<青ひげ公の城/消えた男の日記>
1月28日
<青ひげ公の城/消えた男の日記>をオペラ・ガルニエで見ました。<青ひげ公の城>は、ハンガリーのバルトーク、<消えた男の日記>は、チェコのヤナーチェクの作品です。パリ・オペラ座の総裁のモルティエ氏の方針で「埋もれた旧東ヨーロッパの作品を再発見する」ということから生まれた2作品のカップリング公演です。前半の<消えた男の日記>が約35分、後半の<青ひげ公の城>が1時間で、休憩なしの連続上演でした。

<消えた男の日記>
指揮・音楽監督 : グスタフ・クーン
演出 : ラ・フュラ・デル・バウス(カルロス・パドリサ&アレックス・オレ)
出演 : ヤニック(農夫) ー ミヒャエル・ケーニッヒ/テノール
ゼフカ(ジプシー娘) ー ハンナ・エステル・ミヌティッロ/メゾ・ソプラノ
女性の声1 ー ヒーユン・リー/ソプラノ
女性の声2 ー レティシア・シングルトン/メゾソプラノ
女性の声3 ー コルネリア・オンシオイユー/メゾソプラノ
本来はピアノ伴奏の23曲の歌曲を、今回音楽監督/指揮のグスタヴ・カーンがオーケストラ向けに編曲しオペラにしました。内容は、田舎の農夫がジプシーの娘に恋をして故郷、両親、すべてを捨てていなくなるというものです。チェコの東モラヴィア地方で実際に行方不明になった男の日記からヤナーチェクが曲を作ったようです。
ステージ中央の穴の中で農夫役のケーニッヒが半裸で、恋をした自分の感情をとくとくと歌います。ゼフカはジプシーというよりも娼婦風の衣装を着て、ヤニックを挑発します。途中、半裸のダンサーたちが出て来て日本の<ブトウ>のような演出もありますが、ケーニッヒのテノールは美しく、地味ながら素朴なすばらしい作品でした。
<青ひげ公の城>
指揮・音楽監督 : グスタフ・クーン
演出 : ラ・フュラ・デル・バウス(カルロス・パドリサ&アレックス・オレ)
出演 : 青ひげ公爵 ー ウイラード・ホワイト/バス・バリトン
ユディット ー ベアトリス・ユリア=モンゾン/メゾ・ソプラノ
バルトーク唯一のオペラで傑作といわれている作品です。青ひげの城がオペラ・ガルニエに設定されていて、美術セットはほとんどありませんが、多くのスクリーンを使って面白い演出になっています。青ひげ公を愛しているから過去をすべて捨てて彼の城に来たユディットが、彼のすべてを知りたくて城の7つの扉を開いて行くというストーリーです。最初の扉は拷問室、次は武器庫、そして宝物庫、‥‥。
青ひげ公役のホワイトはジャマイカ人で黒人の青ひげです。ユリア=モンゾンはフランス人。登場するのは2人だけですが、彼らの熱唱にいつの間にか引き込まれて行きます。
モルティエ総裁のいう「オペラは総合舞台芸術で時代と共に進化しなければ行けない。」という言葉通り、音楽だけではなく演劇的にも大変面白いものでした。演出を担当した<ラ・フラ・デルス・バウス>は、大道芸から始まり、バルセロナ・オリンピックの演出も担当したスペイン・カタルーニャ地方の演出家集団です。今回もビデオといくつものスクリーンを有効に使って、ステージだけでなく会場全体を異次元にトリップしました。オペラとしての出演歌手のレベルの高さはもちろんのこと、総合舞台芸術として高く評価できると思います。私自身はオペラの素人ですが、本当に舞台に引き込まれ、オペラのすばらしさに触れたような気がしました。

<青ひげ公の城/消えた男の日記>をオペラ・ガルニエで見ました。<青ひげ公の城>は、ハンガリーのバルトーク、<消えた男の日記>は、チェコのヤナーチェクの作品です。パリ・オペラ座の総裁のモルティエ氏の方針で「埋もれた旧東ヨーロッパの作品を再発見する」ということから生まれた2作品のカップリング公演です。前半の<消えた男の日記>が約35分、後半の<青ひげ公の城>が1時間で、休憩なしの連続上演でした。

<消えた男の日記>
指揮・音楽監督 : グスタフ・クーン
演出 : ラ・フュラ・デル・バウス(カルロス・パドリサ&アレックス・オレ)
出演 : ヤニック(農夫) ー ミヒャエル・ケーニッヒ/テノール
ゼフカ(ジプシー娘) ー ハンナ・エステル・ミヌティッロ/メゾ・ソプラノ
女性の声1 ー ヒーユン・リー/ソプラノ
女性の声2 ー レティシア・シングルトン/メゾソプラノ
女性の声3 ー コルネリア・オンシオイユー/メゾソプラノ
本来はピアノ伴奏の23曲の歌曲を、今回音楽監督/指揮のグスタヴ・カーンがオーケストラ向けに編曲しオペラにしました。内容は、田舎の農夫がジプシーの娘に恋をして故郷、両親、すべてを捨てていなくなるというものです。チェコの東モラヴィア地方で実際に行方不明になった男の日記からヤナーチェクが曲を作ったようです。
ステージ中央の穴の中で農夫役のケーニッヒが半裸で、恋をした自分の感情をとくとくと歌います。ゼフカはジプシーというよりも娼婦風の衣装を着て、ヤニックを挑発します。途中、半裸のダンサーたちが出て来て日本の<ブトウ>のような演出もありますが、ケーニッヒのテノールは美しく、地味ながら素朴なすばらしい作品でした。
<青ひげ公の城>
指揮・音楽監督 : グスタフ・クーン
演出 : ラ・フュラ・デル・バウス(カルロス・パドリサ&アレックス・オレ)
出演 : 青ひげ公爵 ー ウイラード・ホワイト/バス・バリトン
ユディット ー ベアトリス・ユリア=モンゾン/メゾ・ソプラノ
バルトーク唯一のオペラで傑作といわれている作品です。青ひげの城がオペラ・ガルニエに設定されていて、美術セットはほとんどありませんが、多くのスクリーンを使って面白い演出になっています。青ひげ公を愛しているから過去をすべて捨てて彼の城に来たユディットが、彼のすべてを知りたくて城の7つの扉を開いて行くというストーリーです。最初の扉は拷問室、次は武器庫、そして宝物庫、‥‥。
青ひげ公役のホワイトはジャマイカ人で黒人の青ひげです。ユリア=モンゾンはフランス人。登場するのは2人だけですが、彼らの熱唱にいつの間にか引き込まれて行きます。
モルティエ総裁のいう「オペラは総合舞台芸術で時代と共に進化しなければ行けない。」という言葉通り、音楽だけではなく演劇的にも大変面白いものでした。演出を担当した<ラ・フラ・デルス・バウス>は、大道芸から始まり、バルセロナ・オリンピックの演出も担当したスペイン・カタルーニャ地方の演出家集団です。今回もビデオといくつものスクリーンを有効に使って、ステージだけでなく会場全体を異次元にトリップしました。オペラとしての出演歌手のレベルの高さはもちろんのこと、総合舞台芸術として高く評価できると思います。私自身はオペラの素人ですが、本当に舞台に引き込まれ、オペラのすばらしさに触れたような気がしました。
