ド有名な故事ことわざ

 

【人間万事塞翁が馬】

(ジンカンバンジサイオウガウマ)

 

過去記事でも何度かあげていますが

 

再度投稿します。

 

 

▼▼▼

 

むかしむかし、中国の北側に占い師のおじいさんが住んでいました。
さらに北へ行くと、そこには胡という異民族が住んでおり、国境は城壁がありました。

ある時、おじいさんが飼っていたが胡の国の方角へ逃げていきました。
この地方のはとても高く売れるので、気の毒に思った村人たちがおじいさんをなぐさめに来ました。
するとおじいさん村人たちに向かって「これが不幸なこととは限りません。」と言いました。

村人たちは不思議に思っていましたが、しばらく経ったある日、逃げ出したがたくさんのを連れておじいさんの元へ帰ってきました。
連れてきたが高く売れそうな良いばかりだったので村人たちは大喜びしていました。
するとおじいさん村人たちに向かって「これが幸せなこととは限りません。」と言いました。

しばらく経ったある日、おじいさん息子がそのから落ち足を骨折してしまいました。
おじいさんの言う通り幸せなことばかりではないと思った村人たちがお見舞いにやってきました。
するとおじいさん村人たちに向かって「これが不幸なこととは限りません。」と言いました。

1年後のある日、胡の異民族が襲撃してきました。
城壁の近くに住む若者たちは戦いに出て行き、何とか胡の襲撃から村を守ることできましたが、多くの若者たちは戦死してしまいました。
おじいさん息子は足を骨折していたので戦いに行かずに済みました。

おじいさんは、先に何が起こるかわからないのだから目先のことに一喜一憂するなと教えてくれました。

 

右矢印出典:あらすじ君

 

 

【おじいさんが飼っていた馬が逃げた】

(現象)

 

村人→

悪いコトが起きたと判断しおじいさんを慰めた

 

おじいさん→

なぜ?このデキゴトが悪いコトだとわかるのか。

 

 

 

【逃げた馬がたくさんの馬を連れて

おじいさんの元へ帰ってきた】

 

村人→

善いコトが起きたと判断し大喜びした

 

おじいさん→

なぜ?このデキゴトが善いコトだとわかるのか。

 

 

 

 

【おじいさんの息子が落馬して骨折した】

 

村人→

不幸なことが起きたと判断しお見舞いにきた

 

おじいさん→

これが不幸なデキゴトとは限らない

 

 

【その後、戦争が起きた。

多くの若者が戦死した。

おじいさんの息子は骨折していたので

戦いに行かずに済んだ】(現象)

 

 

 

『人生の幸、不幸は最後まで予測できないよ』

 

ってこと。

 

 

人生というのは、

なにが善いことでなにが悪いことなのか

最後までわからない。

だから、

幸福、不幸を予測することはできない。

よって、

起きたデキゴトに

イチイチ喜んだり悲しんだりする意味ないよ

 

ってこと。

 

起きたデキゴト、現象は、

善悪なしに

ニュートラルなのだから。

 

 

 

 

起きてくるデキゴトに対して

 

それが善いか悪いか

 

誰にもわかりません。

誰にもわかりません。

誰にもわかりません。

 

自我には一生わかりません。

 

というか、

 

そもそも自我さんには

善悪を判定する能力がない。

(※判定する能力がないのにイチイチ判断する)

 

 

ならば、

 

イチイチ判断することに

なんの意味があるのか....

 

エネルギーのムダ遣いに

なってしまうよねって話。

 

 

だったら、

 

起きてくるデキゴト、

目の前の現象すべてに

 

イチイチ、

 

「完璧だ」

「これでイイのだ」

 

と決めてしまったらどうだろう。

 

 

宇宙は完全完璧に流れている。

ならばこの流れは完璧だ

 

....と。

 

 

 

ふざけるな!

自●が圧勝したぞ!!

枠で何人シんだと思っているんだ!!

人●売買はどうなんだ!!

日本が売られてるんだぞ!!

 

どこが完璧なんだ!!!

 

 

 

これらは、

 

上記の物語に出てくる

『村人』の視点であり、

 

スーパーマリオゲームの

『マリオ』の視点であり、

 

『自我(個)』の視点である。

 

 

 

善悪を判定する能力のない

 

『村人』『マリオ』『自我(個)』は、

 

起きてくるデキゴトに

善い悪いと判断し

一喜一憂して大騒ぎしますけれど、

 

この全体の流れ...宇宙の流れは、

完全完璧に流れているから

 

大騒ぎするのをやめて

一旦落ち着き....

いまここに寛いだらどうだろう

 

という提案。

 

 

またここで、

 

それってあなたの感想ですよね?

データあるんですか?

宇宙のどこが完璧なんだ!

 完璧である証拠を出せ!

 

と村人、マリオ、自我(個)は

 

騒ぐかもしれない。

 

 

だってそれが真実なんだから

しょうがないじゃないか〜

 

.....って話なんですけども

 

 

すっかり忘れているだけで

誰もがそのことを知っています。

 

カラダを持ち

このカラダが自分だ!!

という自我が生まれたトキに

 

すべてを忘れてしまった(分離)だけで

 

本当は、

全体、宇宙が

我々そのものの存在だと知っています。

 

全体(宇宙)=個

 

 

宇宙は

『あなた』であり『わたし』なので、

 

どうして?

悪と言われる方向へと導くというのだろう。

 

 

 

随分前に

クワバタさんのYouTube

「おしゃべり料理」を観ていましたら

 

娘さんがお気に入りの

「すみっこぐらしのパジャマ」を

今日着たいのに

 

なんで?ないんだ!!

とご立腹されていました。

 

 

「まだ洗濯してないんだ〜ごめんね〜」

 

となだめるクワバタさん。

 

実は、翌日に

お友達のお家へお泊りに行くという

うれし楽しいビッグイベントが待っていた。

(娘さんには知らせていない)

 

そのトキにお気に入りのパジャマを

着ることができるように

母であるクワバタさん(宇宙)は

そう計らっていた。

 

 

今日、

すみっこぐらしが着られないデキゴトが

悪いデキゴトとは限らない。

 

翌日にはビッグイベントが待っていて

娘が大喜びする姿を

母(宇宙)は知っている。

 

 

確か、前以って

お泊まりイベントを発表してしまうと

 

大はしゃぎしすぎて

手がつけられなくなるため

 

当日まで黙っている

 

ということだったかと思う。

 

 

我々も翌日に

ビッグイベント(流れは完璧だということ)

があることなど知らずに

 

これは悪い !!最悪なことが起きた!!

ふざけるなーーー!!

どこが完璧なんだーーー!!

 

とやっています。

 

 

▼▼▼

 

D「いまね、

大変で辛いことがあったとしてもね

 

それを『悪いコト』ってやるのではなくて

 

これは『イイコト』に繋がってるって

やるとイイわけよ。」

 

 

P「『悪いコト』と判断せずに

ただそれが起きた.....と

受け入れて流す感じかな。」

 

 

D「そうそう。

『悪いコト』と決めるのは人間で、

あ、別に

『悪いコト』と決めて(判断)もイイけど

 

どうしてそれが『悪いコト』なの?って。

これが『イイコト』に絶対に繋がっているのに。

 

この世界は『イイコト』しかないんだから♪

 

 

 

 

 

 

宇宙がやっているのだから

しょうがない。

 

神がそうするのだから

これは完璧なのだろう。

 

この位置に立てると

大騒ぎして無駄な労力を使わずにすむ。

 

凪に落ち着ける。

 

▼▼▼

 

 

善いだの悪いだの

上とか下とか、

優劣とか正邪とか....

あっちはホンモノ

こっちはニセモノ....ナドナド

 

散々やらかしてきましたよね。

もう十分ですよね。

 

 

いま、ここで

 

ただただ呼吸して

 

目を閉じ、耳をすませる。

 

 

いまこの瞬間、平和です。

 

 

今日は以上です。

ありがとうございました。