今日 6月20日は、イギリスの作曲家 サー・エドワード・エルガー(1857~1934)の 序曲「コケイン」作品40 の初演された日です。
(レディー・エルガー)
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■演奏日:2018年11月10日(東京芸術劇場)
■演奏:立教大学交響楽団
指揮:田中一嘉
■2019/06/19 23:50 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
序曲「コケイン」作品40 は、エドワード・エルガー(1857~1934)がロイヤル・フィルハーモニック協会に依嘱され、1900~01年にかけて作曲した管弦楽作品です。
初演は、1901年の今日(6月20日)、ロンドン・フィルハーモニック協会主催の演奏会でロンドン・クイーンズ・ホールにおいて、作曲者自身の指揮によって行われました。
1901年3月24日に完成された演奏会用序曲であり、単独で演奏されます。
そして、彼の友人である多くのイギリスのオーケストラの団員たちに献呈されました。
「コケイン」とは、中世フランス語(païs de cocaigne)で、「満ち足りた土地」に由来する語で、「理想郷」を意味します。
また、英語ではコクニー(cockney)のことで、これは生粋のロンドン子を指す言葉でもあります。エルガーは、「首都ロンドンにて」 (In London Town)という副題を本序曲に与えています。
本曲は、エドワードVII世(1841~1910)時代のロンドンという大都会のにぎやかさや楽しい光景を描き出しています。
例えば、生き生きとした街ロンドンの様子とともにロンドンっ子の持つ質実剛健的な性格やロマンティックな2人の恋人たちの様子。
また、遠くから聞こえてくる軍楽隊の様子を織り込んでみたり。
最後は再びロンドンの街の活気ある様子へと戻ります。
(※エドワード・エルガーの参考記事)
■2019年06月19日■・『エニグマ変奏曲』(謎の変奏曲)作品36
■2019年06月19日■・「チェロ協奏曲」ホ短調 作品85
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