中古PCでも十分に使えるようになったのは、ネットやクラウドの充実も大きいです。
Wi-Fiや4G5Gのおかげで、クラウドにデータをアップロードして置いたりダウンロードして使ったりすることにはほとんど不自由はなくなり、データがクラウドにあるおかげで、PCやスマホなど様々な端末から同じデータを使えるようになりました。
かつては、所有する端末が複数存在する時、データはどこかの端末に存在し、クラウドも同期もサービス自体がほとんど無かった時代ですから、大変な不便でした。
そういう時代は、PCのHDD等にデータが存在し(持ち出すにしてもUSBメモリなど)、当然にそのPCやHDDの信頼性自体が非常に重要でした。
しかしながら、データがクラウドにあり、アクセスする端末を選ばないとなると、所有するPCにはほとんどデータを置かないことも少なくなく(クラウド自体をバックアップするセキュリティ的姿勢は必要ですが)、もしPCが壊れてもデータは壊れず影響を受けず、データには他の端末からアクセスすればいい、そんな時代になりました。
そうなると、お金をかけるべきは、高速通信環境であったり、生活シーンにおける利用したい端末を複数用意することであったり、信頼できるクラウドサービスを選ぶことであったり(バックアップ的に複数のサービスを使うことであったり)することであり、
端末自体については、不自由なく扱えれば、特にPCについてはコスパの見極めは重要になります。そのPC自体にどのような差別化があるのか。
2022年の現在においても、一般的なPC作業であれば、最新のPCのスペックは必ずしも必須というわけではなく、つまりはコスパが悪いことになります。
少し前の世代のCPU等のPCでも、十分に通用します。
最終的には、使う人の目的次第ですが、大半の人には、コスパの悪い最新新品PCは必要ないように思いますし、最初は低価格の中古PCから入って、どうしてもそれでは不足する作業がある時に、さらにスペックの高い中古PCを買うか、最新型の新品PCを買うか、といった順番でも十分に思います。