⑲ スーパー眼力おじいちゃま♪
今日 日本一周アンケート をとるため
網走 商店街のある薬局に入った。
すると中には‥
とんでもないじいさんがこっちをにらんで立っていた!
なんとそのおじいさん、人をパッっと見ただけで、
その人の健康状態が分かり、血液型まで当てられるという
すごい能力を持っているらしい。
いきなり
けんじ の手を触り、
「お前は A型じゃーーー!!!」
「すげーーーーー!!!!」
「B型です‥」 けんじ
「‥ガーん ‥ (当たってへんやんけ!!)」ゆーすけ
「まあいい!! 何しに来たんや!?」 じいちゃん
「アンケートに答えてもらうためです」
自分の本を出版したいとゆうことと、オレ達に金がないとこを知ると
車でついて来い! と言い、まだ閉店時間じゃないのに店を閉めた。
着いたところは、ガソリンスタンド。
おじさんは、
「レギュラーパンパン( たぶん満タンの意味 )たのむ!!」 と、大きな声で言う。
そして、やっちゃん号 にガソリンを入れてくれ
「ラーメン食え!」とお金 ( 2千円 ) まで頂いた。
そして‥
「絶対にいい本出してくれよ!!」
と、とんでもないオーラを放ちながら鋭い目で言ってくれた。
本を出すと言っても、本気にする人なんて今までいなかった。
そのじいちゃんの強い気持ちが心の奥まで届いた。
すさまじい感動を手にしたオレ等は、
「ありがとうございます!
絶対に最強の本を創ってここに持ってきます!!」
と伝えた。
僕らは夢を持っている人に
「それは無理だ!」なんて絶対批判しない!
人に応援され、「やるんだ!!」という気持ちが、
また大きくなったことを今日教わったから。
⑱ 三日間メシ食えず‥‥
3日間メシを食っていない。
1日目は腹がへりすぎてたまらなかったが、2日。3日ともなると
食欲も元気もわいてこない。 人としゃべる気力もなく、
2人はほとんど会話もない。しばらくするとまた
食べたい 食べたい! という気持ちが出てくる。
ガソリンももうなく、あと何キロ走るかも分からない。
外はあいかわらず寒い!吹雪で何がどうなっているのか分からない。
金も全くないし もう限界だと思っていた‥
すると、
「ラーメン」と書かれた看板がうっすら見える。
けんじ と ゆーすけ はその店に無意識に入った。
「 捨てるものでいいです 何か食べ物を分けてください 」
死にかけの表情のオレ達を見てマスターは言った‥
「食べていきなさい!」
オレ達はお礼も言わずイスに座る。
作ってくれたおにぎり、味噌汁、おでんを何も言わずむさぼりつく、
胃が小さくなりすぎて味があまり分からず、吐き気がする。
でも食べたくてしかたがない!
マスターはそんなオレ等にやさしく
「今日は泊まって行け!」 と酒をついで飲ませてくれた。
「楽しければそれでいい!」を連発するマスターはかなり陽気。
元気が出てきて 「バクダン」 (焼酎のビール割り) という酒を
一気に流し込む けんじ
イスに座りながらぐったり寝てしまった。
ゆーすけ はゆっくり飲みながらマスターと語り合った‥
朝目覚めると、何日ぶり? 温かい布団の中だった。
久しぶりのこのぬくもりに 何ともいえない不思議な気持ちだった。
マスターはオレ達に手伝いを一切させてくれなくて、
朝食に 北海道に来て始めての ジンギスカン を食べさせてもらった。
すき焼き風でうどんも入っている。
「無理にでも食っとけ!(笑)」と言われ何杯もおかわりして
もう動けないくらい食べた。 そして、
「人が困っていて、自分に出来ることがあれば してあげるんだよ!」
とマスターは言った。
オレ達はなんてお礼をしたらいいのか分からなかったが、
「生きてまた遊びにきます!」 と言い店を出た。
昨日は、空腹であんなに苦しんでいたのに
満腹すぎるのはまた とんでもなく苦しかった
人間はなんて理不尽なんだろう?
その中でもオレ達は最低の人間かもしれない・・・
⑰ ニッポン最北端 『宗谷岬』
「こんにちわっかない!」 (ドッカーン!) けんじ
「いやいや、全然ウケてないから! さぁさぁ、とうとうやってきましたねー!
どーですか?、けんじさん!」ゆーすけ
「なにが?」 けんじ
「なにがって、あなた今言うてたでしょ 稚内ですよ! 北海道で一番
北に位置する街なんですよ!」ゆーすけ
「それはそうと、稚内ってゆうたら北海道の最北端やで!!」けんじ
「だから今言うたやろ!! ところで、けんじさんは稚内に来たことが
ありますか?」ゆーすけ
「 分からない! (ドッカーン!!) 」けんじ
「はっはっは! おもしろーい!って言うわけないやろ、バーカ!」ゆーすけ
今日は旭川から 250キロ 走り、ついに稚内の 宗谷岬(そうやみさき) (写真)に到着!
目の前の広大な海を眺めながら、自分が今北海道、いや、
日本の最北端 にいるんだと改めて思った!
海を隔てたその向こうにも、たくさんの 国 があり、たくさんの 人々の生活 がある。
当たり前のことだけど、なんか不思議。
テレビや雑誌もいいけど、やっぱり 実際に行って いろんなものを見て
確かめてみたい!
いつか行くであろう、 海の向こうの世界 に
(もうすぐ行くから待っとけよ!!)
と、心の中で叫びながら宗谷岬を後にした。
そして雪山の中でガス欠した...。(今日はここで寝るのか!?)‥
と思いながら、近くにあった事務所にダメモトで聞いてみると
そこのおじさんがちょうど帰ってきて、
まるでオレ達のガス欠を知って持ってきてくれたかのように
「ちょうど車にガソリン積んどるしやるわ!」
「おっちゃんマジええの?!」
オレたちは現実を疑った。。
10ℓ タダ で入れてもらえることになりました! (涙)
奇跡だ!ガソリンを積んでる車なんて
たぶん1000台に一台あるかないかだろう。
ガス欠になって1分もしないうちにその車に出会うなんて
本当に助かりました! おっちゃんありがとうございます!
日本一周始まってからオレらには本当に信じられない出来事が起こりすぎて
毎日毎日 ビックリの連続 である!!
こんなに簡単に世の中うまくいってもいいのか??
とたまに思う!(まぁ、3日間メシが食べられないとか
今日で連続15日間風呂入れずっていうのはあるが‥)
オレ達このまま行くとたまたま成功してしまうんじゃないか!?
という気がしてならない!
二人は次なる目的地、 網走(あばしり) に向かって
海岸沿いの道をノリノリで走り出した。
⑯ 日本一の旭山動物園!
今日、日本一と言われている動物園
『旭山(あさひやま)動物園』 に行って来た。
なにが日本一か? というと、お客の数だそうだ。
入園時間 昼11時~2時まで。
入園料 290円(安すぎ!)
入った瞬間いきなり興奮した!!!!
なんと、目の前から
ペンギンの集団がかわいくトコトコ歩いてきた!
(名物 ペンギンのお散歩。昼11時より)
けんじ と ゆーすけ かわいすぎて一瞬でペンギンの虜に!
お客は軽く500人を超えていて、みんなキャーキャー騒いで
大盛り上がり。
テレビの取材まで来るほどの人気!
従業員が大きな声で
「ペンギン には絶対に触らないでください!」
と叫ぶ
「たくさんいるペンギンの中で一匹だけ変なのが混じっていた‥ (写真:上)
かなり大きく、茶色の毛が生えている デブ ペンギン、
目つき悪いしどうみてもボス的な感じ
ボスが歩くとみんなそっちにぴょこぴょこ歩く。
けんじ が動いた
ボスペンギンに向かって
「かわいーなー おい!」
と言い、背中をポン!と叩く するとボスペンギン‥
地面の雪で滑って
パタン!っとコケタ。
けんじ は笑いをこらえまくりながら
「大丈夫か!!」 と
倒れているボスペンギンの頭をつかもうとしていた
「えーかげんにせえ!アホ!!」
と ゆーすけ けんじ の腹にボディーブロー入れる
お客 大笑い!
一件落着 ウソ‥(後で従業員にどぎつい説教を延々と受けた。)
この動物園のすごいとこ!!
まるで水族館と動物園が1つになった感じ。
上からは生のペンギン、アザラシ が見えて、(ここまでは普通の動物園)
その下で何をしているのか中に入って見れる!
入るとそこにはガラスのトンネルになっていて、360度見渡せ、
動物の泳ぐ姿もキレイに見れる!(これにはマジびびった!!)
他にも大量にいたが、最近新しくオープンして話題の
『オランウータン』
珍しいみたいですごい行列(待ち時間30分)ながっ!
やっと見れると中にはいるが、たった2分で終了。
しかも肝心の オランウータン は、木の上5メートルほどの所でびびって
隠れている。 (全然見えません)
オランウータンは 毛が以上に長く顔には貫禄があり
一言で表すなら
仙人みたい!
‥それでいて すっきリとした甘さを感じさせ、あまりにも‥‥
とにかく
最高 の動物園だった!! ‥が、
日本一というのはお客さんの数だけではなく
確実に
日本一寒い動物園だ! と思った
(気温おそらく-10℃以上)
行ってみて 損なし!!(断言!)
⑮ 旭川でインド料理
ゆーすけ は、夢の中で三途の川を見た。
人々が列をつくり次から次へと渡っていく。 (これがあの世か)
「‥‥ってことはおれも?」 そして ゆーすけ の番が回ってきた。
案内人の 鬼 がこっちを見ている。 するとその鬼が、
「お主はまだここに来るのは早い! 世に戻りお主の使命を果たすのだ!」
と言い、反対側の光の方を指差した。 ゆーすけ は
「そうだ! おれはまだやるべきことがある! 鬼さんありがとう!」
「さぁ行け!!」 鬼と握手を交わし、光の方へ走り出した。
一瞬パッと光に包まれて目が覚めた。
‐17℃ の車の中で、なんとか生きて朝を迎えられた。
鏡を見ると、唇が 紫色 になり顔全体が血の気がひいたように 青く なっている。
そこへ けんじ が
「おはよう! 生きとるか?(笑顔)」
「お前、どこで寝てたん?」
「ホテルのロビーで。暖房もきいて最高やったわ!」
「‥‥あっそ( ̄▽ ̄;)」
今日は旭川駅前通りにある、 フードテラス とゆう所のインド料理店に行った。
コックさんが日本語ペラペラの インド人 で、ウエイターの Sさん は
けんじ の 超タイプ のお姉さん。(写真:左Sさん)
初インド料理の二人は Sさん に説明してもらい、3種類の ナン と、
ダンドリーチキン を頼む。
ナン は、見た目がビザの生地に似ていて、食感はもちのように表面がカリカリ、
中はもっちり。
普通のナン、ひき肉入り、あんこ入りを食べたけど、全部うまかった!
「インドの人はなんでも素手で食べるのよ。」
と Sさん に言われて、手で食べてみると、
「ムシャムシャ‥ん?なんか違う!」けんじ
「そんなん変わらんて(笑)ムシャムシャ‥ん!?うまいぞ!」
なんで?
見た目は汚らしいけど、 ありのままの自分 で食べる感覚。
行儀も気にしなくていいので、 食べる ことを本当に楽しめる。
初対面の人と食事するときも、お互い手で食べることで緊張せず、心から
仲良くなれれると思う! (みんなも試してみて♪)
『手で食べるレストラン』 とゆうのがあったらいいなぁ!
あと Sさん が
「旭川にきたんなら 日本一の動物園 に行かなくちゃ!」
「に、日本一!?(仰天)」
興味津々の二人は詳しく聞くと、そこは街から少し離れた山の方で
『旭山動物園』 という。
今日中に 稚内 に向かう予定だったが、
「日本一なら行くしかない!」
今日はもう遅いので、明日動物園を見てから出発しようとゆうことになった。
最後に Sさん の言葉
「あなたたちに出会えてうれしいわ♪ がんばってね!」
仕事中やのに、オレ達みたいなもんの相手をしてくれてなんていい人!
ありがとうございます!
「‥‥結婚してください!」けんじ
⑭ 目指せ稚内!
思い出あふれる札幌を離れるのはちょっと寂しいけど、
次なる目的地は 稚内 !
ゆーすけ の運転で、 旭川 までなんとか行けた。 路面は氷がはってツルツル。
途中、ふと看板を見ると、
「ここから日本一長い直線道路! 12号線」
と書かれていた。
事故常習犯の けんじ が、運転したそうな顔をしていたが、 ゆーすけ は
(こいつの場合、直線でも危険や!)
と思い、見てみぬふりをした。
ハンドルは一切きることがなく、永遠に続く真っすぐな道。その距離なんと、
29キロ! 最高に気持ちいいぜ!(>_<)
旭川に着いたのは22時頃だったけど、人も歩いていて結構都会だった。
(写真:旭川駅)
少し歩いてみようと思い車をおりて歩き出すと、寒さを通り越して 「痛い!」
温度計を見ると、 目ん玉が飛び出た 。 なんと
『‐17℃!!』 最高新記録だ!
気付いたら けんじ のヒゲが凍り、 ゆうすけ の鼻毛が凍っていた。
札幌から100キロちょっとしか離れてないのに、 レベル が違う。
エンジンをきった車の中でガタガタ震えながら、
「寝たら死ぬ!」 と思った。 が、5分後
「...ぅ-」
ゆーすけ 爆睡‥‥ (死)
けんじ は、
(新しいパートナーを探そう) と思った。
⑬ パッチ と マサル
(写真:札幌駅)
ここまで体だけは元気だった けんじ と ゆーすけ。
しかしついに けんじ が倒れた‥
寒さが原因だと思うが、
極度の腹痛が けんじ を襲う。
けんじ はホテルのトイレに駆け込み、
七時間もの間 ゲリ と 嘔吐の繰り返し
必死に闘っていた!!
ホテルの係員が何度も何度もドアを叩き、
「ホテルに泊まってもらわないとトイレお貸しすることできないんですよ!!]
と言っている。
けんじ は、
「すいません‥‥ と言いながらも
それどころじゃねーんだよ!! マジで‥ (泣)
と苦しみ続ける。
そのころ ゆーすけ は一人札幌の街で、
日本一周アンケート をとっている。
体調を崩しているからといって 「大丈夫か?」
なんて付き添うことはない!
けんじ は、自分一人で何とかしようと必死!
ゆーすけ もそれを知っていて自分の事を考えている!
けんじ はそんな ゆーすけ の態度を
冷たいなんて全く思っていないし ( かまうな!って感じ )
ゆーすけ も、けんじ は自分で何とかするに決まっている!
と、信頼している。
ゆーすけ と けんじ が逆の立場でも
たぶん二人は同じ事をしている!
僕らのこんな関係は、昔から いや、これからもずっとこのまま続くだろう。
これが最高だと思っている!
そして、何とか歩けるようになった けんじ
今日札幌で会う約束をしていた 最高に熱い仲間
その名も
中藤 大(マサル) 21歳!
前にも一度紹介したが(④ 最終目的地「函館山」決定)、
函館でばったり出会った。
ヤツはやばいぐらい熱い!とても同じ21歳には思えない!(顔も)
トークは迫力あるし 話はおもろい!
しかも頭までいいときた!
世界の話 政治の話 歴史の話 今の日本の話
そして俺達の夢の話!
とにかく盛り上がりまくって
これから年とっていっても
好きな仲間集めて
「修学旅行」 とか 「運動会」
を、オレ等で開催しよう!!!
と言うことが決まった!
全く違う福岡と言う土地で生まれた21歳 マサル だが、
今 同じ日本一周しているということで
出会い 絆が生まれた!
マサル がんばれ!!!
⑫ 愛車「やっちゃん号」早くも復活か!?
朝起きてから、新しいバッテリーが見つかるまで、
けんじ は、しばらく車を置かしてもらえる所を探しまわった。
ゆーすけ は、車屋を探し歩いた。
別行動だったので 今日は、 けんじ に起こった出来事を書こうと思う!
オレ は駐車場のあるコンビニに入り車を置かしてもらうため交渉した。
そこで事件は起こった!!
コンビニ店長「どうなさいましたか?」
オレ 「すいません、バッテリー切れで身動き出来ないんで、少しの間
車を置かしてもらえないでしょうか?」
日本一周をしていてお金がないことを伝えた瞬間
いきなり店長の態度が変わった
店長「あ~そんなの無理無理!!
車置いてたら撤去するから!」
オレ「そんな言い方しかできないんすか!?(怒)」
自分が理不尽なことを言ってるのは分かっている。
お願いしてるのはこっちなんだから。
でも、オレに対する目つき、態度の変わりように心底がまんできなかった
いつもならここで ゆーすけ がとめに入るのだが、
今日は オレ しかいない。
もうとまらない!
ビビッタ様子の店長はまたコロッと態度を変えた
「すいません、すぐに近くのスタンドの人を呼びますので!」
と電話をかけた。
オレ は断って帰ろうと思ったが、待ってみることにした。
「今の子供は、すぐキレて人を殺す」 とよく耳にするが、
子供だけが悪いんじゃない!しっかりと向き合って話をし、
理解させない大人も悪いんじゃないのか?
これこれこういう理由があってどうしてもできないと
しっかり説明してくれれば、
オレは今日こんなことを言うことは絶対なかった!
日本一周アンケートでいきなり声をかける時も必ず怪しがられる!
でも、10代20代のだいたいの人は、変な勧誘と思いながらも、
しっかりとオレの目を見て 話を聞き 怪しくないかを判断する!
それに比べ 一概には言えないが、4,50代のおじさんに声をかけても
大半は 目も合わせず
「何も買いません。」と言ったり、
無視する人が多い!
見た目は大事だ! 人はある程度見た目で判断してもいいと
オレは思う!
でも‥
人も見ずに判断するのはどうなんだ!!
どうせなら
「おまえブサイクやからアンケート答えてやんねー!!」
って言われたほうが、気持ちよくあきらめられるやろうし
そっちのほうがうれしい!ちゃんと気持ち伝えてくれたんやから。
話は戻って、店長が電話した30歳くらいの
ガソリンスタンドの兄ちゃんが来てくれた。
「日本一周しててお金ないんです!」と言うと、
「いいからとりあえず店おいで!」
と言って、スタンドへ連れて行ってくれ、
車をみてもらったり、北海道を車で走るコツなど
いろいろためになる話を聞かせてもらった。
そしてなんと、
めちゃくちゃほしかったバッテリーをもらい、
しかもしかも
ガソリンを10リットルも入れてくれた。
お兄さんはオレに気をつかわせないためか
お礼を言っても
「気にするな!」 と言い
名前を聞いても教えてくれず
ただ
「日本一周楽しんでやれよ!」
とだけ言って仕事に戻っていった‥
オレ はどうしようもないうれしさと感動をおさえることができず、
しばらく一人 車の中で泣いていた
けんじ は、しばらく車を置かしてもらえる所を探しまわった。
ゆーすけ は、車屋を探し歩いた。
別行動だったので 今日は、 けんじ に起こった出来事を書こうと思う!
オレ は駐車場のあるコンビニに入り車を置かしてもらうため交渉した。
そこで事件は起こった!!
コンビニ店長「どうなさいましたか?」
オレ 「すいません、バッテリー切れで身動き出来ないんで、少しの間
車を置かしてもらえないでしょうか?」
日本一周をしていてお金がないことを伝えた瞬間
いきなり店長の態度が変わった
店長「あ~そんなの無理無理!!
車置いてたら撤去するから!」
オレ「そんな言い方しかできないんすか!?(怒)」
自分が理不尽なことを言ってるのは分かっている。
お願いしてるのはこっちなんだから。
でも、オレに対する目つき、態度の変わりように心底がまんできなかった
いつもならここで ゆーすけ がとめに入るのだが、
今日は オレ しかいない。
もうとまらない!
ビビッタ様子の店長はまたコロッと態度を変えた
「すいません、すぐに近くのスタンドの人を呼びますので!」
と電話をかけた。
オレ は断って帰ろうと思ったが、待ってみることにした。
「今の子供は、すぐキレて人を殺す」 とよく耳にするが、
子供だけが悪いんじゃない!しっかりと向き合って話をし、
理解させない大人も悪いんじゃないのか?
これこれこういう理由があってどうしてもできないと
しっかり説明してくれれば、
オレは今日こんなことを言うことは絶対なかった!
日本一周アンケートでいきなり声をかける時も必ず怪しがられる!
でも、10代20代のだいたいの人は、変な勧誘と思いながらも、
しっかりとオレの目を見て 話を聞き 怪しくないかを判断する!
それに比べ 一概には言えないが、4,50代のおじさんに声をかけても
大半は 目も合わせず
「何も買いません。」と言ったり、
無視する人が多い!
見た目は大事だ! 人はある程度見た目で判断してもいいと
オレは思う!
でも‥
人も見ずに判断するのはどうなんだ!!
どうせなら
「おまえブサイクやからアンケート答えてやんねー!!」
って言われたほうが、気持ちよくあきらめられるやろうし
そっちのほうがうれしい!ちゃんと気持ち伝えてくれたんやから。
話は戻って、店長が電話した30歳くらいの
ガソリンスタンドの兄ちゃんが来てくれた。
「日本一周しててお金ないんです!」と言うと、
「いいからとりあえず店おいで!」
と言って、スタンドへ連れて行ってくれ、
車をみてもらったり、北海道を車で走るコツなど
いろいろためになる話を聞かせてもらった。
そしてなんと、
めちゃくちゃほしかったバッテリーをもらい、
しかもしかも
ガソリンを10リットルも入れてくれた。
お兄さんはオレに気をつかわせないためか
お礼を言っても
「気にするな!」 と言い
名前を聞いても教えてくれず
ただ
「日本一周楽しんでやれよ!」
とだけ言って仕事に戻っていった‥
オレ はどうしようもないうれしさと感動をおさえることができず、
しばらく一人 車の中で泣いていた
⑪ 愛車「やっちゃん号」死亡…
「3500円になります。(笑顔)」
「えーーーー!!?」
コンビニで駐車料金をとられたやつはいないだろう。
無断で2日間も停められたのが奇跡だ。
それにしても、イタイ…。 オレらにとったら大金だ。
しかし、運命のデビルはまだオレ達のことを見放してはいなかった‥
エンジンをかけようと鍵をまわす‥
「カーカ!カカカカ!」
「?」
「カーカ!カカカカカ!」
「ん?」
「カーカ!カカカカカ!」
「なんで?」
「カーカ!カカカカカ!」
「!???」
「カーカ!カカカカカ!」「カーカ!カカカカカ!」「カーカ!カ カ カ カ!」
「カーカ!カ カ カ」
「カーカ カ カ カカ」
「カっ ぷすっ‥‥‥。」‥‥
平成17年1月11日
午前1時30分ご臨終です。
「うそぉーん!!?(涙)」
寒さでやられてしまったのか?
もしくは けんじ のヘタクソな運転のせいなのか?
オレ達の愛車 『やっちゃん号』 が、とうとう動かなくなった。
もう車屋さんはしまっているから、24時間のガソリンスタンドへ…
いいお兄さんが、軽トラでコンビニまで来てくれ、無料で見てくれて、
とりあえずは動くようになった。(ありがたき幸せ!)
原因はけんじではなくバッテリーだった。スタンドに戻り、
なにやら凄そうな機械でバッテリーを計ってみると、
「あー、機械に反応が出ないんで、ほぼ無いに等しいですねぇ!」
「バッテリー13000円で買い替えなだめですね」
たっ けーー( ̄▽ ̄;)
そんな金あるはずもなく、ゆーすけ と けんじ は
放心状態のまま暗い夜の闇に消えていった‥‥。
続く
⑩ 家出少女☆
札幌にきてこの2日間で、日本一周アンケートをとって、とって、
とりまくって残り200人(多っ!) 明日一気にとろうと思う。
今日は本当にいろんな出会いがあった。
狸小路(たぬきこうじ) 通りとゆう人通りの多い商店街で、
路上ライブをしていた
『16歳の天才ギタリスト』
歌うのが大好きで、「一生音楽をやっていたい」
と言っていた。(カッコイイぜ!)
同じく路上ヒップホップダンサーの、チーム
『スターティングメンバー』 と二人の美人ダンサー。
しゃべってるときは普通だけど、踊っているときは別人!(ダンスができたらモテるべ!)
『20歳のホスト系イケメンボーイ。』 でも、気さくでしゃべりやすい。
(女紹介しろー!)
『ゲーセンにたまっていた集団。』 見た目は不良っぽいけど、
中身は素直で優しい奴ら!(最初は恐かったぞ~)
そして、
夜中の1時に一人で道路のわきに座っていた、
『制服を着た若い女の子』
なんと、今さっき小樽から家出してきたと言う! しかもなにも宛がなく、
お金もないらしい。 今日の気温は -10℃。
こんなところにいたら絶対凍え死ぬ!!。
そこで、心優しい ゆーすけ は
「今日はおれらの車の中で寝たら?」 と言ったが
「うーん……」と悩んでいる。
今会ったばかりの見知らぬ変な男にそんなこと言われても、怪しむのは当然。
その子は、
「すすきのに行って住み込みで働けるとこ探します!」
(マジかよ…)
『すすきの』 とは、北海道で一番大きい夜の街だ。
キャバクラや風俗店がほとんど。(困ったなぁ …)
「とりあえず今日、どっかあったかい所に行って考えてから決めたら?」
と、ひとまず説得して、ホテルのロビーかどっかで休んで考えることにしてくた。
一応、なにかあったときのためにゆーすけの携帯番号を書いて渡したけど、
なにも力になってやれなかった。
別れ際に、自分のことで精一杯のはずなのに
「日本一周大変やろうけど、がんばってね!」
と応援してくれた。(感動) 人のこと心配してる場合じゃないのに…。
素直で優しい子だから騙されないかとても心配。
ゆーすけもけんじも昔、水商売をやっていたので、
いいとこも嫌なとこも分かる。 心配やけど応援するで!
「がんばれ!」
世の中にはいろんな人、いろんな人生があるんだなぁと思う今日この頃です。
人との出会いはすばらしい! あの子は、これからどんな人生を送っていくんだろう