祖母のお見舞い | 介護体験談

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2023/5/7

祖母のお見舞い

既に42歳の私ですが、おかげ様で祖父母は健在です。

正確に言いますと、祖父は元気に独り暮らし、祖母は数年前から、介護施設にいます。

そんなに遠い距離でもないのだけど、お見舞いはついつい疎遠になりがちで、普段は祖父が顔を見せているようです。

そんな祖父の献身あってか、最近の祖母はとても穏やかです。

以前が穏やかでは無かったかのようですが、その通り、元々の気の強さを反映してか、認知症になった祖母は、当初かなりの、やんちゃぶりを施設で発揮していたようなのでした。

おかげで、本人は数回怪我をしており、病後介護施設を転々とした後、今に至っているのです。

しかし、ようやく最近は、介護施設が自分の居場所だと、思えるようになってきたのでしょうか、職員さん曰く、大変話好きなおばあさんだと、言うことです。

先日、祖母のお見舞いに行ってきたところ、大変温厚な顔でした。

私が誰かを認識しては居ないようですが、親しい人であることは何となく通じるのか、お土産のお菓子を、大変おいしそうに食べていました。

こんな祖母の生活は、施設の職員の方たちのおかげです。

この文章を書いている間にも、いちごキャンディきっと色々と祖母の為に動いてくれていることでしょう。

祖母の居場所を作ってくれた感謝でいっぱいです。いちごキャンディ

入居後は体調管理に安心感

身体の自由が効かなくなってきた父がこの春、老人ホームに入居しました。

歳をとってからの環境の変化は、対応に時間が掛かると聞いていたので、入居前は大丈夫だろうかと少しの不安がありました。

ですが、いざ入居してみると、ヘルパーさんたちにやさしく接していただいて、すんなり馴染むことができました。

とても良いのが体調管理をしていただけることです。

一度、入れ歯が外れやすくなったのですが、院の方ですぐに対処してくださり、翌日、訪問歯科の先生が来てくださいました。

先生は、ベット脇まで来てくれますので、こちらが移動することなく診察が受けられます。

父は、車椅子に座ったまま、処置していただきました。

入れ歯のかみ合わせも診てくださり、調節していただいてからは、今までにも増して、おいしそうに食事をしています。

また、血尿が出たこともありましたが、院内に待機してくださっている女医さんが即座に対応して、薬を処方してくださいました。

薬を服用してからは、通常通りに体調が戻ったので、ありがたかったです。

在宅であれば、予約をして連れて行かなくてはならないところですが、先生が来てくださるので、本人の身体の負担も少なくて済みます。

体調に何かあったとき、本人や家族への説明もしっかりとしていただけるので、安心して毎日が過ごせています。

家族を老人ホームに入れること

私も、できることなら最期の時は自宅でいつも通りの日常を送って過ごしたいと思っています。

でも、介護が大変になってくると、本人も大変だけれど、家族もずっと気が張ってしまったりで疲れてしまうことがあります。

介護って、いつまでで終わりという期限がないので、介護疲れからうつ病になったりしてしまうこともあるんですよね。

自分の親や連れ合いの面倒は自分がきちんとみたいという思いの方も多いとは思いますが、一緒に疲れて家族全員共倒れになってしまっては、介護してもらう側も申し訳ない気分でいっぱいになってしまいます。

そんな時には、老人ホームへ入居してもらうのも大事な選択です。

最期の時を住み慣れた自宅でというわけにはいかなくなってしまいますが、別の考え方をすれば、プロに介護をして危険がないように見守ってもらえろのです。

健康管理もしてもらえるし、家族に手間をかけさせて申し訳ないという思いもせずにいられるし、考え方によっては双方にとって良い選択となることもあります。

家族も、休日などの時間のある時に、面会に来ることで、きちんと愛情を示してあげられます。

また、老人ホームに入っても、家族の面会を楽しみにしつつ、毎日をお仲間達と楽しく過ごせるかもしれません。

なので、自宅での介護が大変だなと思ってきたら、1度老人ホームへの入居を考えてみるのも良いと思います。


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