猫をかぶる | 英語の極意  弁理士 奥田百子

英語の極意  弁理士 奥田百子

英検1級、弁理士
翻訳歴20年以上
翻訳の大学院で10年以上教えています。

英語に興味ある方、英文を書けるようになりたい方、英検を受ける方にお読み頂けるブログです。
翻訳者からみた英語の極意を話しています。


メールアドレス momoko.okuda@gmail.com

猫はおとなしいから「おとなしいふりをする」という意味で

 

猫をかぶる

 

という言葉が使われます。

 

これを英語でいうと、

 

pretend to be innocent    無邪気なふりをする 

pretend to be gentle  おだやかなふりをする

pretend to be docile      おとなしいふりをする

 注)docile は「従順な、おとなしい」

 

このように、pretend to ...  の熟語を使って、適切な形容詞を置けばよいです。

 

pretending not to know something

~を知らないふりをする

 

このように、pretend not to know  〇〇

 そのシーンに合わせて、「〇〇を知らないふりをする」のように使ってもよいです。

 

もうひとつ、似た動詞として

 

feign  (~を装う、~を決め込む)

 

があります。

 

feign innocence 無邪気を装う

feign+ 名詞

 

feign to be innocent 無邪気であることを装う

feign to be 形容詞

 

のように使うことができます。

 

さらに、put on a mask も覚えておきましょう。

 これは、本当に「マスクをつける」ほか、「正体を隠す」意味があるので、これも「猫を被る」の訳語として使えます。

 

この子は普段は、おとなしくないので、この子こそ、今は猫を被っています。

This boy is not usually calm but is pretending to be docile now.