入居して安心が増えました | 介護体験談

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2023/11/26

入居して安心が増えました

数年前、父が特別養護老人ホームに入居しました。

認知症が進み、家庭での介護が難しくなったためです。

直接の原因は骨折です。

3月に足を骨折し、手術をしました。

懸命のリハビリで何とか「つたえ歩き」ができるまでになったのですが、自宅で転び、再び骨折。

今度は背骨を圧迫骨折してしまいました。

骨がもろくなっている上に認知症なので、危険が察知できず、骨折を繰りかえすのです。

このまま自宅での生活を続けるのは危ないので、入居することになりました。

自宅に近い施設を探し、運良く入居できました。

施設では、とてもよくお世話をしてくださっているので、安心してまかせています。

自宅では日中ひとりで過ごすことが多く、とても心配でしたが、特別養護老人ホームに入居してからは心配が減り、家族の気持ちにもゆとりが生まれています。

父は食堂で他の入居者の方々と、おしゃべりするのも楽しみなようです。

年齢が近いので話しが合うのだと思います。

ヘルパーの方々とも懇意になり、会話が増え、毎日とても楽しそうです。

父にとっては、3食、決まった時間に食事が出来るのもうれしいようです。

自宅では、食事で待たせることが多く、それが父の機嫌を損なう一因となっていました。

父の笑顔を見て、家族も笑顔になっています。

空室待ちでやっと特別養護老人ホームに入れました

母は脳梗塞で、半身不随になり、立ったり歩いたり出来なくなりました。

それだけではなく、言語障害もあり、言葉が話せないので、何を言っているのか分かりません。

食事は、左手の手づかみなら何とか口には運べますが、汁物や手で掴めないものは食べられないので、どうしても介助が必要です。

勿論自分では排泄の事も出来なくなりました。

要介護5の認定なので、何も出来ない状態です。

自宅から3駅先の場所に、特別養護老人ホームがあるので、入室を希望しましたが、空きがないので、待つことになりました。

運よく、1ヶ月で空きが出たので、すぐに入室しました。

6人部屋の通路側のベットが、母の場所になりました。

ホームは明るい色合いの作りで、清潔感があり、皆で食事できる談話室もあり、和気あいあいといった雰囲気でした。

これなら母も気に入ってくれると思い安心しました。

週末は家族で一緒に過ごせるのも嬉しかったですし、ヘルパーさんがとても明るく、いつもニコニコしているので、それも安心しました。

特別養護老人ホームは他のケアセンターや老人ホームよりも安価なので、本当に助かりました。

要介護で補助がでても、毎月の支払いは安いほうが楽なので、入室できてほっとしています。

これから、少しでも話せるように、母に頑張ってリハビリをして欲しいと思いました。

親やわたしの老後はどうする

わたしの両親が、65歳を過ぎて、親元へ家を建てて戻りました。

そこには90歳を過ぎた祖父母が暮らしており、将来の介護などを見越してのことなのですが、今のところ二人とも元気に農業を続けていて、介護というよりは、農業の補助でハードな毎日といった感じになっています。

祖父母は昔から鍛えられていて、親やわたしとは体力が違うんですよね。

まあ、元気でいてくれることはありがたいことです。

ただ今後考えてしまうのは、両親の方が介護が必要になった時や、自分自身の老後についてです。

わたしも介護のために親元に帰らなくちゃいけないのだろうか。

しかし、親元は車が運転できなくてはどこにも行けないような超田舎、わたしは住んだこともなく、方言も違うので言葉も分からないという状態です。

わたしはわたしでこちらで仕事を持ってますし、やっぱり老後は住み慣れた場所がいいと思ってしまうのは、贅沢なのでしょうか。

歳を取ってから住み慣れた環境を離れて、慣れない生活を送るのはとっても大変そう。

親がこちらに来てくれるとも思えないし。

そうすると、介護ヘルパーさんや、老人ホームなど、地域や施設の力を借りて、支えてもらって暮らしていく道も、考えておかなくてはと思っています。ダウンロード


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