昨年、iPhone・iPadで撮った写真データをパソコンへコピーする方法をブログに書きました。
新年度で、買い換えもあるかと思いますが、この2ヶ月ほど、私のブログのアクセス数で一番多いです。
・iPhone・iPadで撮った写真や動画データーをパソコンにコピー(バックアップ)する方法
そこで、今回は直接ではなく、クラウドを使ってiPhone・iPadで撮った写真や動画データをパソコンへ保存する方法をご案内します。
ただ、この方法はクラウドを利用しますので、iPhone・iPadを使用の場合、Wi-Fi環境以外ではパケットを使ってしまうことをご了承ください。
ですので、ご自宅など、Wi-Fi環境が無い場合は逆にあまりおすすめできない手法になります。
ですが、慣れてしまうと、実はこの方法の方が非常に便利です。
さて、クラウドにもいろいろありますが、今回はOneDriveと、Dropboxでやってみようと思います。
Dropboxがクラウドでは有名ですが、Onedriveは無料で15GB使える上に、iPhone・iPadのカメラアップロードと連動すると、なんとさらに15GB無料でもらえるメリットがあるのがありがたいですね。
もちろんどちらを使ってもOKですし、これ以外のクラウドを活用いただいても結構です。
※注意:クラウドは物理的なストレージではなく、インターネットにデータを置く手法です。
そのため、データ漏洩の危険が常に伴うと言うことをご承知ください。
クラウドメーカーがデーター漏洩してしまったり、リスト型アカウントハッキングでご自分のユーザー名とパスワードがいつの間にか漏洩していたり、いろいろあります。
クラウドにおいたデータは最悪漏洩するかもということを念頭に置き、クラウドを活用願います。
リスト型アカウントハッキングにつきましては過去のブログ記事をご参照ください。
・米有名女優の画像大量流出を教訓にもう一度クラウドの危険性を認識しよう
・リスト型アカウントハッキング~なぜIDとパスワードを個々のアカウント毎に変えなければならないのか
・パスワード管理はパスワード帳を作った方が安全!?
それでは、前置きが長くなりましたが、クラウドを使ってiPhone・iPadの写真・動画データをパソコンにコピーしてみましょう。
アカウントを持っていない方はまず、アカウントを作成します。
・Dropbox(無料2GB): https://www.dropbox.com/ja/
・OneDrive(無料15GB): https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
※OneDriveはマイクロソフトアカウントになりますので、Windows8やWindowsLive等で既にマイクロソフトアカウントを作成している方はそれをそのままご利用ください。
そして、パソコンでクラウドデータが同期できるよう、同期ソフトをダウンロード・インストールします。
(Windows・MacOSどちらでもOKです)
・Dropbox : https://www.dropbox.com/install
・OneDrive : https://onedrive.live.com/about/ja-jp/download/
すると、パソコン(PC)のお気に入りに各フォルダーが自動作成されます。
このフォルダーがクラウドと自動同期します(=ハードディスクに同じ容量の空き容量が必要になります)。
続いて、、iPhone・iPadで使えるよう、iTunesでアプリをダウンロードいたします。
・Dropbox : https://itunes.apple.com/jp/app/dropbox/id327630330
・OneDrive : https://itunes.apple.com/jp/app/onedrive/id477537958
ここから私のiPhoneで設定を案内していきますが、画像は向かって右側がDropbox、左側がOneDriveです。
作成したアカウントのユーザー名とパスワードを入力してログインしたあと、各アプリの「設定」から、カメラバックアップを有効(オン)に致します。
ここで、注意しないといけないのは、設定を間違えると、自動同期によりiPhone・iPadのパケットを使いまくってしまい、撮ったものに動画なんぞあろうものなら、スマホの容量制限にすぐ達してしまわないようにすることです。
カメラバックアップを有効にした後、設定で
・「携帯のネットワークを(モバイルネットワークを)使用」を “オフ” に(下図赤枠内)
これによりクラウド同期がWi-Fi環境の時のみになり、パケットを使用しなくなります。
また、アプリが起動していなくても勝手にカメラバックアップが動作し同期してしまうのを防ぎたい場合、
※裏で動くため、気がつかないうちにパケットを消費していたり、バッテリーが普通より消費されたり、動作が重くなってしまっていることを防ぐことができます
・「バックグラウンドでのアップロード」を “オフ”にします(下図オレンジ枠内)
以上で設定は修了です。
そうすると、iPhone・iPadで撮った写真はDropbox・Onedriveアプリを起動すると、Wi-Fi環境であれば自動でクラウドにコピーされます。
この時点でiPhone・iPadのカメラロールデータとは分離しますので、カメラロールから写真を削除してもクラウドの写真は削除されません。
もちろんその逆もです。
続いて、クラウドにアップロードされた写真・動画をパソコンで読み取ります。
コンピュータ(Win8はPC)→お気に入り に、クラウドフォルダーができています。
(デスクトップにもフォルダーがあるかもしれません。同じものです)
そこから
・Dropbox → カメラアップロード
・Onedrive → 画像 → カメラロール
の順にクリックしますと、そこにiPhone・iPadからクラウド経由で送られて来た写真画像・動画があります。
後は、ご自分でパソコンのフォルダーに写真・動画を移動し、保存をしてください。
※そのフォルダー内はクラウドと同期していますので、クラウドの容量(Dropbox:2GB・OneDrive15GB)を超えると保存できなくなりますから、PCの別のフォルダーに移動するのが賢明です。
逆に、このフォルダーはクラウドとして同期していますから、このフォルダーにword/excel/pdfなどの書類や写真データをコピーしますと、iPhone・iPadで見ることができます。
これもクラウドを活用するメリットの一つです。
以上で、iPhone・iPadで撮った写真・動画データをパソコンにコピーすることができました。