こんな画面が出たけどどう対処したらいいの?

というお問い合わせメールが上記の画像付きで来ました。
これは、インターネットエクスプローラー(IE)を起動するとたまに出てくる画面です。
インターネット閲覧ソフトブラウザは、そのままの機能では動画などの多彩な機能が入っておりません。
この追加機能のことをプラグイン・アドオンといい、大手から中小・個人までたくさんのアドオンが世の中に出回っています。
有名なところで言えば、たとえばFlashPlayerというアドオンをインストールしなければYouTubeを見る事ができませんし、
Javaというアドオンは、ゲームや業務ソフト・株価のチャートソフトなどによく使われています。
このアドオンやプラグインが、インターネットエクスプローラー(IE)の起動や動作を遅くしている元凶なのです。
便利な機能と速度というのは相反してしまうのですね。
その上もともとIEは、Windows95以前から存在するインターネット閲覧ソフト(ブラウザー)です。
いろいろと改良されているとはいえ、プラットフォーム・エンジンは20年以上前のものなのです。
(※いよいよWindows10からはIEの後継になるであろうブラウザ「Spartan (コードネームなので名前は変わるかもしれません)」が登場します。
果たしてどれだけ良くなっているのか期待ですね)
では、本当にそんなに差が出るの??
・・・と疑問を持たれる方は、
スタートボタン→すべてのプログラム→アクセサリ→システムツール ・・・にある、「Internet Explorer (アドオン無し)
でIEを起動してみてください。それがIE本来の速度なのです。

※ちなみにWindows8,8.1ではこのメニューが無くなってしまっていますので、
スタートボタン右クリック→ファイル名を指定して実行・・・で、 iexplore -extoff と入力して OK にてアドオン無しIEが起動します。

話を元に戻しまして、では最初の画面が出ましたらどうしたら良いのでしょう。
アドオンの内容がわかる場合は、不要なアドオンを無効にして速度向上をなさっていただいて結構です。
・・・が、はっきり言ってよくわからないと思いますので、この画面が出ましたら、何も無効にせず、完了ボタンで良いと思います。
また、一番下に出たメニューには▼ボタンから「無効にしない」を選択するのがよいと思います。
速度の向上はできませんが、(そのソフトにとっては)必要だからアドオンが入ったといえますので。
ですが、アドオンの中には悪意を持っているものもあります。スパイウェアやウイルスですね。
ですから、新しいアドオンがインストールされ、それが心配でしたら、ウイルス対策ソフトでコンピューターの完全スキャンをすると良いかと思います。
もしそのアドオンが悪意を持ったものならウイルス対策ソフトが駆除・無効化してくれると思います。

このアドオン、もちろん自由に有効化・無効化することができます。
またそれ以外でもツールバーの有効化・無効化、検索プロバイダーの選択等も設定することができます。
方法はIEの画面右上のギアマークをクリック→アドオンの管理 です。

ここで、いろいろな設定をすることができますので、必要に応じて設定してみてください。
ですが、自信がない場合はYouTubeが見られなくなったり、PDFがリンクしなくなったりと、いろいろなことが起きるかもしれませんので、さわらない方が良いかもしれませんね。