英検受験を諦めた次男とは、今は週に1度、精読の勉強をしています。
今はこちらの本を使っています。
これの前はこちらを使っていました。
肘井先生の本のときと同じように、構文解析を確認しながら、口頭で訳してもらって、正確な解釈ができるかをチェックしています。
口頭で訳してもらっているのは時間節約のためです。
肘井先生の『読解のための英文法』を読んでから、この『入門 英文解釈の技術70』を読むと、説明がまどろっこしすぎて分かりにくく感じます。
上の『入門 英文解釈の技術70』の初版は2008年で、下の『読解のための英文法』は2015年です。
『入門 英文解釈の技術70』は文法用語が盛りだくさんで説明が堅苦しく感じます。昔の受験生なら大丈夫だったのでしょうが、今の子がこの本を読んで独学で取り組むのは大変そうです。
少なくとも、次男は解説を読んでもすんなり理解できないです。
それを考えると、『読解のための英文法』はすっごく分かりやすかったです。難しい文法用語はでてきませんし、何より見やすいです。
『読解のための英文法』は今の若い子たちに合わせた作りになっているように思います。
あと、『読解のための英文法』でとても良いなと思ったのは単語や熟語の意味の注釈が載っていたこと。
英文解釈ができないのが、単に単語や熟語の意味を知らないからというときがあります。
でも、注釈をつけることでそれを回避し、英文解釈にのみ集中できました。
一方、『入門 英文解釈の技術70』の方はちょいちょい難しい語いがでてきます。
例えば、hibernation(冬眠)やzest(熱意)。
これらの単語、私は英検1級を勉強したときに覚えましたよ。
次男が受験する大学では、ここまでの語彙は要求されないので、
難しい単語の意味を知らなくても気にしないことにしています。
次男の様子を見ていて、単純に単語の意味が分からないせいで、訳文がでてこないなと思ったら、私の方で単語の意味を教えながら、和訳させています。
次男は長文読解が昔から得意な方なので、これまで英文解釈や長文読解の勉強に時間を割いてきませんでした。
が、改めて精読の勉強をしていたら英文法についてところどころ理解が不十分な箇所がありました。
えっ、知らなかったの?
学校で習わないの?
と思うようなことがありました。
そういう個所を見つけたら丁寧に説明しながら理解してもらうようにしていますが、思っていたよりも不完全な部分が多いことに気づきました。
なので、こちらの本が1周終わったら、今度は文法・語法の演習問題をやってもらおうと思っています。
次に続きます。