入居して安心が増えました
数年前、父が特別養護老人ホームに入居しました。認知症が進み、家庭での介護が難しくなったためです。
直接の原因は骨折です。
3月に足を骨折し、手術をしました。
懸命のリハビリで何とか「つたえ歩き」ができるまでになったのですが、自宅で転び、再び骨折。
今度は背骨を圧迫骨折してしまいました。
骨がもろくなっている上に認知症なので、危険が察知できず、骨折を繰りかえすのです。
このまま自宅での生活を続けるのは危ないので、入居することになりました。
自宅に近い施設を探し、運良く入居できました。
施設では、とてもよくお世話をしてくださっているので、安心してまかせています。
自宅では日中ひとりで過ごすことが多く、とても心配でしたが、特別養護老人ホームに入居してからは心配が減り、家族の気持ちにもゆとりが生まれています。
父は食堂で他の入居者の方々と、おしゃべりするのも楽しみなようです。
年齢が近いので話しが合うのだと思います。
ヘルパーの方々とも懇意になり、会話が増え、毎日とても楽しそうです。
父にとっては、3食、決まった時間に食事が出来るのもうれしいようです。
自宅では、食事で待たせることが多く、それが父の機嫌を損なう一因となっていました。
父の笑顔を見て、家族も笑顔になっています。
空室待ちでやっと特別養護老人ホームに入れました
母は脳梗塞で、半身不随になり、立ったり歩いたり出来なくなりました。それだけではなく、言語障害もあり、言葉が話せないので、何を言っているのか分かりません。
食事は、左手の手づかみなら何とか口には運べますが、汁物や手で掴めないものは食べられないので、どうしても介助が必要です。
勿論自分では排泄の事も出来なくなりました。
要介護5の認定なので、何も出来ない状態です。
自宅から3駅先の場所に、特別養護老人ホームがあるので、入室を希望しましたが、空きがないので、待つことになりました。
運よく、1ヶ月で空きが出たので、すぐに入室しました。
6人部屋の通路側のベットが、母の場所になりました。
ホームは明るい色合いの作りで、清潔感があり、皆で食事できる談話室もあり、和気あいあいといった雰囲気でした。
これなら母も気に入ってくれると思い安心しました。
週末は家族で一緒に過ごせるのも嬉しかったですし、ヘルパーさんがとても明るく、いつもニコニコしているので、それも安心しました。
特別養護老人ホームは他のケアセンターや老人ホームよりも安価なので、本当に助かりました。
要介護で補助がでても、毎月の支払いは安いほうが楽なので、入室できてほっとしています。
これから、少しでも話せるように、母に頑張ってリハビリをして欲しいと思いました。
親やわたしの老後はどうする
わたしの両親が、65歳を過ぎて、親元へ家を建てて戻りました。そこには90歳を過ぎた祖父母が暮らしており、将来の介護などを見越してのことなのですが、今のところ二人とも元気に農業を続けていて、介護というよりは、農業の補助でハードな毎日といった感じになっています。
祖父母は昔から鍛えられていて、親やわたしとは体力が違うんですよね。
まあ、元気でいてくれることはありがたいことです。
ただ今後考えてしまうのは、両親の方が介護が必要になった時や、自分自身の老後についてです。
わたしも介護のために親元に帰らなくちゃいけないのだろうか。
しかし、親元は車が運転できなくてはどこにも行けないような超田舎、わたしは住んだこともなく、方言も違うので言葉も分からないという状態です。
わたしはわたしでこちらで仕事を持ってますし、やっぱり老後は住み慣れた場所がいいと思ってしまうのは、贅沢なのでしょうか。
歳を取ってから住み慣れた環境を離れて、慣れない生活を送るのはとっても大変そう。
親がこちらに来てくれるとも思えないし。
そうすると、介護ヘルパーさんや、老人ホームなど、地域や施設の力を借りて、支えてもらって暮らしていく道も、考えておかなくてはと思っています。ダウンロード