毎回ドキドキワクワクのテーマ別議論ですが、今回も大いに考えさせられました。学生が本音に近いことを語り合う空間は、ひとりの「学び人」にとってもとても貴重です。さて、きゅうりのコメントは・・・。

💎 きゅうりのコメント

 

【質問1】 今日の前半は、「男性の体で女性を自認している人が、女性用トイレや女性用風呂に入ること」について、論議しました。どのような議論だったかをまとめてみましょう。最後に、あなたはどんなことを考えたのかも書きましょう。

 

 今回の問いに対してまずバジル先生からのコメントをいただき、宮城学院女子大学では心が女性で体は男性の人も入学を認めているが、実際のところ学校側が積極的に取り組んでいるのかという点についてお話をいただきました。その情報をもとに、今回のテーマに対する意見やこれらのLGBTQ問題に対してどう考えているかを述べました。

 多く出た意見としては、トイレに関しては女性用トイレは個室であるためそこまで抵抗はないが、お風呂に関してはトランスジェンダーの方が心は女性であっても性器などの身体自体は男性であることからトイレよりもだいぶ抵抗があるという点が挙げられました。 また、他に出た意見としてはLGBTQの方が窮屈しないようなスペースを設けるべき、最近では歌舞伎町に男女を分けないトイレができたがLGBTQの当事者の方達は実際どう思っているのか、性別を偽って異性のトイレなどに侵入するものがいる、喋り方や行動で決めつけない、当事者の方が性差を意識せず気を遣うことのないようなLGBTQに対応した施設やスペースをつくる、トランスジェンダーの人たちが傷つかないよう、他の人たちと同じような扱いを受けるべきといった意見が挙がりました。また、なかには男性の体で女性を自認している人が、女性用トイレや女性用風呂の両方に反対する意見もあり、女性の中には男性に対して恐怖を持っている人もいるため体についている生殖器、性で分けるべきという声も挙がりました。

 そして、最後に先生のコメントをいただき、LGBTQの方達は人と自分が全然違うことで劣等感を感じているが、心の性別は当事者が決めることで、必ずしも心と体が一致しているとは限らないということを理解してほしいという点やもし自分の子供や親しい人がそうだったらどうするかなど色々な視点から見て考えてみることが重要であるという点についてコメントをいただきました。

 また、これらのジェンダーに関する話題は、今の時代は特に認めなければならず、今の時代に必要とされている内容です。この大学に入ってからジェンダーに関する講義を多く取るようになって本格的に意識し始めましたが、やはりこれらの話題に対して重要なのはジェンダーについて理解するためには学ことが大切で、それによって当事者の方達を受け入れられるようになると思いました。今回の話題は、性の意識によって生まれる文化の問題であるため、LGBTQの方達の考えや生き方を尊重していくべきだと思います。

 

【質問2】今日の授業の良かった点を2点、改善すればもっと良くなると思った点を1点書きましょう。

△生徒たちが出してくれた意見をうまく活用できなかった。

 

 

【質問4】 バジルは、授業を後半乗っ取りました。どんなことをしましたか。

 生徒から出た意見をうまく活用して、まとめの方でまた取り上げる、板書における注意点はまず漢字のミスや文字の大きさやバランスに気をつけること、導入で問いかけた内容と展開での内容をつなげる、環境問題に関する最近のニュースを挙げる、授業のなかで生徒が興味を引く雑学などの小ネタを入れる、難しい内容は生徒にわかりやすい例えを使って説明するといったアドバイスをいただきました。

【質問5】どうして、地球の環境を守ることが大切なのですか。小学生にもわかるように説明してください。

 まずは子供たちが考えやすいように「自分がもし地球だったら何をされたくないか」と問いかけてゴミを捨てたり空気を汚されたりすると様々な環境問題に繋がってしまっていずれは人間たちが地球に住めなくなってしまうと説明する。

【質問6】バジルは「当事者意識」という言葉を何度も使いましたね、どんなことを話していましたか。

 LGBTQの方達向けの専用の施設やスペースが設けられているが、当事者の方たちは実際それらについてどう思っているかを自分ごとと捉えて考えるべきで、現代の人たちは様々な人に寄り添う力を教養として身につけることが重要であること。