思春期に起こる、こんな親子関係の変化。

こんにちは。
ピースオブマインドです。

今ではご存知の方も
多いと思うのですが、
親（保護者）が子どもに
その時の気分で怒る、
八つ当たりする、
批判や否定ばかりする・・

そんな対応が続くと、
子どもは親の顔色を見て
行動するようになります。

しかし
子どももいずれ成長し、
思春期に入ると、
体格も大きくなり、
考える力もついてきます。

そうすると、
いろんなパターンが考えられますが
ひとつにはこのようなことが起こります。

それは・・

・・

・・

顔色を見る、が、
「逆転」するケースです。

親が子どもの
顔色を見るようになる、
ということですね。

子どもは、
適切、不適切に関わらず、
周囲の大人（多くは親）の
関わり方から人間関係を学びます。

また、これまでに

否定や批判をされても

言いたいことを言えず、
耐えて来たなら、感情も溜まり、
爆発することもあるでしょう。

キレることも

あるかもしれません。

そうなると怖くなり、
今度は親が子どもの顔色を見る
ようになることもあるのですね。

思春期に入ると、
幼児期のダダこねなどはなくなりますが、
その分、甘えたい、愛情が欲しい気持ちを

内に溜め込み、心を閉ざすこともあります。

「何を考えているかわからない」
とよく言いますがそんな感じです。

本人も
「どうしていいかわからない」
ということだと思います。

私（中栖）もその頃、
そんな状態でしたので、
手に取るように想像できます。

「親の言う事を聞く」
ことが続くと、気持ちや欲求を

「どう表現していいかわからない」
「どう感じているのかもわからない」

ということになりがちです。

表現しない分、
おとなしく（穏やかに）見えたり、
年齢相応に気を遣おうとする
大人らしい振る舞いに

「優しくなった」
「落ち着いた」

ように見えることもあります。

もちろん、
本当に成長していることもあると
思いますが、覚えておきたいののは、
これまでに子どもが

「気持ちを聴いてもらえなかった」
「やりたいことができなかった」ことで

「親は本当は

自分のことなんてどうでもいいんだ」

と（無意識下で）感じて来た

「傷つき体験」が癒されない限り、

そこには

怒り
悲しみ
悔しさ
見捨てられ不安
絶望

などの感情が抑圧されたまま
残っている、ということです。

エンパワメントセンター
森田ゆりさんの
「怒りの仮面」の裏側の感情ですね。
→（怒りの仮面について）

子どもが
健全に成長しているか否かは、
親（保護者）がこれまで
どのように関わって来たか、
がひとつの目安となります。

相手にとってあたたかさやぬくもり、
安心や信頼を感じる関わりでなければ、
怒鳴ったり批判したりしなくても
傷つくことはあります。

自分には価値がない、
ように思い込んでしまうのです。

そうならないためにはやはり、
自分が成長すること、と、
私も、今も必要なことを続けています。

子どもと、