時間より質!?受験生にとって「睡眠の質」が重要な本当の理由とは?

子どもの体の成長、体力をつけるために最も必要なのは、「食事」と「睡眠」です。

そもそも食べるか眠るか、どちらかがしっかり出来ていないと
人間の身体は、まともな生活を送ることができません。

特に、中学受験生のような、成長期のお子さんの場合に重視しなければいけないのは、
「睡眠中に成長ホルモンが分泌される」ということです。

成長ホルモンの重要性は、さまざまな健康番組などでも特集されました。
成長ホルモンは、体内時計のリズムにもよりますが、
1日のうち、午後10時から午前2時までの間に特に多く分泌されるということが研究によってわかっています。

この午後10時から午前2時までの間に眠りにつくことは、
「お肌のゴールデンタイム」として老化を防止して美肌を作る手助けをしてくれているということを
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

お肌の老化だけでなく、育ち盛りのお子さんにとっては、
この成長ホルモンこそが体力をつけ、健全な脳の発達のためにとても大切なものなのです。

ですから、このゴールデンタイムに「質の良い睡眠」をとることができると、
健康的な心身の成長が期待できるということをぜひ知っていただきたいと思います。

そのことを考えると、お子さんの睡眠の質が低下すると将来的に考えて
良くないということも分かっていただけるのではないかと思います。

お子さんの睡眠時間が不足すると、この成長ホルモンの分泌量が少なくなる可能性が高いので、
心身ともに、お子さんの健全な成長に大きな影響が出るということはぜひ知っておいていただき、
睡眠時間の調整を1日の学習計画とともに念頭に置いていただきたいと思います。

具体的に、質の高い睡眠をとることができないと、
お子さんには以下のような症状が出てくることが多いのです。

・年齢にそぐわない重度の肥満

・運動神経の発達不足

・情緒が不安定になりやすい

・不眠の症状が出てきて、眠りたくても睡眠時間を確保できなくなる

・成長ホルモンの分泌が不十分となり、成長期の発育が阻害される。

・日中の集中力不足、注意力散漫が生じ、学校生活や授業に支障が生じる。

・肉体・精神的ストレスを解消することが出来ず、疲労感がぬぐえない。

・興奮状態となり、疲れやすい・緊張状態が解けないなどの症状が出る。

・免疫が下がり、風邪や病気にかかりやすくなる。

これらの症状の中でも、
「情緒不安定」や、「不眠の症状が出て睡眠時間が確保できない」という症状は深刻です。

睡眠不足
成長ホルモンの不足
情緒不安定
ますます眠りにつきにくくなる
睡眠の質が落ちる
体と脳の疲れが取れない

という悪循環を生んでしまうからです。

そして、一度このようなサイクルに入ってしまうと、
なかなか持ち直すことが難しいということも、厄介なことなのです。

睡眠中の「成長ホルモン」が脳をリカバリーする!!

人間は、眠っている間に日中に受けた肉体的・精神的ダメージをリカバリーさせることができます。
このようなダメージをリカバリーする働きを助けるのが、眠っている間に分泌される「成長ホルモン」です。

ただし、この「成長ホルモン」は、1日のうちいつ眠っても分泌されるわけではなく、
また、眠っている間、ずっと分泌されるものでもありません。

一般的には、眠りについてから約3時間後から、もっとも多く分泌されるようになります。
さらに、朝起床して小学校へ行く、という中学受験生の生活サイクルを考慮すれば、
午後10時から午前2時までの「睡眠のゴールデンタイム」の間に
特に多く分泌されるということが研究によってわかっています。

成長ホルモンがなぜ大事かというと、心身の成長を助けるために欠かせないからです。

特に、中学受験生は1日中勉強と切っても切れない生活を送っており、
体の疲れだけでなく、脳の疲れが非常にたまります。
このような脳の疲れを洗い流してくれるのが、十分な質の良い睡眠をとることです。

中でも、睡眠を成長ホルモンが分泌される時間帯に
質の良い睡眠をとることができているかということがポイントになります。

それぞれのお子さんにベストな質の良い睡眠をとらせてあげることが大切です!

いつでもご相談ください。

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