すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り -29ページ目

すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

【フランス】パリの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートからパリの日常まで、現地特派員が様々な情報をお届けします♪

はちみつやアーモンド、ピスタチオ、オレンジフラワーウォーターの香り。大きさも糖度も日本の和菓子っぽいイメージのオリエンタル菓子です。


私の舌が繊細じゃないのか、何を食べても「甘い」か「すごく甘い」のどちらかしか感じなかったり、オレンジフラワーウォーターの癖が強すぎたりであまり得意ではなかったがオリエンタル菓子ですが、11区にある« La Bague de Kenza »のアルジェリア菓子は特別。種類によって味や食感の違いが楽しめるのは勿論のこと、なによりも小さくてかわいく、日持ちもある程度するのでちょっとした手土産に重宝しています。
お店が持つ200種類近いバリエーションのアルジェリア菓子はアーモンドペーストが主体のものも多く、十種類ほどが常時グルテンフリーとして店頭に並んでいます。
アルジェリアのおかずパンのようなものもレジ近くに並んでいるので、甘いものも塩っぽいものもどちらも満たされてしまう嬉しいアドレスなのです。

 


La Bague de Kenza
106 Rue Saint-Maur, 75011 Paris

基本的に毎日9時~21時営業です。

12月のフランスの大ニュースと言えば、ジョニー・アリデイの死去です。

と言っても、フランス圏以外ではピンとこないこの国民的大スター。どれぐらいの大スターかというと、死去の報は政府要人でもないのに内閣府発表、亡くなった日のテレビは軒並みジョニー追悼番組(1、2、5、6、10、12、17、20、27がジョニー特集)、新聞も雑誌もジョニーが表紙、葬儀ではマクロン大統領が演説、そして地下鉄が駅で停車せずに通過したので「今日は何の日?」と思ったら、シャンゼリゼからマドレーヌ寺院までパレードが…。この人の賑わい方は、98年のフランスワールドカップ以来だそうです。

 

日本だと誰がなくなったらこんな騒ぎになるのだろう…と考えてもなかなか思いつかないものですが、「ジョニーがいたフランスという、ひとつの時代が終わった」と感じている人が多いとのこと。

生前から彼が指定していたという特注の真っ白な棺に沢山の人々が拍手を送る姿に、最後の最後まで愛されたるスターの姿をみたのでした。

 

Septembre, Octobre, Novembre, Décembre...«BRE»の付く月は、牡蠣が食べごろ。薄くてミネラルが多いフランスの牡蠣は、生に限ります。

 

 

大西洋に面したアルカションから毎週新鮮な牡蠣が届く15区の小さなお店は、厨房が無いのであたたかいものは出ません。ひたすら、牡蠣、牡蠣、牡蠣、そしてフランス南西部のワイン。サイズと数をチョイスし、開けたての牡蠣をみんな無言で食べます。

 

 

デザートはやはり南西部名物のカヌレで、シメを。さあ、冬が始まります。

 

 

La cabane à huîtres Paris
4 Rue Antoine Bourdelle, 75015 Paris
 

 

フランスはボジョレなんて騒がないんでしょ?なんて言われますが、いつも行くビストロはテーブルを端に寄せてDJを呼びワイワイ、カフェもディスプレイを凝らし、ワイン屋さんも「ボジョレ到着!」と宣伝。この一年のワインを占うお祭りにしっかりと乗っています。騒ぐところでは騒いでいますよ!

 

 


しんしんと冷えたパリで夏を偲ぶぶどうの味。冬時間になり日も短く厚い雲に覆われがちな街は、新酒を飲みながら夏の太陽を懐かしんでるように思えてならないのです。

荒れた天気が多かった2017年でしたが、さて世間の評価はいかがなものなのでしょう?

 

 

2015年11月13日金曜日21時20分。忘れられない時間が今年もやってきました。


あの日一般市民を狙うテロのあった交差点には事件を記したプレートが掲げられるようになり、花が手向けられています。パリで最も住宅密度が高いこの地域では、家族を、友人を、知人を亡くしたという人に会うこともありました。

 


そしてこの地域に住む私たちは同じ日をどのようにして過ごしているか?というと、テラスでカフェやワインを傾けては笑顔で喋り合う、変わらぬ日常を過ごしています。

 

«戦争に反対する唯一の手段は、それぞれの生活を美しくしてそれに執着することである。»