスティバル」最終日にサプライズ出演し、この時の模様を収録したものです。
その中から「 Both Sides Now (青春の光と影)」を聴いてみましょう。


 〇Joni Mitchell – Both Sides Now (Live at the Newport Folk Festival 2022) [Official Video]
      https://www.youtube.com/watch?v=jxiluPSmAF8&t=17s

 ゆったりしたJazz調の曲になっていて、良い感じです。
10数年前から原因不明の難病に冒され、音楽活動の停止を余儀なくされていた元女王が復活したようです。嬉しい限りです。

●永井豪
●『劇場版 マジンガー Z / INFINITY』
 1月の能登半島地震で輪島にある永井豪記念館ですが、火災で建物は消失していますが、館内にあった原画や原稿は奇跡的に無事だったといいます。
 
〇全焼した永井豪記念館 館内の原画やフィギュアは燃えず 輪島
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240125/k10014334771000.html

 


 ところで、永井豪の代表作の一つと言えば『マジンガーZ』です。
能登半島地震の応援ため、「東映アニメーションミュージアムチャンネル」で『劇場版 マジンガー Z / INFINITY』を期間限定で公開しています。
1月26日(金)20時から2週間の期間限定です。
ぜひ多くの方々にご覧になっていただきたいと思います。

 〇【期間限定】『劇場版 マジンガー Z / INFINITY』能登半島地震 復興応援配信【公式】  

 

 

  https://www.youtube.com/watch?v=FBgLdHv3mBo

 ウイキペディアによりますと、この作品は日本では2018年1月13日に劇場公開されました。
日本より先行して2017年10月28日(現地時間)に「第12回ローマ国際映画祭」でワールドプレミア公開され、イタリアでは10月31日、フランスでは11月22日に劇場公開されています。

 この作品に今回も、32分頃、Dr.Hellが登場します。
Dr.Hellは人類から幾ばくか「光子力」を徴収することによる人類との「共存共栄」を突如提案します。
これは人類の弱点の「多様性」をついたものでした。
人類はDr.Hellの読み通り、進め方を決めることができません。
(このことは現在のロシア-ウクライナ戦争やイスラエル-パレスチナ紛争への国連の対応に似ているようにも思えます。)
ですが、最後には、この難問題に、人類一丸となって対応します。

能登半島の復興を祈念しています。
 
●永井豪「グレンダイザー」復活、新アニメ「グレンダイザーU
 『劇場版 マジンガー Z / INFINITY』の先行公開されたイタリア、フランスでは永井豪は日本以上に熱狂的に支持されています。
フランスでは、70年代?に『マジンガーZ』の主人公・兜甲児も登場するアニメ『UFOロボグレンダイザー』が大ヒットしました。
フランスでは「ゴールドラック」という名前でした。
その続編のアニメ『グレンダイザーU』が2024年に放送決定しています。
キャラクターのデザインは『エヴァ』貞本義行、音楽は田中公平


 https://www.famitsu.com/news/202308/05312351.html

 

 


 〇TVアニメ「グレンダイザーU」第1弾PV/2024年放送開始!


  https://www.youtube.com/watch?v=-5l8hvO_1X8&t=14s
 
●コーヒー ブレーク

 


 2024年の毎月の月初めは、大瀧詠一のアルバム「ナイアガラカレンダー」から当月曲を紹介する計画でした。
2月は『Blue Valentine's Day』です。

 〇大滝詠一 Blue Valentine's Day


  https://www.youtube.com/watch?v=_q8YgaHV0SI

 

●マンガはカルチャー?
●政府による漫画文化奨励
 最近、色々な分野で少し、マンガに偏りすぎてるように感じてなりません。
例えば政府。
政府は、やっきになってマンガやアニメのコンテンツを活用しようと、コンテンツ産業を国策に押し上げました。
岸田首相は漫画文化を奨励する方針を表明し、基金を設立し、長期的に支援をしていく計画が進んでいるます。
マンガはサブカルチャーが一番いいと感じている僕には、利用ばかりしないで、ほっといてくれと言うのが、本心です。

 例えば図書館。
学生が図書館に来館し易くし、一般の読書の機会を増すように、図書館にマンガ本を配架しよとしてる図書館が見られます。
これはまだ理解できます。

●「マンガ読書感想文」
が、昨年「マンガ読書感想文」コンクールなるものを見つけてビックリしました。
多数のコミック出版社の協力を得て全国の小学生・中学生・高校生を対象に開催いているといいます。 
  〇マンガ読書感想文2023
   https://www.manga-kansoubun.jp/

 

 

「マンガを用いて子どもたちの学習や読書を楽しむための入り口に繋げたい」という目的だといいます。
2022年度このコンクールは12,131通の応募があったといいます。
手段を通り過ぎていて、これはやりすぎのようにも思えます。
  
●マンガ原作とするテレビ番組・映画
  また、漫画を原作とするテレビ番組・映画が多すぎるとは思いませんか?
 最近の作品でしたらNHKテレビ番組の『正直不動産』『大奥』、そして映画『キングダム』
 
参考に映画の状況を見てみましょう。
本当は作品リストを見られればいいのですが、ヒット作状況見てみます。

 〇2023年の映画興収ランキング TOP10

 

https://toyokeizai.net/articles/-/721116?page=2

1.THE FIRST SLUM DUNK 157億円
2.ザ・ス―パーマリオブラザーズ ムービー 140.2億円
  日本とアメリカ合衆国の合作による、2023年のコンピュータ・アニメーション映画。

3.名探偵コナン 黒鉄の魚影 138.3億円
4.君たちはどう生きるか 86.1億円
5.キングダム 運命の炎 56億円
6.ミッションインポッシブルデッドレコニング Part1  54.3億円
7.ゴジラ-1.0  50億円以上  監督・脚本・VFX - 山崎貴[7
8.ミステリと言うなかれ(漫画:田村由美) 47.4億円

 


 

9.劇場版 TOKYO MER  ー走る緊急救命室 45.34億円
 2021年7月4日から9月12日までTBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。
 2023年4月28日には続編となる劇場版が公開された。

10.映画 ドラえもん のび太と空の理想郷 43.4億円


「TOP10」を見てみると7作がアニメ作品とマンガが原作となっています。

 参考)2023年の映画興行 日本映画製作者連盟 1月30日発表
   2214億円(前年比3.9%増)
  100億円越の作品が3本以上は6回目。
  いずれもアニメは今回初めて。

 


 そこに、『セクシー田中さん』の原作者が自殺するという事件が起こりました。
詳しい過程を僕は知らないので、ここではコメントは控えます。
ですが、マンガ家にとって作品は子供同然だと思います。
テレビドラマ化するのでも、映画化するにでも、製作者は漫画家と作品に尊敬と注意を払うべきだと思います。
漫画家の実写化に際しての事件というと、白土三平の代表作の一つの『ワタリ』の実写化を思い出します。

 


 

悪の悪の描き方がちがうと、白土は激怒し、次にテレビ化が予定されていた『ワタリ』を許可しませんでした。
 
調べてみたら、こんな記事を見つけました。
  〇意外と多い? 原作者が「激怒」したマンガの実写ドラマ 「作品を守る」行動を起こした作家も

 

 

●2024年度マンガ1万5千冊をそろえた図書館オープン
 先ほど話題になった図書館の話をもう一つ。
群馬県 太田市に 2024年度マンガ図書館がオープンします。
新田図書館のリニューアル工事として進められています。
よく記事を読んだら、「マンガ図書館」ではなく、大量のマンガ本を蔵書する図書館なんですね。
所蔵冊数は新田図書館の18万冊から大幅に増加し、22万冊になり、漫画本の数は2500冊から6倍に増え1万5000冊からスタートするといいます。
慌て者の僕は「マンガ図書館オープン」と誤解していました。

 

 

 調べていたら、同じ群馬県のみどり市立図書館に既にマンガが約1万2000冊があり、現在では、県内最多だといいます。
市学習文化課は「子どもから大人までが楽しめる幅広いジャンルの漫画本をそろえて利用促進につなげたい」としています。

 できれば図書館なので、冊数ではなく、どのように価値あるマンガを提供できるかを考慮して欲しいものです。