<11th Jul Fri>

暑い中、昨日と今日と着物でお出掛け。私だけだとめげますが、仲間がいると頑張れます。

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7月6日はWigmore Hallのイアン・ボストリッジのリサイタルに、彼の大ファンの友人と一緒に又行きました。


コロナでヒマだったので挑戦したイタリア古典やヘンデルは向かないので辞めたようで、今回もお得意のドイツ歌曲(途中で少しドビューシーをフランス語で)。年と共にだんだん声が低くなったのは残念ですが、この日は安定の歌唱で絶好調。

アンコールは短いフランス語のを一曲。今回は有名ピアニストではなかった伴奏で初めて聴く人ですが、彼も上手でした。ここでは固定ファンも多くてほぼ満席でしたが、後ろの方の席でもよく聴こえて、良いコンサートでした。終了後にグリーンルームで一緒に写真も撮れました。

 

次のイアン博士は来年3月3日のミルトン・コートのかぶりつき(→こちら)。楽しみラブラブ

 

 


 

 

 

 

終演後の舞台裏のグリーン・ルーム。

舞台だと照明で深いシワが目立ちましたが、ここではさほど気にならず、いつまでも青年のイメージを保ってくれる素敵なイアン博士。

 

 

ブログを始めてからのイアン様のコンサート記事一覧です。それ以前にも結構行ってますが。

イアン・ボストリッジ& ドロテア・レシュマン  2008年1月 バービカン

イアン・ボストリッジ(内田光子伴奏) 2008年10月 Barbican

イアン・ボストリッジ(パッパーノ伴奏) 2010年5月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ  2010年10月 バービカン

イアン・ボストリッジ、レシュマン、キルヒー、クワストフ  2009年10月 バービカン

イアン・ボストリッジ&イエスティン・デイヴィース 2012年4月 St. John's Smith Squire

イアン・ボストリッジ(冬の旅)  2015年1月 バービカン

イアン・ボストリッジ(シェイクスピア)パッパーノ伴奏 2016年11月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ(パッパーノ伴奏) 2018年12月 バービカン

イアン・ボストリッジ(水車小屋の娘)  2019年4月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ&サラ・コノリー 2020年11月 バービカン

イアン・ボストリッジ(冬の旅/伴奏Aヒューイット) 2022年4月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ(イタリア古曲) 2022年12月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ(ヘンデル)   2023年2月 Queen Elizabeth Hall

イアン・ボストリッジ(シューベルト他) 2024年5月 Wigmore Hall

<7th Jul Mon>

今日は52人が死亡したロンドン都心4箇所同時自爆テロから20年。ほんのちょっとタイミングがずれてたら私も死んでたかもしれず、当時のブログ記事(→こちら)を読み返して色々と思い出しました。

毎日の散歩の楽しみは他所のお宅の前庭のお花で、今はアジサイとラベンダーが盛りですが、毎年楽しみにしてる白とピンクの大きな百合が咲き始めました。我が家も百合は咲いてるのですが、オレンジ色のタイガー・リリーはうんと小さくて見劣りします。

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7月4日はヘンデルの英語オラトリオSemeleを観にいきました。

最近は縁のあるヘンデルの作品を積極的に取り上げてるロイヤル・オペラの最新プロダクションで、演出がOliver Mearsなのでプロダクションには全く期待が持てませんでしたが、ヘンデルは好きだしパフォーマンスは楽しみにしてました。

で、結局やっぱり現代読替えで暗くてダサいプロダクションは嫌いだけど、パフォーマンスは良かったという予想通りの感想に。

 

内容はギリシャ神話で、他国の王子との結婚を控えているのに、トップ神様ゼウスの愛人してるテーベの王女セメレ。数多の人間の娘をつまみ食いしてるゼウスが天上にかっさらうと、「私だけ人間なのは不公平だわ。私も不老不死の神様にして頂戴。私はこんなに美しいんだから」、などという要求をする文字通り神をも恐れぬ自信過剰娘。おまけに嫉妬に燃えるゼウスの妻ジュノーにそそのかされて、「人間に変装したんじゃなくて貴方の本当の姿が見たいの」、と駄々こねるもんだから、さすがの色欲ゼウスも愛想がつきて、セメレは死んでしまう、というお話。

 

もちろん古代ギリシャ風のセットや衣装なわけがないですが、2004年のENOと2010年のアンデア・ウィーン(→こちら)で観たロバート・カーセンのまるでイギリス王室のプロダクションは素晴らしかったと懐かしい気持ちで一杯。

 

Music George Frideric Handel/Libretto William Congreve/Director Oliver Mears/Designer Annemarie Woods/Lighting designer Fabiana Piccioli/Movement DirectorSarah Fahie

 

Conductor Christian Curnyn

Semele Pretty Yende

Jupiter Ben Bliss

Juno Alice Coote

Cadmus/Somnus Brindley Sherratt

Athamas Carlo Vistoli

Ino Niamh O'Sullivan

Iris Marianna Hovanisyan

 

セメレ役のプリティ・イェンデはこれまでにかなり何度も聴いてて、すごく良かった時も何度もあったけど、うーん、今回は調子良くなくて失望。

めっけものはアメリカ人のジュピター役のベン・ブリスで、歌も上手だし長身で顔も良しという稀有なテノール。

ジュノー役のアリス・クーテはいつもにも増して迫力ある声で度肝抜いたし、Wigmore Hallで聴いて気に入ったカウンターテナーのカルロ・ヴィストリも立派なROHデビュー。他の歌手も皆さん上手だったし、Christian Curnyn指揮のオーケストラは期待通りの素晴らしさで楽しめました。

あと2回、舞台横の席から観る聴くのが楽しみ。

 

トーチャンと二人、スマホとデジカメで沢山写真撮りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<1st Jul Tue>

昨日と今日は猛暑で、昨日からウィンブルドン・テニスが始まりましたが、大会始まって以来の暑さだそうです。昨夜は寝室より少し涼しい下の階のソファで寝ました。今夜はもっと暑いだろうから、果たして眠れるかな・・。明日からは涼しくなるようなのでやれやれですが。

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6月25日はエフゲニー・キーシンのリサイタルへ。

ここの新しいギャラリーでジャコメッティの彫刻を観たあと(→こちら)、早めに席に。トーチャンが座ってる最前列のほぼ真ん中鍵盤寄りの特等席が今回も取れました。

 

派手な曲は少なかったけど、キーシンの素晴らしさがわかる堅実な演奏で、これをこんな近くで聴ける幸せをしみじと。トーチャンによると、これが私にとっては29回目のキーシンだそうで、彼が20代の時から聴き続けて今53歳。イメージは変わらないけどお互い年を取ったものだと感慨も深く、かつてはお母様や先生がいらしてたのに、今では奥さんと連れ子たち。

 

今日は珍しい光景もあり、なんと、ハエが一匹ぶんぶん飛んで、キーシンを長い間困らせたのでした。数年前のコンサートでアラーム音が突然鳴っても顔色ひとつ変えず演奏し続けて「一体どういうメンタルしてるの?!」と驚いたことがあるのですが、ハエは嫌なんですね。あのもしゃもしゃ髪にも止まったし、目の前を飛んでるのを彼が目で追って、何回か振り払ったり。その仕草で遠くの席の人にもわかった筈。そのハエは私たちの席にも来て、私とトーチャンの周りをぶんぶんしたり、目の前の舞台に着地したり。今回はこれが忘れられない出来事になりそうです。

 

 

 
Evgeny Kissin
Johann Sebastian Bach Partita No 2
Frédéric Chopin Nocturne in C# minor Op 27, No 1
Nocturne in A-flat major Op 32, No 2
Scherzo No 4
Dmitri Shostakovich Piano Sonata No 2
Prelude and Fugue in D-Flat Major
Prelude and Fugue in D-Minor
 
ヴァラエティに富んだ演目で色んな音を楽しめましたが、ショパンのスケルツォに一番惹かれたかな。アンコールでも短いバッハの次にショパンの有名なスケルツォを弾いてくれて盛り上がりました。
 
 
ブログ初めて以来のリサイタルの記事をリストアップしておきます。

キーシン  2006年3月 バービカン

キーシン  2007年3月 バービカン

キーシン  2009年6月 バービカン

キーシン  2011年2月 バービカン

キーシン  2012年3月 バービカン

キーシン  2012年11月 バービカン

キーシン  2014年6月 バービカン

キーシン  2015年3月 バービカン

キーシン  2016年3月 バービカン

キーシン 2018年3月 バービカン

キーシン   2019年2月 バービカン

キーシン   2020年2月 バービカン

キーシン 2023年3月 バービカン

キーシン   2024年2月 バービカン

 
 
 

 

 

 

 

 

<28th Jun Sat>

今月はオペラ2回、コンサート6回、バレエ1回、外食4回とお出掛け回数が少なくて、着物を着る機会も何度かあったのに結局ゼロ。暑い日が多かったし、去年ほど頑張って着物回数増やそうという気がなかったから。その代わり、ネトフリでたくさん韓国ドラマが観ることが出来て、長いし重いし好みのイケメンが出ないので後回しにしてた「ミスター・サンシャイン」も制覇(見応えまりました)。また熱波が来るようなので家で避暑しながら「イカゲーム3」とか観よう。

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6月24日にROHのカルメンに行ってきました。

4月にAチームから少し間を置いてでしたが、一応こちらのBチームも観ておきましょう。スペインの明るさと熱が全く感じられないし衣装はダサいプロダクションは嫌いだけど、知らないソプラノのカルメンが凄く良いかもしれないし、私このオペラのオーケストラ部分が結構好きなんです。

 

4月は今やカルメンとしてトップのアイグルちゃんとフレディ・ディ・トーマスでした。

 

カルメン役のAnna Goryachovaはすらっとした美人で仕草もセクシー、深みはないけどよく通るきれいな声でとても魅力的でした。アイグルちゃんはここの若手アーチストだった時に比べると太ってしまって丸顔だし体も太すぎるのに比べると、総合点では今回の方が私は好きです。

ドンホセのチャールズ・カルテルノーヴォ、何度か聴いてますが輪郭のはっきりしない声が好きじゃないし一度も良いと思ったことはないですが、今回は今まででベストで、声もよく出てたしランニングシャツ姿の鍛えた体も肥満気味のフレディより素敵で、絵になるカップルでした(なかなかないですよ、オペラでは)。

 

闘牛士が貧相だとドラマとして物足りませんが、今回のChristian Van Hornは図体でかくてインパクトあり、歌も十分合格。衣装がださくて素敵には見えないので歌だけが勝負のミカエラは代役でしたが、Selene Zanettiはなかなかの美声。

 

ということで、期待は低かったですが、オケも良かったし、素晴らしいパフォーマンスで満足。

 

Music Georges Bizet/Libretto after Prosper Mérimée’s 1845 novella Carmen Henri Meilhac, Ludovic Halévy

Spoken text after Meilhac Halévy and Mérimée/Director Damiano Michieletto/Set designer Paolo Fantin/Costume designer Carla Teti/Lighting designer Alessandro Carletti

 

Conductor Ariane Matiakh

Carmen Anna Goryachova

Don José Charles Castronovo

Micaëla Selene Zanetti replaces Mané Galoyan

Escamillo Christian Van Horn

Zuniga Jamie Woollard

Frasquita Alison Langer

Mercédès Veena Akama-Makia

Dancaïro Siphe Kwani

Remendado Ryan Vaughan Davies

Moralès Grisha Martirosyan

Bohemian Dawid Kimberg

Marchande d'oranges Louise Armit

 

 

 

 

 

 

 

<25th Jun Wed>

今夜はバービカンでキーシンのピアノ・リサイタルがあり、期待通りの素晴らしさで余韻に浸っていますが、コンサート前にバービカンに新しく出来たギャラリーに寄ってみました。

小さなギャラリーでわざわざ行く程ではなさそうですが、コンサートのついでだし、バービカンのメンバーは二人無料で入れるので。

スイス人彫刻家ジャコメッティ(1901-1966)だけでなく、Huma Bhabha(63才のパキスタン系アメリカン)のヘンテコな作品もありましたが、写真はジャコメッティ中心に撮り、数は少ないですが、すごく大きいのからうんと小さいのまで色々あり、面白かったです。

一番よかったのは、大きな窓から見えるバービカンのテラスでたくさんの人が外で楽しそうにお茶したり食事したりしてとても良い雰囲気だったこと。今夜はバービカン・ホールはキーシン、バービカン・シアターは「屋根の上のバイオリン弾き」と両方満席で盛況だったし。