僕の、日本の三大アコギ ギタリスト:Part1 | 懐かしエッセイ 輝ける時代たち(シーズンズ)

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懐かしい’60s’70s’80s
ひときわ輝いていたあの時代の思い出のエッセイ集です。
毎週土曜日更新予定です。

 今日は。
 東急百貨店本店が建物の老朽化が進むなか、渋谷の再開発の一環として、1月31日に閉店しました。
昭和42年に開業したこの百貨店は、西武百貨店ともに、渋谷に文化を発信し続きてきました。
東急渋谷駅が地下にもぐったり、渋谷はこれからどんな顔を見せるのでしょうか?


<僕の、日本の三大アコースティック      ギタリスト:Part1>


●イントロダクション


●三大ギタリスト
  嘗て「3大ギタリスト」の一人と言われたジェフ・ベックが今年1月に亡くなりました。
言わずがな、「3大ギタリスト」はエリック・クラプトンジミー・ページ、ジェフ・ベックです。
勉強不足でしたが、三人とも、「ヤードバーズ」出身なんですね。
ですから、「ヤードバーズ出身の三大ギタリスト」というのが正確なのかもしれません。
いつのまにか「「ヤードバーズ出身の」がとれて、「三大ギタリスト」が独り歩きしてしまったのかもしれません。
というのも、この三人の実力はいうことなしですが、ロック界に他にも、綺羅星の如く凄腕のギタリストがいますから。

 三大ギタリストは、リードギターの名手です。
僕には、どちらかというと、ギターといったら、アコースティック・ギター(アコギ)です。


●アコースティック ギタリスト

●アコースティック ギター
 エレキを使わない、ギターとはいえ、クラシック(ガット)・ギターと、フォークギターを中心とするアコースティック ギタリストは異なります。
 クラシック(ガット)・ギターは、もともと『アルハンブラ宮殿』『アランフェス協奏曲』ロドリーゴ)等クラシック曲を弾くのに適したギターです。

(もちろん、クラシック以外のポップスにも使われます。)

 

 〇猪居 亜美 Ami Inoi - アルハンブラの想い出 Recuerdos De La Alhambra

   

 

 

   https://youtu.be/QVT-iIioRhg

  〇JOHN WILLIAMS. CONCIERTO DE ARANJUEZ.

    ロドリーゴ: アランフェス協奏曲

   

 

   https://youtu.be/WQKrVbvUEhY


 フォークギターを中心とするアコースティック ギターはそれこそ、フォークソング、ブルース、C&Wいろいろな曲に使われています。

 
 ところで、アコースティック ギター(アコギ)の使い手には、どんな人がいるでしょうか?
 アコギの、名手と言ったら、僕的には、米国では、ポール・サイモンジェームズ・テーラースティーブン・スティルスそしてジョニー・ミッチェルでしょうか?
英国では、バート・ヤッシュジョン・レンボーン

 

 〇Simon & Garfunkel - Angie

  

 


   https://youtu.be/DboCBmjuBxg

 
 
 そうだ、「アコギ」といったら、ザ・バーズクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング(CSN&Y)のメンバーだったデヴィッド・クロスビーも今年1月18日、81歳で逝去していました。ご冥福をお祈りします。
 
 〇Deja Vu CSN&Y

  

 


  https://youtu.be/YCs6Tpd5sFQ

●日本のアコギ ギタリスト
 日本にもアコギの使い手はたくさんいます。
フォーク系のシンガー・ソングライターは、ピアノの弾くユーミンなどを除いて、殆どギターを使いますので。
『友よ』岡林信康『受験生ブルース』高石ともや『帰って来たヨッパライ』フォーク・クレセダーズ加藤和彦小室等かぐや姫井上陽水吉田拓郎、 さだまさし
ここら辺は、僕の「私的日本フォーク伝」を見てください。


 そんな中、日本の、それも日本の「三大 アコギのギタリスト」はだれでしょう?
ここ数年考えていて、答えがでないでいました。

少し前に、「ウイスキー サントリーCM編3」(リンク)で、菅原進『琥珀色の日々』について書きました。

 〇菅原 進「琥珀色の日々」 

  

 


      https://youtu.be/4r7n90nwops

この曲の編曲とギターは、ギタリストの安田裕美だといいます。
ここで僕は、はっとしました。

●僕の、日本の三大アコースティック・       ギタリスト

 ここ数年考えていた、日本を代表するアコースティック・ギタリストは誰だろうという疑問の答えをもらったからです。

それは、まず、石川鷹彦
そして、吉川忠英
ここまでは、直ぐに出てきました。

中々出てこなかった三人目のギタリストがここで揃いました。
安田裕美は、ただ残念なことに、約3年前に他界されていました。


 ●ギタリストの安田裕美さん死去 サントリーCMなど編曲
  

 

 


三人とも、ギタリスト、編曲家そして作曲家です。

三人には特色があります。
あえて僕なりに表すと、

「ユーミン・(山下達郎)を支えたギタリスト:吉川忠英」
ジェームズ・テーラーが好きなこの人は都会の味がします。

 〇ユーミン 「やさしさに包まれたなら」
  Embraced In Softness / Yasashisa Ni Tsutsumareta Nara
   https://youtu.be/9hM4FbVlMaU

 〇山下達郎 「潮騒」

   

 


  https://youtu.be/JLi3s2E9d8k
  
「陽水・小椋佳を支えたギタリスト:安田裕美」
不協和音が特色のこの人のギターは、硝子のように繊細です。

 〇井上陽水 「帰れない二人」

  

 


  https://www.youtube.com/watch?v=Y-zYeL3982o

 〇中村雅俊 「盆帰り」(小椋佳 作詞作曲)

  

 


  https://youtu.be/Dmjw1jk-V2s

そして「アコギの帝王:石川鷹彦」
 特に、ナッシュビルチューニングの曲が特徴的ですね。
正にナッシュビルは、カントリー&ウエスタンのメッカで、土臭い感じです。

 〇二十二歳の別れ 伊勢正三

  

 

 


 〇あのすばらしい愛をもう一度 加藤和彦&北山修

   

 

 


   https://youtu.be/f2Tfq9dpXLg

 〇リンゴ 吉田拓郎
  https://youtu.be/LdRbS4Lc_AM
  
  
 吉川忠英は、その名前を時折聞きますが、最近石川鷹彦をテレビ等のメディアで見ません。
  心配です。

今後、この三人を今後、順次書いていきたいと思います。