家族が毎日立ち寄る老人ホーム | 介護体験談

介護体験談

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2023/7/14

家族が毎日立ち寄る老人ホーム

地方に旅行などで行き、車から町並みを眺めていると、商店街がさびれていたり、公園には子供がいなくて老人ばかりという光景を見て、初めて高齢化という問題が身近に感じられます。

そんな私のおばあちゃんは、80歳を超えたあたりから、トイレに行かないでおもらししたり、声が聞きにくくなったり、お風呂場で転んだり、色々生活に支障がでてきました。

我が家は大家族で、私を含める三人の孫が同居しているので、みんなで交代でお世話をしたりして、得に不自由を感じていないつもりでした。

そんな矢先、私の母が胃がんの初期の段階でみつかり、入院することになりました。

そうしてみると、今まで難なく生活していたつもりが、一気に歯車がくるい始め、おばあちゃんのお世話がとても負担になってきてしまったのです。

私たちも疲れや愚痴をいわずに暮らしていましたが、ある日、おばあちゃんは友人も入っている老人ホームで生活したいと言ってきました。

施設に入ることをあまりよいイメージでとらえていなかったのですが、実際見学に行くと、高齢の人が暮らす良い環境というのは、こういう所なのだなあと目を見張ったものです。

きっとおばあちゃんは、家で不満を言わなかったけれど、介護のプロや同年代の方がいる、このような環境で静かに過ごしたかったのかなと感じました。

現在入居して半年たちましたが、私たち家族の誰かがいつも気軽に立ち寄り、そしておばあちゃんはあかぬけた笑顔で過ごしている、そんな生活になりました。

笑顔が増えました

母が骨折を機に、介護老人保健施設にお世話になることになりました。

作業療養師がリハビリをしてくれるところを探し、入居しました。

高齢者にとって環境の変化は慣れるまで大変です。

初めは、なかなか意思表示が出来ず、夜のトイレに呼んでも来てもらえないと不満げでした。

でも、家族が毎日のように通い、スタッフの方々とコミュニケーションの仲立ちをして、会話を増やすようにしました。

すると、1ヶ月くらいで、不満が出なくなりました。

トイレの介助も「ちゃんとやってくれてありがたい」とまで言うようになりました。

母はあまり水分を摂りたがりません。

トイレの回数を気にしているのです。

でも、施設では常にお茶を用意してくれ、脱水にならないように気を配ってくれています。

「トイレはちゃっと連れて行くから、安心して水分を摂ってくださいね。

」と声掛けもしてくれます。

最近では、コップを持って、ごくごくとおいしそうにお茶を飲む姿が見られ、とてもうれしいです。

母が施設で安心して生活できるようになると、家族の心も落ち着きます。

お互いに笑顔が増えるようになりました。

今は自宅での生活に戻れるよう、日々リハビリに取り組んでいます。

やはり専門の方に診ていただけるのはありがたいです。

軽費老人ホームの活用

各種老人施設の一つとしての軽費老人ホームは、個々の事情で、住居提供の必要な60才以上の方が利用できる施設です。

全個室でプライバシーが守られ、ご本人の年収資産で利用料金が異なりますが、食事等日常生活の支援がありながらも、個々を尊重し、自由に行動できるメリットもあります。

軽費老人ホームには食事提供のA型と、自炊できる健康な方用のB型があります。

現在はある程度まで家庭で過ごせる老人が多くなり、軽費老人ホームより、必要とされているのは寝たきりや、病弱で介護の必要な特別養護老人ホームかもしれませんが、寿命が伸び高齢者増の現在、少しでも長く自立した、自分らしい生活を求める時、軽費老人ホームが最適と考えられます。半外半中

しかし全国的に特別養護老人ホームより数が少なく、また、そこが終末ケアホームではないことを理解しなければなりません。

軽費老人ホーム入居後、介護が必要な身体になってきましたら、ケアマネと相談し次の施設を探すことになります。

あくまでも元気な自立した老人が、さらに一定期間充実した生活が出来るようサポートする施設です。

自分が自分らしく生きて行きたい、出来ることは自分で行い充実した生活が遅れます。Rio(柚木ティナ)


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