エルガー「チェロ協奏曲」ホ短調 作品85 | クラシックばっか 時空間

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今日6月19日(水)は、エドワード・エルガー(1857~1934)の「チェロ協奏曲」が初演された日です。

今日ご紹介するエドワード・エルガー(1857~1934)の「チェロ協奏曲」は、第1次世界大戦を避けて移住したイングランド南東部に位置する田舎町サセックスの丘に立つ通称「ブリンクウェルズ」と呼ばれる別荘で書かれました。


アナスタシア・コベキナ(Vc)
(Anastasia Kobekina)



エドワード・エルガー

静かで落ち着いた田舎町で精神的な落ち着きを取り戻したエルガーは、1918年8月までに、まず3曲の室内楽曲を作曲します。

その後、8月頃より本「協奏曲」に取りかかりました。しかし、田舎の不自由な生活に疲れ健康を損ねたアリス夫人のために、名医を求め、喧騒の街ロンドンの持ち家「セバン・ハウス」に移り、1919年にかけての一冬を過ごしました。

その間、本曲を完成すべく取り組見ましたが完成せず、完成は、同19年の初夏に「ブリンクウェルズ」の別荘に出かけて書かれ、今日 6月19日に完成されました。

 

  本「協奏曲」は、4つ(緩ー急 - 緩 ー 急)の楽章からなり、楽曲構成は以下の通りです。(なお、第1楽章と第2楽章がアタッカ(休まずに)連続して演奏されることから、3楽章構成とみることも出来ます。)

・第1楽章:Adagio - Moderato
     (アダージョ - モデラート)
           ゆるやかに - 中くらいの速さ
             ホ短調 4/4拍子 - 9/8拍子 
             自由なソナタ形式
・第2楽章:Lento - Allegro molto
          (レント - アレグロ モルト)
           遅く、ゆるやかに - 非常に速く
             ト長調  4/4拍子 

・第3楽章:Adagio(アダージョ)ゆるやかに
             変ロ長調  3/8拍子

・第4楽章: Allegro - Moderato
     - Allegro, ma non troppo
      - Poco più lento - Adagio
        (アレグロ - モデラート
    ー アレグロ、マ ノン トロッポ
    ー ポコ ピウ レント - アダージョ)
          快活に速く - 中くらいの速さ
         ー 快活に速く、しかし あまり速すぎずに
          ー 少し さらに遅く - ゆるやかに
              ホ短調 2/4拍子 

(約34分) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

■ヨー・ヨー・マ 1955年10月7日パリ  -  )

 

 

 


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■ミッシャ・マイスキー(1948年1月10日 ラトヴィア -  )

 

 

 


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■アナスタシア・コベキナ(1994年8月26日 ロシア - )(Anastasia Kobekina)

 

 

■2019年6月19日 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

がんばるよー。