気ままな日常を綴っています。 -3ページ目

気ままな日常を綴っています。

いつか静かに消える時まで。。
一人静かに思いのままに生きたい。。

(物語)

クトゥーゾフ はぐったりした目でデニーソフを見守り、腹立たしげに両手をベンチから離すと、腹の上に組んで、相手の言葉を繰り返しました。

「祖国の安泰の為に❓何だね、そりゃ❓言ってみい。」

デニーソフは娘の様に顔を赤らめて、臆する気色も無く、スモーレンスクとヴャージマの間で敵の連絡線を分断するという自分の作戦計画を開陳し始めました。

デニーソフは、その地方に住んでいた事があり、地形に詳しかったのでした。

彼の計画は疑いも無く良いものに思われたし、特に彼の言葉にこもっている確信の強さによれば、それは間違いない様に思われました。

 

クトゥーゾフ は足元に視線を落とし、時折ちらと隣家の庭へ目をやりました。

彼はそちらから何か不快なものが現れるのを気にしていました。

果たして、彼が時々目をやっている隣家の陰から、デニーソフの弁舌の途中に、書類鞄を小脇に抱えた1人の将軍が現れました。

「どうした❓もうできたのかな❓」と、デニーソフの話の半ばにクトゥーゾフ は言いました。

「できました、閣下。」と、将軍は言いました。

クトゥーゾフ は、『こんな事がそんなに早く1人で出来る訳あるか』とでも言いたげに、頭を振りました、そしてそのままデニーソフの述べるのを聞いていました。

 

「ロシア士官の名誉にかけて誓います。」と、デニーソフは言いました。

「私がナポレオンの後方連絡を分断します。」

「主計長の木リール・アンドレーエヴィチ・デニーソフは、君の親戚かな❓」と、クトゥーゾフ は彼を遮りました。

「伯父であります、閣下。」

「ぼう❗️ありゃ、わしの仲間でな。」と、クトゥーゾフ は愉快そうに言いました。

「よし、よし、君、司令部に留まりたまえ、明日ゆっくり聞こうじゃないか。」

デニーソフに一つ顎をしゃくると、クトゥーゾフ は顔を回して、コノヴニーツィンが持って来た書類に手を伸ばしました。

「お部屋に入られた方がよろしくありませんか、大公爵閣下。」と、当直の将軍が不服そうな声で言いました。

「計画書を検討しなければなりませんし、署名を頂かねばならぬ書類もありますので。」

戸口から出て来た副官が、室内の用意が出来た事を伝えました。

しかしクトゥーゾフ は、部屋に入るのは仕事から解放されてからにしたいらしい様子でした、彼は渋い顔をしました。

「いや、君、テーブルをここへ持って来させてくれ、わしはここで見る、君は待っていたまえ」と、アンドレイ公爵を見ながら言いました。

アンドレイ公爵は、階段の所に残って、当直の将軍の話を聞いていました。

 

報告の間、アンドレイ公爵は、入り口の扉の内側に、ひそひそ囁いている女の声と、絹の衣装の鳴る音を聞きました。

扉の陰に、薔薇色の衣装をつけて、藤色の絹のプラトークで頭を包んだ頬の赤い、美しい、太った女が、総司令官を待っているらしく、盆を捧げて立っているのを認めました。

あれはこの家の主婦で、司祭の妻で、大公爵に歓迎の塩とパンを渡す事になっているのだ、とクトゥーゾフ の副官が小声でアンドレイ公爵に説明しました。

彼女の夫は十字架を捧げて寺院で大公爵を迎えましたが、彼女は家で。。「実に優しい女ですよ。」と、副官は笑いながら付け加えました。

 

クトゥーゾフ はこの言葉にじろりと振り向きました。

クトゥーゾフ が当直の将軍の報告(この報告の主要事項はツァリョーヴォ・ザイミンチェ付近の陣地に対する批判でありました)を聞いていた態度は、デニーソフの作戦計画を聞いていた時と同じであり、それは7年前にアウステルリッツで作戦会議を開いていた時のあの態度と同じでした、即ち、聞こえるから、というに過ぎないものでした。

当直の将軍の報告には、クトゥーゾフ の関心を引いたり出来るものは何も無いばかりか、もう聞くまでも無いすっかり承知している事でしたが、聞かねばならぬ事が明らかだったからでした。

 

デニーソフが述べた事は全て要を得ていて、賢明でした。

当直の将軍が報告した事は、それよりもさらに要を得て賢明でした。

しかし明らかに、クトゥーゾフ は知識も知力もべっ視して、事態を解決しなければならぬはずの何か他のものがある事を知っていました。

知力や知識とは関わりの無い何か他のものでした。

アンドレイ公爵は、総司令官の顔の表情を注意深く見守っていました。

そして、彼がそこに捉える事が出来た唯一の表情は、退屈と、扉の内側で女のささやきが何を言っているのか、という好奇心と、礼節を守らねばという慎みの表情でした。

 

また、クトゥーゾフ は、知力も、知識も、デニーソフが吐露した愛国的感情さえも蔑視していましたが、彼は自分の老練と人生経験によってそれらを蔑視していたのでした。

この報告に対して、クトゥーゾフ が与えた命令は、ロシアの略奪行為に関するものが1つだけでした。

当直の将軍が報告の終わりに1通の命令書に大公爵の署名を求めました。

それは、地主の要請により、刈り取った青い燕麦に対する料金を各部隊から徴収するという通信でした。

クトゥーゾフ はそれを聴き終えると口を尖らせて首を振りました。

「ペチカ行きだ。。火にくべたまえ❗️わしはそれを命令もせんし、許しもせんが、罰金も取れんな。仕方の無い事だ。薪を割ればーー木っ端は飛ぶものよ」彼はもう1度その通告を見ました。

「なるほど、ドイツ人の細かさか❗️」と、彼は首を振りながら、言いました。

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(解説)

はい。

総司令官になったクトゥーゾフの、周囲の者の言い分に対する反応を描きながら、彼の人となりを表現している部分だと思います。

まず、熱血漢で怖いもの知らずのデニーソフ軽騎兵大佐の作戦を聞いてあげます。

特に彼の作戦を良いとも悪いとも発言せずに、デニーソフの伯父とは仲間だった事を知り、司令部に留まるよう言います。

 

次に当直将軍の報告を聞きます。

その報告の内容は、クトゥーゾフがすっかり承知していたものなのでしたが、報告は聞かねばならないと眠そうに聞いています。

そして、彼は、報告者達が重要視している知力や知識ではなく、戦争というものは経験が物を言うのだと思っています。

そうです、アウステルリッツでも、『敵はこうあるはずだ』と言うあらかじめナポレオンからインプットされた知識に基づいた計画は何の役にも立ちませんでした。

「その瞬間」の経験による即効的で適切な判断とその判断の正確な伝達こそ全てだと、クトゥーゾフ は考えているようです。

 

そして、当直将校は最後に、1通の命令書にクトゥーゾフ の署名を求めます。

それは、地主の要請により、刈り取った青い燕麦に対する料金を各部隊から徴収するという通信でした。

この命令書は、おそらく先のドイツ人の総司令官(バルクライ・ド・トリー)の息がかかった命令書だったのでしょう。。

クトゥーゾフ は、この命令書がナンセンスで火にくべよ、と怒ります。

そうです、戦時中という緊急下に於いて、有償で徴収している場合では無いだろう。。という事だと解釈します。

命を捧げている兵士達や巻き添えを食った住民達が大勢居て、その人達が何の見返りもなく国家に捧げているのに、兵士達の食料として麦を供出するに際して金をよこせ、は無いだろう。。そんなスケールで物を考えているドイツ人なんかとやっとられん❗️、と解釈します。

 

お早うございます♪  今朝は、令和8年2月4日の日記です♪

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こんばんはー♪ 現在17時16分です。

今日は福岡市特有のどんよりとしたお天気ですが、まだまだ明るいです。

室温13.1度。湿度46%です。

 

昨夜は18時半に寒さと電気ストーブの暑さで早々にお布団に入ってしまい、そのままあの世に行ってしまいました。

起きたのは午前0時過ぎです。

ブログフォローチェックとコメント関連をして、しばらく本業関連の動画を見ていましたが、午前2時過ぎに再入眠、起きたら

結構な時間でした💦(5時35分)

 

今朝は、9時からマンションの消防点検がありますので、身支度をして、部屋の中の荷物をできるだけ片付けて、レンジと流しを念入りに掃除しました。

まあまあスッキリしました。

 

それから英字新聞をやっつけていました。

主に英単語とか言い回しを調べていました。

今日は『ローマのトレビの泉』の領域に入るのに入場料を課すという部分でした。

2ユーロらしいですけれどね。でも良いんじゃない❓修理とか掃除もするんだろうし。。とか思いながら眺めていました。

円高の時代は20万くらいで行けたのでしょうが、今はもう50万ちゃあ言わない位掛かるのでしょうかね。。

もう、なるべく世界を見て回りたいなんて年齢でも無くなったので、どうしても行きたければそれ相応のお金を払ってなるべく疲れないように行くかもしれませんけれどね。

でもね、まだ10年は、何処かに行ってみる。。という希望は捨てたくないですね(^。^)

じゃないと、なんかだんだん疲れた人になってしまうみたいで。

最近の早寝も、『戦争と平和』で気合いが入ってたのが抜けた。。。ていうのもあるのですよね、きっと。

なんか身の丈よりも背伸びしなければならない課題が早急に要求される所かもしれないですね(^。^)(^。^)(^。^)(➡︎わかりませんけれど。)

 

で、朝ごはんは、せっかく掃除したレンジや流しが汚れるというか洗い物を出したくないので消防点検の方がお帰りになってから食べよう。。と思っていました。

ところが。。点検にめちゃくちゃ手間がかかってしまって💦

まー。細かくは書きませんけれど、結局、2重3重に警報が鳴るシステムなので、1個ならなくても大丈夫(最初はえっ❓と思ったのですが、理由が納得できたので)という事で、結局1時間半くらい落ち着かない状態でした。

 

という訳で朝ごはんはキャンセルになりました。

今日は15時半から決算が1社あるので、早めに遊びに行こうかな。。と思いました。

15時には自宅に帰る。。という計算でお昼は昼マックにする事にしました。

11時半に自宅脱出❣️

テリヤキバーガー(レモンソース抜き)の昼マックです。

 

しかし。。

ここでも相当集中力散漫で、『ベン・ハー』はようやくノルマまで読んだ。。程度でした。

地下牢獄に8年間閉じ込められていたベン・ハーのお母さんと妹のティルザが、憎っくきグラトス提督が更迭され、新しい提督に代わったので、この新しい提督の温情(❓冷酷な人間みたいですけれどね)で釈放されたのです。

でも、この2人はライ病に侵されていて。。ベン・ハーには近づけません。

ベン・ハーは、晴れてエルサレムの我が家(ローマ皇帝のものになっているが、管理人として昔からの召使いのマルタが守っていた)を訪れてマルタと再会するのですけれどね。。

街に買い物に出ていたマルタは、ハー家の奥様とお嬢様がライ病になって墓場の近くの洞窟(ライ病患者はここにしか住めない)に住んでいるらしい。。と聞きつけるのです。

でも、マルタは、それをベン・ハーには言わない方が良い、自分が奥様とお嬢様に毎日朝晩食事と水を届けることにするのです。

だって、ベン・ハーの性格上、2人に触れない訳がないから。。つまり、ベン・ハーをライ病感染から守ろうとしたのですね。

 

ああ。。これは凄いですね。。

自分だって感染の危険性が高いのに、あえて危険な仕事をしてご主人様に忠義を尽くすって。

それにエルサレムの人々の信仰心の強いことったら。

物語だから綺麗に描いているとは思いますが(物語だから、人間のむき出しの感情を描く作家も居ますけれど)、ライ病に感染したお母さんは、やっぱり絶望しても人間というか神のような品格を滲ませているのですよね。

誇りすら感じられます。

なんか。。自分なんか直ぐに言葉は汚くなるし、もう大概歳だから良い加減見習わにゃ〜と思った事ですよ(^。^)

 

外は空気は冷たかったのですが穏やかでしたね。

白薔薇が綺麗だったので逆光ですがお写真を撮影しました。

 

帰宅後にお花に水やりをしました。

なんか。。8階の方が空気が暖かい感じがしましたね。

春霞の匂いもします。

 

レモン色のパンジーが手の平位の大きなお花を咲かせていました✨

今年は全員無事成長を続けています♪

 

夕ご飯は、大根のお粥と昨日の残りの塩鯖をいただきました。

美味しかったです✨

 

今日はこんな感じです。

あと1時間はノート整理をして寝ようかな。。と思います。

あ。。決算は良かったです(^。^)(^。^)

 

それでは、今日も良い一日をお過ごし下さいね💞

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(余談)

Japanese retail giants Seven & i Holdings Co. and Aeon Co. enjoyed consolidated operating profit growth for March-November 2025, according to their earnings reports released on Thursday.

本日2026年1月8日に発表された決算報告によると、日本の小売大手であるセブン&アイ・ホールディングスとイオンは、2025年3月から11月までの連結営業利益を増加させました。

  Japanese retail giants:日本の小売り大手

  enjoyed consolidated operating profit growth:連結営業利益の成長を享受した

  consolidated:連結された、統合された、強化された(形容詞)

  営業利益:operating profit、operating income

  earnings reports:決算報告書、業績発表

 

Seven & i's operating profit rose 3.1 pct from a year before to 325 billion yen, thanks to sales growth at its domestic convenience stores, primarily Seven-Eleven Japan Co. The growth was fueled by the group's initiatives to boost sales of counter items, such as fried food.

Seven & i Holdings 株式会社の営業利益は、主に株式会社セブン‐イレブン・ジャパンなど国内コンビニエンスストア事業の売上高増加により、前年同期から3.1%増加し、3,250億円となりました。この増益は、揚げ物などのカウンター商品の売上を伸ばすためのグループの取り組みに牽引されたものです。

  primarily:主に、第一に、もっぱら(副詞)

   fuel:…に〉まきをくべる,燃料を供給する.焚きつける(他動詞)➡︎燃料(名詞)

  initiative:手始め、率先、独創力、企業心、進取の気性、主導権(この場合可算名詞として使用)

  boost:〈…を〉押し上げる 〈up〉(他動詞)

   fried food:揚げ物、炒め物

 

  "We want to recover the number of customers by regularly implementing high-impact measures," Seven-Eleven Japan President Tomohiro Akutsu said at an online financial results briefing that day.

「大規模な施策を定期的に実施することで、顧客数を回復させたいと考えています」と、セブン-イレブン・ジャパンの阿久津知洋社長がオンライン決算説明会で述べました。

  regularly:定期的に、規則正しく、いつものように(副詞)

  implementing:動詞「implement」の現在分詞形で、計画や決定などを「実行する・実施する・導入する」という意味

  high-impact measures:大きな影響を与える施策

  briefing(ブリフィング):説明会、重要な情報を簡潔にまとめて伝える報告や説明

(物語)

ボルコンスキーとデニーソフは、哨兵の分隊が整列している門の側へ歩いて行きました、すると小柄な栗毛の馬に跨って通りをこちらへ進んで来るクトゥーゾフ の姿が見えました。

おびただしい数の将軍達がその後に従っていました。

バルクライは彼と馬首を並べるようにして進んで来ました。

士官達の群れがそれを取り囲むように馬を走らせて「ウラー❗️」を連呼していました。

クトゥーゾフ は、彼の為に近衛騎兵を主体に精兵を選りすぐって特に編成された分隊の前まで来ると、彼はしばらくの間無言のまま、司令官の鋭い目でじっと彼らを見つめました、それからやおら周りの将軍や士官達の群れを振り向きました。

彼は怪訝そうに肩をすくめました。

「このような精兵達を持ちながら、退却ばかり続けるとは❗️」と、彼は言いました。

 

クトゥーゾフ は馬を進めてアンドレイ公爵とデニーソフの前を通って門内へ入って行きました。

「ウラー❗️ウラー❗️」と、彼の後ろ姿に歓声が上がりました。

アンドレイ公爵が見なかった間に、クトゥーゾフ は一段と太って脂ぎり皮膚がたるんでいました。

クトゥーゾフ は、かすかに口笛を鳴らしながら、庭へ入って来ました。

その顔には総司令官の公的な勤めを終えて一息入れようとする人間の、嬉しそうな安堵の色が現れていました。

彼はようやく、馬からふうっと唸って、下から彼の身体を支えているコサックや副官達の手の中へ降りました。

 

彼は姿勢を直して、細めた目でじろりと辺りを見回しました、そしてアンドレイ公爵に目を留めましたが、気付かなかったらしく、上下動の激しい歩き方で、玄関の階段の方へ歩き出しました。

「フェ。。フェ。。フェ。。」と、彼は口笛を鳴らして、またじろりとアンドレイ公爵を見ました、アンドレイ公爵の顔の印象は、何秒か経ってからやっと、彼についての記憶と結びついた様でした。

「ああ、元気か、公爵、よく来たな。こっちへ来てくれ」と、彼は振り向きながら気だるそうに言いました。

そしてその重みでぎしぎし鳴る階段を苦しそうに登って行きました、彼は襟をはだけて階段の上のベンチにどっかと腰を下ろしました。

 

「お達者かな、お父上は❓」

「昨日、父の死の知らせを受けました。」と、アンドレイ公爵は言葉少なに言いました。

クトゥーゾフ は驚きの目を見張ってまじまじとアンドレイ公爵を見ました。

それから軍帽を脱いで十字を切りました。

「公爵の霊に天国の幸あれ❗️我ら全ての上に神の御意のあらし事を❗️」彼は重い溜息をつくと、そのまましばらく黙っていました。

「私はお父上を愛していたし、尊敬していたのだ。君には心からお悔やみ申し上げる。」と、彼はアンドレイ公爵を抱き寄せると、厚い胸にしっかり抱きしめ、そのまま長いこと離そうとしませんでした。

彼の抱擁を解かれた時、アンドレイ公爵はクトゥーゾフ のたるんだ厚い唇がひくひく震え、目に涙が溜まっているのを見ました。

クトゥーゾフ はほっと溜息をつくと、立ち上がろうとして、ベンチに両手をつきました。

 

「どれ、私の部屋へ行こうか、少し話を聞かせてくれ。」と、彼は言いました。

ところがその時、敵に対してはむろんだが、上官に対してもほとんど臆する事の無いデニーソフが、階段の所で副官達が腹立たしげに小声で制止するのも聞かずに、無謀にも拍車を階段に鳴らしながら、つかつかと進み出ました。

クトゥーゾフ は、ベンチについていた両手をそのままにして、不興げにデニーソフを見やりました。

デニーソフは、官姓名を名乗って、祖国の安泰の為に大公爵閣下に申し上げたき重大な要件があると述べたてました。

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(解説)

特に書くまでもありません。

アンドレイ公爵は、アウステルリッツ以来初めてクトゥーゾフ総司令官と再会を果たすのですね。

クトゥーゾフ は、自分がアンドレイ公爵を総司令部に呼んでいたのに、なかなかアンドレイ公爵に気が付きませんでした。

彼は、おそらくこの時67歳だったと思います。

ようやく、アンドレイ公爵と気付くと、父上のボルコンスキー老公爵の安否を問います。

しかし、ボルコンスキー老公爵はつい最近亡くなったと知り、落胆のアンドレイ公爵を慰めます。

 

もう、父が居ないアンドレイ公爵にとって、クトゥーゾフ は父親の様な存在に見えます。

そういえば、もともとアンドレイ公爵がクトゥーゾフ の副官になったのも、父のボルコンスキー老公爵の口添えの手紙が有ったからだったと思います。

クトゥーゾフ は、自分の部屋にアンドレイ公爵を誘って、話を聞こうとします。

そこへ、怖いもの知らず(敵に対してはもちろん、上官に対しても)のデニーソフが自分の作戦を聞いて欲しいと、クトゥーゾフ に無遠慮に近付いてくるのでした。