お客様から下記の1枚の写真がLINEで送られて来ました。
デバイスを再起動する時間です。
デバイスは、17:36に再起動して更新プログラムのインストールを完了します。
この時間で問題がなければ[確認]を選択ください。
今すぐ再起動することも、アクティブ時間以外の時間にやり直すこともできます。
そして即電話が。
写真のようにWindowsが「再起動しろ」と言ってきてるんだけどこれどうしたら良いの?
信じていいの?それともウイルス?
なるほど、確かにそういう不安をお感じになるのは当然かと。
そんな翌日、私のパソコンの右下には下のような通知が。
再起動が必要です
お使いのデバイスをアクティブ時間外に再起動します。
アクティブ時間を変更するか今すぐ再起動するには、このメッセージを選択してください。
「今すぐ再起動」
これは、Windows10 の WindowsUpdate が発しているメッセージです。
共に、ウイルスやマルウェアーではないのでご安心ください。
Windows10から、ユーザーはWindowsUpdateを拒否することができなくなってしまいました。
その代わり、そのアップデートを行う時間を指定することができるようになりました。
(過去のWindowsUpdateにもこの機能の簡易版はついていました)
バックグランドでアップデートプログラムを自動ダウンロードすると、再起動が必要なインストールプログラムがある場合、WindowsUpdateは再起動を促してきます。
その際
・今すぐ再起動
・アクティブ時間が終了後再起動
・カスタム再起動時間を使用する
の3つの選択肢があります。
これは スタートボタン → 設定 → 更新とセキュリティ にて下のように確認・設定ができます。
一番手っ取り早いのが「今すぐ再起動」です。赤枠内ですね。
ただ、これが簡単なアップデートなら良いのですが、運悪く Anniversary Update の様なものをアップデートしてしまうと、そこから2時間弱パソコンが使えないと言う事態に陥ります。
・Windows10 AnniversaryUpdate , WindowsUpdate適用開始
http://ameblo.jp/pctascal/entry-12203092784.html
アクティブ時間というのは、「仕事やパーソナルでこの時間帯はパソコン使っているから勝手に再起動しないで!」という時間を設定することです。
緑色枠のところです。
「アクティブ時間の変更」をクリックすると、ここでアクティブ時間を設定することができます(最大12時間)。
問題なければ「今すぐ再起動」もしくは「確認」でOKですし、まだ仕事中などでパソコンを再起動されたくなければ「後でやり直す」をクリックします。
そしてアクティブ時間が無事終了すると・・・
このメッセージが現れます。
注意点はこのメッセージが出た場合、このまま何もしない、もしくは「確認」を押すと表示された時刻に勝手に再起動されてしまいます。
最後に「再起動のオプション」です。オレンジ枠内ですね。
これは、すぐにこのアップデートプログラムをインストールしたくないときに、日程や時間を後日にずらせる機能です。
例えば大きなアップデートや、業務用ソフトメーカーがOK言うまでアップデートを一時的に留めておきたいときなどに使用します。
設定しておくとその日その時間までは今回のWindowsUpdateプログラムはインストールされません。
そしてその機能が働き、アップデートの時間になると・・・・
やはり同様にこのメッセージが現れます。
つまり、私に出てきたメッセージもお客様に出てきたメッセージも内容的には同じだったわけです。
「今すぐ再起動」を押すとそのまま再起動してWindowsUpdateが始まります。
「後でやり直す」を押すとひとまず再起動は回避されます。
「確認」を押すと指定された時間(この場合は17:36)に勝手に再起動されWindowsUpdateが始まります。
Windows10からはWindowsUpdateは絶対になりました。
日程を遅らせることはできますが、Windows8以前のように「インストールしない」という選択肢はありませんのでご注意ください。
そして、共にメッセージを無視ししてそのままにしておいてパソコンを使用し続けた場合、最後に電源を切ろうとすると、
・・・・と、いうメッセージが出て、どちらにしても更新しないといけないのですね。
ただ、更新してシャットダウンした場合、もしこれが大型アップデートだとすると、次回パソコンの電源を入れた時、とぉ~~~~~~~~~~~~っても時間がかかってしまい、Anniversary Updateのように1時間半なにもできない・・・という事態に陥ります。
仕事で毎日パソコンをお使いの場合、時間を有効に使うためにも、このアクティブ時間をうまく設定してWindows Updateを制御した方が良いかもしれませんね。