先日のブログで、メールに添付するデーターは大きくても3MBぐらいまでがマナーですとご案内いたしました。
では、それより大きなデーターをメール等で送りたいときは?
また、SkypeやLINE等で大きなデーターを送りたいときは?
やはりクラウドを使うのが一番便利だと思います。
クラウド・・・直訳すると雲。つまり空の上の雲の中=インターネット上にデーターを保存するという意味です。
データーがインターネットにあるのですから、インターネットに繋がっているパソコンやスマートフォンなら、簡単にデーターを閲覧したり、ダウンロードしたりできるというわけです。
簡単ですが、クラウドのメリット・デメリットを書き出してみました。
★ メ リ ッ ト
・データーがインターネットに有るため、インターネットに繋がっているPCやスマートフォンでもデーターの閲覧・共有ができる。
・データーの共有ができるため、メール等でわざわざ必要なデーターのみを送ってもらう必要がない。
・アップロード・ダウンロードの形式になるため、大きな容量のデーターでも共有できる。
・「同期ツール」を使用することにより、複数のパソコンのデスクトップで手軽にデーター共有ができる。
・URL公開等で、大容量データーをメール添付することなく取引先や客先・友人等に送ることが可能。
★デ メ リ ッ ト
・データーがクラウドにあるため、セキュリティアタック等でデーター漏洩の危険性がある。
※顧客情報や取引先情報、社内重要機密等、漏洩してはまずいデーターを絶対にクラウドに置いてはいけません。
・一つのファイルを全員で共有するため、データーの更新・コピー・移動・削除等、操作を誤るとデーターが消失する可能性が有る。
・URL公開等で公開設定方法を間違えると、URLを教えた相手にデーターを閲覧できる状態のままになってしまう。
・ほぼ同時に同じデーターを別の人が更新した場合、後から同期した方のデーターが優先されてしまう。
・定期的にクラウド上のデーター(trashbox等)をメンテナンスする必要がある。
・インターネット障害が起きるとデーターを閲覧・更新することができない(同期ツールでPCに入っているデーターは閲覧可能)。
こんなところでしょうか。
ビジネスクラウドはたくさんありますので、ここでは無料でできる大手クラウドサービスをピックアップしてみました。
・Dropbox
https://www.dropbox.com/
・Google Drive
http://www.google.com/intl/ja/drive/
・One Drive
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
・Yahooボックス
https://box.yahoo.co.jp/
・iCloud Drive
https://www.icloud.com/
各社の比較はこんな感じでしょうか(見にくい場合は画像をクリックして拡大ください)
また、写真の共有に特化したクラウドサービスもございます。
これは、同窓会など、不特定多数で写真データーを共有した場合にメリットがあります。
・30DaysAlbum
http://30d.jp/
クラウドの最大の恐怖はデーター漏洩・流出です。
絶対に他人には見せられないデーターはクラウドに長期間おいておかないようにしましょう。
また、そのクラウド会社がハッキングに遭わなくても、リスト型アカウントハッキングで偶然ビンゴってしまうとログインされてしまいます。
先日のiCloudセレブヌード画像流出事件はこのリスト型アカウントハッキングでした。
クラウドのIDとパスワードは特に他と違う、ユニークなものに設定してください。
オンラインバンクのパスワード同様、定期的に変えるのも必要かと思います。
長くなったので今回はこの辺で。
機会があったら次回は、DropboxとGoogleDriveの共有データーの公開方法を説明しようと思います。
この方法を知らないとメールやLINE・Skypeで大容量ファイルを送れませんので。