どんどん深まる議論・・・いいですね。

💎 ねむいほうれんそう のコメント

【質問1】 今日の前半は、「男性の体で女性を自認している人が、女性用トイレや女性用風呂に入ること」について、論議しました。どのような議論だったかをまとめてみましょう。最後に、あなたはどんなことを考えたのかも書きましょう。

 今回は男性の体で女性を自認している人が、女性用トイレや女性用風呂に入ること」について、論議しました。現状として、2023年に性別変更に生殖器除去は違法であるという判決が下されたことがありました。バジル先生は、ずっと性自認について言えずにいた方の話をしてくださりました。

 私の意見としては、女子トイレはすべて個室のため男性の体で女性を自認している人が入ってきても抵抗感はない、そもそも服を着ているため気づかないのではという話をしました。しかしその一方で、風呂は抵抗感がありました。また、体が男性の状態で女子風呂に入ってきた場合、まだよくわかっていない子供が「どうして男の人がいるの?」と聞く可能性もあり、それは当事者にとってつらいのではないかという意見も述べました。

 ほかの受講生からは多様な意見が出ました。風呂トイレ抵抗ない人、風呂だけ抵抗がある人、どちらも抵抗がある人、人によってさまざまでした。また、思うことについては、そういう人を装うケースもある、トイレは多目的を使えばいいし風呂は「今は」抵抗がないけれど実際にその状況になった場合に自分が思ってもいなかった感情になるかもしれない、心が女性の幼馴染に聞いてみたところ多目的トイレに入るけれど迷った時期があった、風呂は抵抗があるけれどその一方で風呂は男性であることを自覚させてしまうかもしれない、トイレは当事者の中で折り合いをつけているケースもあるため当事者の意見を聞いてほしい、言い方とかで決めつけるのはステレオタイプ化を促進させるため何をもって「心は女性」とするのかはっきりしない、ホテルの個室で風呂がある場所もあるためトランスジェンダーのひとも使いやすいものがあってほしい、いろんな人がいるため「平等」に扱うことが難しい、傷つかないような対策をする必要があるがそれが難しい、といった意見が出ました。

 それらの意見を踏まえてバジル先生は、どこまで「心が女性」かを決めるのはその人自身であり「誰が決めるんだよ!」というのは人権侵害であること、頭の中では平等が良いとわかっているものの実際にあったら怖いかもしれないというのは頭の中の考えと実際の行動が一致しないことがある証明であること、といったことを言っていました。

 最初にこのテーマを聞いたとき正直にどう思ったかという話に関しては、私は「大浴場が苦手で、同性であっても一緒に風呂に入ることに抵抗がある」という話をしました。そこから展開してバジル先生が受講生に大浴場経験を聞いたところ、多くの人が経験があると答えました。修学旅行や合宿で入った、という人が多かったです。またその一方で、小学校の修学旅行で個室か大浴場か選べたという人もいました。

 ほかの人の意見では、本や漫画では見たことがあるけれど実際にはあったことがない、体の性別や性自認が男性で性的指向も男性である友人はいるけれどトランスジェンダーは会ったことがない、犯罪を思い浮かべた、今の時代受け入れなければいけないのか、当事者の幼馴染が浮かんだ、大学に入ってからLGBTを理解するようになったけれど打ち明けてくれるのは自分の勇気がないといけないのかもしれない、りゅうちぇるさんが浮かんだ、などの意見が出ました。その意見の中でバジル先生は、世の中は「普通」を是としている風潮があるため「普通」じゃない人はどう思うのか、寄り添う力を持つことが大切、親に「申し訳ない」とかんがえてしまう人がいる、ということを話してくださいました。

 現在私が考えたことは、学校での支援についてです。さらに細かく指定すると、宿泊を伴う行事でどのように対処をしていく必要があるのかということです。修学旅行などでは大浴場を強制せず個室と選べるようにしていくことが必要ですが、部屋は男女別であるためどのようにすればよいのか、学校でのジェンダーに対する問題は考えればいくらでも出てくるのだということを考えさせられました。

【質問2】今日の授業の良かった点を2点、改善すればもっと良くなると思った点を1点書きましょう。

〇問題点を受講生に話し合わせていてよかった

〇明るい雰囲気で、穏やかに授業を受けることができた

△誤字が減るとさらに良かったと思う

【質問4】 バジルは、授業を後半乗っ取りました。どんなことをしましたか。

・誤字に気を付ける

・指導案とともに板書計画を立てる

・その人にしかできない授業があるため、いい授業は私たちの中に存在している

・地球環境問題は豪雨や暑さなどと関係させ、「当事者意識」を持たせる

・少し笑えるような小ネタを取り入れることで授業」が楽しくなる

・教科書から離れながらいかにして教科書を教えることが大事なのかを考える

【質問5】どうして、地球の環境を守ることが大切なのですか。小学生にもわかるように説明してください。

 皆さんは、「地球温暖化」という言葉を聞いたことがありますか。高学年の皆さんならもしかしたら、社会や総合の授業で習ったかもしれませんね。最近とても暑かったり、強い雨がいっぱい降ることがありますよね。地球温暖化はそれと関わっています。

ところで皆さんに質問です。車に乗るには何が必要でしょうか、そうですね、ガソリンですね。では次に。筆箱やペンの材料であるプラスチックがなにで出来ているか知っている人いますか?実はプラスチックは、「石油」というものでできています。石油は、生き物の死体が土の中で何万年もかけて変化していったものです。ガソリンも石油からできています。

 今言ったものはほんの少しですが、「石油」は私たちが生きていくためにたくさん使われています。生活を楽にするためにたくさんの石油を使っています。プラスチックを作るためにも車を動かすためにも、石油を燃やす必要があります。燃やすと「二酸化炭素」という、空気を作っているものが増えます。しかしこれが増えすぎると、地球が出している熱が逃げられなくなり、今のようにとても暑い日が続くようになったりしてしまいます。これを、ちょっと難しい言葉ですが「地球環境問題」といいます。「地球温暖化」は「地球環境問題」というクラスの一人だと思ってくれると分かりやすいかもしれません。

そのほかにも人間は、生活を楽にするために木をたくさん切ったり、使っていない場所を使えるようにしていっています。

 そうするとどうでしょうか。木をたくさん切ると、木は減ってしまいますね。木がいっぱいあるのはどこでしょうか、そうですね、森ですね。森が壊されるとどうなるでしょうか、そうですね、動物たちが暮らせなくなってしまいますね。木をたくさん切るということは、動物たちの暮らす場所、おうちが無くなるということです。森がなくなると、「砂漠化」といって一面砂だらけになり、動物たちも木も花も育ちにくい場所になってしまうこともあります。このように「地球環境問題」というクラスには、「砂漠化」や「動物たちが減る」「森がなくなる」というひとも過ごしています。それの他にも、「海が汚れる」「コンクリートを溶かす雨が降る」「目に見えない光から地球を守る層(バリア)がなくなる」というのもあります。

 聞いてみてどう思いましたか。ちょっとでも「怖い」「大変」と思ってくれたなら、「地球環境問題」について少しでも分かった、ということです。暮らしやすいまちや便利なお店があっても、私たちが生きていけないのならあっても勿体ないですよね。生きていくためには、地球を守ることが大切です。

【質問6】バジルは「当事者意識」という言葉を何度も使いましたね、どんなことを話していましたか。

 「当事者意識」とは、相手の気持ちになって考えること、相手の気持ちを想像することを指している。バジル先生が講義内で言った内容では、地球温暖化の当事者意識を持たせるためには豪雨や暑さと関係させる、自分が地球だったら何をされたら嫌かを具体的に考えるということを述べていた。実際に受講生が考えた内容では、自分が地球だったら汚されたくない、生態系を崩してほしくない、暑くしないでほしい、といったことを述べていた。

 また、トランスジェンダーの当事者意識としては、まずは寄り添って考えることが大切、ということを話していた。