これまで、中古のレッツノートがいかにコスパが良いかを中心に述べてまいりましたが、
一方で、本質的な話として、レッツノート自体の秀逸さに焦点を当てていきたいと思います。

その一つとして、「キーボードの打ちやすさ」があります。
これこそ、レッツノートが個人需要、法人需要の膨大な利用ケースを分析して、使いやすさを追求した先に、現時点で最高と思われる形に行き着いた、それがレッツノートのキーボードです。

一例として、10インチPCであるレッツノートRZシリーズのキーボードが、HPに紹介されていますが、
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_letsnote_lineup_rz6-2017spring_usability
(ちなみにこのHPは法人向けなので、使いやすさの面では様々な細かいことまで頑張って工夫しているよ、というのをいろんなページに分割して説明しています)
10インチなのに、異様に打ちやすいんです…。思考のスピードで文字がアウトプットできます。気持ち悪いくらいにスムーズ。初めて打った時、ちょっとびっくりしたくらいです。
もちろん、RZシリーズは既に廃番になっていますのであれですが、それでも2020年くらいから中途半端に勃興してきたUMPCなんかに比べると、同じ10インチでも雲泥の差のはずです。それでいてそれらのUMPCは平気で10~20万円くらいしますので(CPUは最新型ですが、それ以外が甘すぎ)、10インチの選択肢は、レッツノートRZくらいしかないわけです。しかも、中古で、安い。(MSのサーフェス系も10インチ前後のものがあるかもですが、キータッチはレッツノートに軍配かな。)(ちなみに、私はMacBookも所有していますし、iPadの公式キーボードも何度も試し打っていますが、レッツノートRZに勝るキータッチは記憶にありません。)

10インチで打ちやすいんですから、その他のレッツノートの主流である12インチや14インチで打ちやすいのは自明というわけで、
キーボードはもちろん好みもありますので、機種の大きさ、重さ、液晶画面の大きさ、などといった、PCを選ぶ時の要素のひとつに過ぎませんが、長くPCを使っていく上では重要な要素と思いますので、RZシリーズは中古PCショップでも店頭展示されていることが少し少ない傾向にあるので、購入前に試せるかどうか分かりませんが、
一度、レッツノートの「リーフ型キートップ」を体験してみて下さい。打ちやすさにやみつきになること間違いなしですよ! 

新品、中古も含めれば、「PC、パソコン」という選択肢は数えきれないほどある中で、自分の好み、必要としているPCが何かということを選ぶのはなかなか難しいことですが、こと一般的な事務系の実用性を重視するのであれば、間違いなくWindows系OSでしょうし、法人リースを含めて日々常に酷使される状況にある法人向けPCの堅牢性や安定性、実用性として磨き抜かれた使いやすさを重視するのであれば、レッツノートは間違いないと言えます。
もちろん、20~40万円級のレッツノートの新品最新機種を買えれば、その実用性の最新アップデートされた状態を享受することができますが、その系譜である過去のレッツノートにおいても、実用性の改善は常に行われてきて、2~4年前の機種であっても今も十分に通用すると感じます。

パナソニックの回し者ではないのですが、この秀逸な機種「レッツノート」は賞賛に値しますし、今後も法人リースで使い続けられて、中古PC市場に安定的に供給され、2~4年落ちであっても我々中古PCユーザーが買い替えをできるような、そんなサイクルが今後も継続することを期待したいところです。

今も、法人ニーズに対し、レッツノートは間違いなく健在です。
実際に私が会社に勤務して(私の会社は残念ながらレッツノートではないのですが)、コピー会社のメンテナンスの人などが来ると、たいていそういう人が携行使用しているPCはレッツノートです。移動、モバイルなどの必要性で、タフに使われる現場ほど、レッツノートでなくてはならないということが根付いているのでしょう。

新品PCは、究極的にはどこで買っても同じで、値段が多少違うとか、ショップ独自保証があるのかとか、その程度の差で、肝心の本体の品質に関しては、新品ですから、メーカー保証もありますし、特段心配することはありません。

一方、中古PCは、出元でどのように使われていたかを把握することは難しいので、中古PCショップがいかにその品質を見極められるか、非常に重要になってきます。
また、様々な個体差のある中古PCを、いかにきれいにして、商品として買う人のニーズに合致させられるかも、中古PCショップの力量次第となります。

ネットに関しては、Amazonや楽天でも中古レッツノートの販売はたくさんあり、逆にそこは、中古PC販売会社名を吟味し、yahooやauPayマーケットなど、複数の出店や独自HPなどから、その中古PCショップの与信などを、個人の側として見極めることも重要です。
Amazonや楽天の口コミは、ショップ側がレビュアーに対してどのようなインセンティブを与えているか分かりませんので、その口コミの真偽は読みながら精査するしかありませんが、悪い口コミの存在度合いなど(それも真に消費者の口コミかどうかも判別は難しい可能性もある)、吟味しつつ参考にするといったところでしょうか。

そんな中で、今まで私が購入した経験のある中古PCショップについて紹介します。

■TCEダイレクト(ネット)、PCコンフル(リアル)
https://www.tce-direct.com/
https://pc-comfull.com/
HPを見ると、関連性があったり、同じような商品が同時期にリアル店舗とネット店舗に出てたりします。
品数も多く、それだけの台数をさばくことのできる会社としての体制が確立しているものと思われます。
ネットは、上記公式通販のほか、楽天やyahoo、auPayマーケットなどにも出店していて、与信は大丈夫なようです。同時出店していますが、シリアルナンバーのようなものを製品写真に写しこんであり、同じ商品であることが分かり、便利です。ポイント還元率など、自分の環境に合わせて購入先を選ぶことができます。
リアル店舗は、秋葉原に複数店舗あるほか(そんなに大きくはないですが、中古PCショップの中では大きい方だと思います)、名古屋や大阪にもあるようです。
リアル店舗の店員さんは、気さくに質問に答えてくれて(多少個人ごとに個性はありますが)、店の公式保証とは別に、いろいろと相談に乗ってくれそうな感じがあります。
ツイッターで掘り出し物の案内がほぼ毎日発信されていて、スペックと価格の表示が大きく見やすくて、本当に掘り出し物というかそのセレクションのセンスが良く、ツイッターでフォローしてツイート時通知をオンにしておく価値はあります。リアル店舗はやはり土日に力を入れているようです。
リアル店舗での購入時には、オレンジ色の不織布の丈夫そうな袋に入れてくれます。PCを入れるのにちょうどいいサイズなので、会社内や家の中でちょっと移動する際にPCを入れたりするのにも重宝しそうです。
レッツノート以外の中古も充実しており、ツイッターをチェックしておくと、レッツノート以外の優良中古PC機種にも出会うことができ、目移りしてしまうこと必至です。

■Be-Stock(ネット)
https://www.be-stock.com/shop2/note/panasonic.html
リアル店舗は鹿児島県鹿屋市にあるそうで、私はネットで購入したのですが、
上記URLの通り、レッツノートの中古に力を入れていて、ブログのような解説ページも別途用意されている力の入れようです。
在庫の数も多く、種類も幅広く、価格もリーズナブルなので、中古レッツノートを探す際の1つの候補に十分に入ると思います。
スペックや本体の状態によりますが、2万円を切った価格の商品もあり、様々な予算に応じて探せるのは魅力です。

■アトリオ(ネット)
https://a-trio.co.jp/service.html
事業所は川崎にあるようですが、中古PC販売としては、楽天、yahoo、ヤフオク、Amazonといったところのようです。
中古レッツノートを型番指定(例えば「CF-RZ6RFRVS」)で探すと、楽天などで出てくることが多いのですが、型番でしっかり検索できる状態にしてもらえているのがありがたいです。
価格帯もちょうどよく、発送もHPに記載のとおりで、朝注文で最速で翌日午前に届きました。緩衝材も大量に入っており(エアー系なので割ればゴミは小さくなります)安心です。
楽天のショップであれば、クーポンやポイント還元もあります(それほど高額ではありませんが、全く無いことに比べれば悪くないです)。

以下は、買ったことはないですが、行ったことのある店舗の紹介です。
■パソコン工房(リアル)(ネット有り)
https://www.pc-koubou.jp/
秋葉原で中古PCショップ巡りをしていた時に入った店の中では印象が良かったです。
中古PCショップ業界では比較的大手と思われ、リアル店舗の在庫もかなり多いです。
レッツノートに関しては、パナソニック神戸工場でリフレッシュ済、というのが売りのようで、そのせいか分かりませんが、他の中古PCショップよりは少しお高めの価格設定ですが、中古PCは壊れたら修理を出すか修理代金と同じくらい(?)でまた中古PCが買えてしまいますので、そういった点では3~5万円の出費がただの無駄にならないための安心を買うという点で、保証重視の方はこのショップで買うのは良いのではないでしょうか。
保証期間の有償上乗せ(3~4年の延長保証)ができるのもかなりありがたいです。
https://www.pc-koubou.jp/shop_guide/pc_hosyou.php?utm_source=faq&utm_medium=faq_content&utm_campaign=100&utm_content=nonpay











 

PCをそこそこ長いこと使ってきた経験から、会社や個人のPCというのがいかに劣悪な環境で酷使され、大事にされていない(会社のPCは壊したら怒られるので壊す人は少ないが、それでもお菓子やコーヒーこぼしたりする人は後を絶たない)のを見てきたので、
中古PCなんて、出元が個人だろうが法人だろうが、ほんとに動くのかよ、汚いんだろ、他人の使い倒したものなんていろんな面で信用できない、と、先入観や色眼鏡で見ており、これまではずっとPCは新品を買い替えてきました。(最近は私用でのPCの使用頻度は、iPhoneでできることが増えたというか、iPhoneと過ごす時間が多くなって、PCはかなり使わなくなってきましたが。)

そもそも、私が中古レッツノートに出会ったきっかけは、これまでの記載に沿うようなところで、新品PCのコスパが悪く選択肢が狭く、UMPCはキーボード配置が最悪だ、というところから、過去に発売された10インチ前後のPCの中で、レッツノートのRZシリーズに白羽の矢を立て、RZシリーズは残念ながら既に絶版なので(2022年8月現在)、必然的に中古PCの検討に至ったという経緯があります。

ほぼ初めての中古PCで(PC以外も、古本以外は中古は買ったことがほとんど無かった)、価格から「法人リース落ち品」というのは容易に想像がつきましたが、なにせリアルショップよりネットショップの方が在庫というか個体選択肢が多い(結局、ショップの選択肢も多い)ので、もし失敗しても痛手のないように、3万円未満の個体を選びました。
個体の状態の記載欄に「キーボードに黄ばみあり」とありましたので、ネットショップの問い合わせで「べたつきありませんか」などと質疑をやりとりして、果たして購入に至りました。

我が家に来た、中古PC(中古レッツノート)初体験の個体RZ4は、たしかにキーボードは黄ばみはありましたが、べとつきなどはまったくなく、法人で2~4年使用されたとは思えないほど、傷やかすれなどもそれほど気になるものではありませんでした。なんといっても実用上は全く問題ない個体レベルでした。
これを機に、中古レッツノートのコスパの良さ、評価が私の中で急上昇し、このようなブログを書くに至っています。

もちろん、傷やかすれ、汚れ、液晶のシミや斑点、ムラ、キーボード痕などは、ショップ販売員の主観ですので、それが買う人にとって許容できるかどうかは個人によって千差万別と思います。
ただ、PCは、動くのは中身であり、キーボードと液晶がインターフェースとしてちゃんと成立している(ストレスなく使える)レベルであれば、傷などはむしろ買い物上手、お金を無駄にしない、賢い消費者・利用者である証かもしれません。

本体の外観等が気になる方は、やはり新品PCを買われた方がいいかもですが、
「使えれば見た目はそんなにこだわらない」という方には、中古レッツノートは猛烈におすすめです。新品PCとの差額で、他のことにお金を使う余裕を与えてくれます。

中古のレッツノートの良いところは、機種の選択肢が多いところでもあります。
家電量販店等で新品のレッツノートを所望しようとすれば、現行販売中の機種からの選択となり、前述のとおり、2022/8現在なら、4機種程度に絞られます。

一方、中古のレッツノートであれば、法人リース落ち品の市場供給が中心になりますが、それでも過去からの蓄積等で、相当の種類から選択ができます。
https://panasonic.biz/cns/pc/support/prod/lets_list.html
パナソニック公式HP(上記は法人向けレッツノート生産完了品リスト)でも多くの基礎品番(最初の4~6文字くらい)がありますし、さらに「CF-SZ6」などの下の5文字の部分は、例えばSZ6なら上記HPで確認できる通り、15種類にも及びます。様々な法人ニーズ(スペックと価格)に対応するように細分化したものと思われます。
すべての型番が潤沢に中古市場に供給されるとは限りませんが、
例えば、前述の中古PCショップ Be-Stock では、
https://www.be-stock.com/shop2/note/panasonic.html
レッツノートの最初のアルファベットシリーズ(数字を含まない)だけで、13種類の在庫をラインナップしており、個体でいくと223台が販売中です(2022/8/11)。
CPU世代順で検索もできて、古いものはCore 2 Duo P8700のCF-S8HWRCPS(3万円)から、最新のものは第8世代のCore i5 8365UのCF-QV8TDAVS(11万円)まで、大変幅広いです。

スペックと個体差(本体の傷の多少、液晶のシミの多少、等)に応じて価格が決まっており、スペックや、重視する個体差、予算などから、じっくりと選ぶことができます。もちろん中古レッツノートを扱っている店はリアルはもちろんネットにもたくさんありますので、さらに選択肢が広がります。

型番については、法人モデルの特長として、特定の法人向けにカスタマイズ(たぶん一定のロット台数なんだと思いますが)されたものもあったりして、それはまさに掘り出し物級であったりします。そういったケースで、Core i7やメモリ16GBという希少な個体が流通することがあり、中古PCショップ通いやネットのこまめなチェックは実を結ぶはずです。何より、あまりに選択肢が多く、あまりに(新品に比べて)安くてコスパがいいので、リアルもネットもウインドウショッピングをしているだけでも相当楽しいです。「こんな機種あるんだ!」とか。

また、個体差もかなり大きく、使い倒されたり本体の一部が割れているものもあったりしますが、基本的には使用に支障は無く、一方でたまに急に「使用時間1000時間未満」という、真偽のほどは分かりませんが、その時間数に見合うと思われるほど本当にきれいな個体もあったりして、法人向けの型番なので、なぜ中古市場に出たのか分かりませんが(予備機としてリースしてあまり使われなかったとか?)、出会えるかどうかはまさに運次第ですが、こまめな中古PCの販売中個体状況のチェックは、その運を確実に上げると思います。

レッツノートは法人リース需要が安定的に旺盛なため、リースは必ずリースアップがあり、法人としてはその時点で最新機種にリース機種替えすることが通常のフローで、パナソニックが法人PCニーズを満たす新機種を提供し続ける限り(PCが世の中から無くならない限り)、法人リース落ち品が定期的に安定的に発生し、それが中古PC市場に供給されてきます。

通常、メルカリやヤフオクなどの個人のPC等売却や、個人PCの中古PCショップへの売却においては、前者では特にクオリティについて全くの担保が得られませんし、後者においても、いつ、何台、どんな機種が中古PCとして出回るかまったく予想がつきません。
(逆に、1年程度の型落ちの中古PCが出回る時は、こういった個人利用の買い替え等に伴う売却・中古化、というのはあり、型落ち度がまだ低く、仕入れ価格が低くないため、決して安い価格にはならないですが、新品PCを買うよりは安く手に入れられる、という点で、別の視点としては狙い目といえば狙い目です。あとは個人の好みですね。)

法人リース落ち品は、だいたい2~4年ということが読めていますし、リース会社と中古PCショップ(またはパナソニック公式リストア)でサイクルができているため、法人ということもあって、1台とかではなく、10台以上が一気に市場に出る(中古PCショップで販売され始める)ことは決して珍しいことではありません。
これは、中古PCユーザーからすれば、個体差はあるものの、店頭やネットショップの中古ランク(美品~ジャンク)を見ながら選べて、それも自分のニーズや予算に合った個体を選べるということになります。

レッツノートは、法人需要も多い一方、個人向け商品も販売されています。
例えば、ヨドバシカメラの2022/8/9現在のラインナップですと、
https://www.yodobashi.com/category/19531/11970/m0000001881/
型式としてはSV2、FV1、FV3、QV1といったあたりで、14機種(型番)、12インチか14インチ、機種によって光学ドライブ有無、などの状況で、価格帯としては、259,800円~398,200円(税込。ポイント10%還元)となっています。
あくまで、今日時点の最新型です。インテル第11世代CPUです。

一方、中古PCですが、中古といっても、発売当初はその時点での「最新型」だったわけでして、PCのCPUは年々進化、高速化していますが、
中古でも、今も実質的に「使える」レベルのスペックのPCとして、
例えば、Be-Stockという中古販売店でも取り扱いの多いSZ6(2017年モデル)は、インテル第7世代CPUですが、
https://www.be-stock.com/shop2/note/panasonic.html?cat=2169&product_list_dir=asc
中古PCですので同一型番のものも含めて30個体が販売中で、
なんと、33,600円~40,200円で買えるのです! 
法人リース落ちはだいたい2~4年で中古PC市場に流れてくるので、今はSZ6が主流ですが、その後のSV7(2018年モデル。インテル第8世代CPU。Windows11対応)が市場に徐々に出始めてきているのが2022年の今というところです。

法人リースPCは、一般の事業会社がリースでPCを利用したあとの再利用品として、中古PC市場に流れてくるものです。
PCは税務上の法定耐用年数が4年であることもあり、2年未満のリースは実質的に存在しませんが、構造的に自然と2~4年でリース落ちする(事業会社としては新しいスペックのPCに切り替えリースする)ようになっています。
リース会社は、リース料で基本的に利益を得ているので、推測ですが、リース使用後のPCは、相当安い価格で中古市場の仕入れ会社(PCショップ等)に売却されていると思われます。
このため、単純な比較はできませんが、型としては2~4年落ちですが、最新機種の1/10くらいの価格で、今もまだ十分現役として使えるレベルの中古PCが買えるというからくりです。
 

中古PCでも十分に使えるようになったのは、ネットやクラウドの充実も大きいです。
Wi-Fiや4G5Gのおかげで、クラウドにデータをアップロードして置いたりダウンロードして使ったりすることにはほとんど不自由はなくなり、データがクラウドにあるおかげで、PCやスマホなど様々な端末から同じデータを使えるようになりました。

かつては、所有する端末が複数存在する時、データはどこかの端末に存在し、クラウドも同期もサービス自体がほとんど無かった時代ですから、大変な不便でした。
そういう時代は、PCのHDD等にデータが存在し(持ち出すにしてもUSBメモリなど)、当然にそのPCやHDDの信頼性自体が非常に重要でした。

しかしながら、データがクラウドにあり、アクセスする端末を選ばないとなると、所有するPCにはほとんどデータを置かないことも少なくなく(クラウド自体をバックアップするセキュリティ的姿勢は必要ですが)、もしPCが壊れてもデータは壊れず影響を受けず、データには他の端末からアクセスすればいい、そんな時代になりました。

そうなると、お金をかけるべきは、高速通信環境であったり、生活シーンにおける利用したい端末を複数用意することであったり、信頼できるクラウドサービスを選ぶことであったり(バックアップ的に複数のサービスを使うことであったり)することであり、
端末自体については、不自由なく扱えれば、特にPCについてはコスパの見極めは重要になります。そのPC自体にどのような差別化があるのか。

2022年の現在においても、一般的なPC作業であれば、最新のPCのスペックは必ずしも必須というわけではなく、つまりはコスパが悪いことになります。
少し前の世代のCPU等のPCでも、十分に通用します。

最終的には、使う人の目的次第ですが、大半の人には、コスパの悪い最新新品PCは必要ないように思いますし、最初は低価格の中古PCから入って、どうしてもそれでは不足する作業がある時に、さらにスペックの高い中古PCを買うか、最新型の新品PCを買うか、といった順番でも十分に思います。

PCは時代によって趨勢は変わり、今はPCというよりスマホやタブレットで事が済む人は若者を中心に少なくないでしょうし、将来的にはメタバースの中にUIが存在する世界が来るとは思いますが、大半の会社の仕事は今もPCが中心であるのが2022年の時代というのもまた現実です。あとは好みもありますね。

とにかく、最近のPCはコスパが悪い、というのが私の印象です。
特に、モバイル機の価格はなかなか下がらず、
一方で、Celeron系(N4000番台など)のCPUは、最新のCPUであっても、現在のPCユーズのニーズに沿っておらず、いまだに相変わらず少したくさんブラウザを開いたり複数の作業を重畳させるととたんにCPUが100%になり、動作が緩慢になったり、プログラムによっては応答待ちになったりと、ストレスの多い端末が多くあります。まさに「安物買いの銭失い」。

以前は、CPU等の負荷がかかるPC作業というのがそれほど多くなかったのかもしれませんが、5万円以下のPCでも作業にストレスを感じることはそれほどなかったのですが、
今、5万円以下の新品PCを買うのはリスクが高過ぎます。

一方で、クーポン等の面倒を適用しても、使用に耐えうるPCは安くても8~10万が下限ラインとなっており、当然そのラインでは選択肢も少なく、家電量販店のPC売り場を眺めていると、ほとんどのPCが10万円台後半から20万円台が中心の価格帯のようにさえ見えます。

正直、使えるPCがもっと安かった時代を知っている人間としては、今の新品PCの高さ、コスパの悪さには納得いかない。

※そもそも、13インチ未満の端末がほとんど無くなり(UMPCはキーボード配置が最悪なので、あれはただの箱付きCPUです)、選択肢が狭まっていることも、私の新品PC市場に対する不満です。

そんな時、これまで新品PC一辺倒で、中古PCは根拠無く信用していなかった私が、中古PCと出会い、購入し、使い始めたのでした。

今までなんで気づかなかったんだろう、というくらい、悔しいくらいに、中古のレッツノートが良いです。
とはいえ、実際は、様々な環境が重なっている部分もあるとは思いますので、2022年の今、中古のレッツノートが「コスパいい」と感じる理由を共有できればと思います。

※概略・目次的な部分を先にアップロードします。
追って個別項目を別記事で詳述しますが、もしご質問点等ありましたら、ブログコメント欄か、ツイッターDMにてお尋ね下さい。

■前提(私の環境)
□動画編集などの大規模ファイルでのCPU等負荷の重い作業はしない
□一般的な、WEBブラウジング、文書作成程度
□PC使用歴は35年以上 (かといってPC自作・修理もしないし、トラブル解決が得意なわけでもない)
□私用 (仕事では会社からPC貸与)
□所有する中古レッツノート: CF-RZ4DFATS(3万円弱)、CF-SZ6Z16VS(6.5万円前後)、CF-XZ6RD4VS(3万円弱) いずれも2022年購入

■社会環境
□新品PCのコスパが悪くなっている
□データはほとんどクラウド保存できる (通信環境も含めて整っている今)
□最新のスペックのPCでなくても、数世代前のCPUでも、一般利用であればまだ十分使える

■中古のレッツノートが「コスパいい」と感じる理由 (要素を先に列挙。のちほど詳述します)
(1)法人リース落ちのメリットが多い
   (1-1)価格が安い
   (1-2)安定的に、一度に数十台クラスで、発売から約2~4年後に、中古市場に供給される
   (1-3)機種の選択肢がまあまあ多い
   (1-4)思ったよりはきれい
   (1-5)中古販売ショップもそこそこ多い ネットショップもある
   (1-6)法人に継続的に大量に利用されているということ自体がレッツノートの信頼性が高い評価を表すそのもの  (今も新品が法人で利用され続けている)
(2)キーボードがとても打ちやすい
(3)タフ(なはず) (頑丈。法人のシビアな利用に耐え抜く品質)
(4)軽い、小さい、コンパクト (もちろん機種によりますが)
(5)予備/交換用バッテリーを市中で購入できる
(6)SIMが挿入できる機種もある

■念のため気にしておく点
□中古だから「新品」ほどにピカピカなわけではない (個体差有り)
□中古販売ショップの保証期間はそれほど長くない
□新品ではないので、使用経過が存在し、把握できないので、いつ壊れるかは予測不能
 → データはクラウドに置いておきましょう。PC壊れたらまた中古買い替えくらいのつもりで。
□メモリ4GB、SSD・128GBでもそこそこ動くと思いますが、そんなに値段が変わらないので、8GB・256GBを選んだ方が吉

■おすすめ機種
□SZ6 … 市場流通量が多い = 選択肢が多い (個体差の選択肢を吟味できる)
□RZ4,5,6 … とにかく小さくて軽い
□XZ6 … 分離型 タブレットモードなら500gくらい!