すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

【フランス】パリの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートからパリの日常まで、現地特派員が様々な情報をお届けします♪

クリスマスの飾りも点灯し、チョコレート市場が盛り上がり、ケーキ屋さんは今年のビッシュ・ド・ノエルの予約をはじめました。

11月のバカンスが終わり、ここからは年末まで一直線です。

 

 

ところで今年の冬は、冷え込むのがとても早いように思えます。11月前半で、既に最高気温が2桁に届きません。おまけに天気はヨーロッパの冬らしい曇り、時に大きな雹が降ったりで、急いでカフェに駆け込むことしばしば。石畳で足元も冷え込みます。

 

なのに不思議なのが、パリを行き交う人って足元が素足だったりするんです。タイツも履かず、本当の素足にローファーやフラットなバレエシューズ。

この日の気温は3℃で、私だったら外気に晒した肌が赤紫色になってしまいそうな気候。靴底がしっかりある靴を履かなければ、足元がしんしんと冷えて来る日も、軽快に足首を見せたコーディネートの方、ちらほら。年配の方でも、ちらほら。「おしゃれは我慢」と言いますが、あまり我慢している様子もなく。

「パリジェンヌは~~」という本がよく日本で刊行されていますが、「パリジェンヌのおしゃれは3℃でも素足」という暗黙のおしゃれルールといったところでしょうか。

 

とってもとっても綺麗な層!

 

 

いろんな種類のパンとヴィエノワズリーが楽しめるクリエイティブなブーランジュリー『BO&MIE』の2号店が、サンマルタン門のすぐ正面にオープンしています。

 


イートインスペースあり、サンドイッチなどもあり、日々のバゲットあり、この手のお店にありがちな妙にお高いパンは無し(笑)。

そしてエル・ア・ターブル誌でパリのベスト10フランに選ばれた、フラン・バニーユ有り。選出された他のお店は、ヤン・クヴルー(パート・ブリゼ部分が特に美味)、ジャック・ジュナン、シリル・リニャック(これは個人的に?)などの、錚々たる有名「パティスリー」。BO&MIEはあくまでも「ブーランジュリー(パン屋さん)」としてランクインした、いや、フランという元来は素朴なパン屋さんのお菓子のという立ち位置をしっかり守ってくれた存在ではないかと思うのです。パティスリーのフランよりもブーランジュリーのフランのほうがお安いというのも、良いではないですか。

 

 

この断面のバニラの粒、幸せ幸せ。

 

 

【BO&MIE】

https://www.boetmie.com/  

「クラシック音楽を経験する(聴く・弾く・習う・続ける・楽しむ)のは難しいと思われがち」という件について、その世界の末席に座る者として、常々トライしていかなければいけない問題だと思っています。

«クラシック音楽を通して世界の民族音楽を知ろう»。

とある町のプロジェクトで、地域の小学校や公立音楽学校でコンサートやアウトリーチを行っていたこの一ヶ月は、あまりメジャーではないその町名がフランス国内外で大きく報道されていた期間でもありました。

「パリ警視庁で刃物襲撃、5人死傷」「捜査当局は容疑者が通っていたパリ北郊外XXX(町名)の施設で新たに5人の身柄を拘束」。

様々な概念/信念を持つ人が多いこの地域でも、音楽は世界旅行をすることができます。
日本の音楽、フランスの音楽、イスラムの音楽、アフリカの音楽。それは友達のお母さんが生まれた国、隣に住む人のルーツがある国、今自分が住んでいる国。


私が子供達に向けて弾いた曲の中で人気が高かった日本の歌曲は「待ちぼうけ」でした。

歌詞にある韓非子の「守株」は、古い慣習に固執せず、時代や状況に合わせて進歩しなければいけないことを説いています。

でも、そんな歌詞のことなんて実はどうでもいいのです。今楽しい音楽は、多様性なんて一単語で済まされない中、普通を生きていく私達と子供達の為にあるのだから。  

本年度の高松宮殿下記念世界文化賞の若手芸術家奨励対象団体に、クラシック音楽に触れる機会の少ないフランスの貧困地域や地方の7歳から12歳の子供を対象にした、Démos(デモス)という音楽教育プログラムが選ばれています。
https://www.praemiumimperiale.org/…/grantfory…/allrecipients

 

パリのど真ん中にあって便利、日曜大工用品から宝飾品までセレクトも素敵な【BHV(ベー・アッシュ・ヴェー】。

https://www.bhv.fr/  
 

 

慌ただしい新年度からようやく一息つける「諸聖人の祝日」バカンスに入り、日も短く寒くなってきたところで、毛糸売り場は華やかさを増しています。BHVマレは場所柄、編み物男子率も高く、その場で初対面のはずの売り場のお姉さん・おばあちゃん層・男子がカタログ見本と毛糸を見て、あーでもないこーでもないと議論を重ねて長居することもしばしば。
市場価格よりやや割高感はあるものの、売り場の方の知識量や的を絞った品揃えに満足度が高く感じます。嬉しいことに、大型店舗ゆえの思いがけない割引セールに出くわすこともあったりします。

毛糸をまとめるメーカーの紙帯が完全に見えないように並べているので、毛糸の持つ本来の魅力がダイレクトに目に入る陳列方法にもこだわりを感じます。

 

 

とりあえずは太めの毛糸で今年の一作目、家用のネックウォーマーとヘアバンドが完成。ひと玉5ユーロ+処分するコートから取ったボタンで。

編んだ側からまたBHVの毛糸売り場に行きたくて、ムズムズしている冬の始まりです。

 

ちなみに私の編み方もそうですが、フランス語で「鹿の子編み」は「point de riz(米つぶ)」編みといいます。かわいいでしょ。  

 

相次ぐ台風で交通網もほとんど麻痺している中、職場に向かう…という日本のニュースを見て、パリの交通網の麻痺について考えました。

 

陸・空、双方の交通網が麻痺する理由の殆どが「ストライキ」。

電車を日常的に使っていると、駅に掲示された予告を目にします。

 

その他、工事(特に夏休み期間は注意!パリにほとんど人がいないときを狙って、路線の一部が丸々一ヶ月不通になることもあり)、天候不良(猛暑の影響で線路が歪んで電車が走れないなど)などなど、公共交通機関が利用できない理由も数ありますが、皆さんお仕事はどうされているのでしょう?

 

 

例えばメトロ。間引き運転はまだ良い方で、こうやってガッチリ駅の出入口まで閉鎖されてしまうと、早速為す術なし。私もこの日は仕事があったのですが、前日の昼に「会社からタクシーを出す」という知らせがあり、後に夕方には「明日はみんな自宅勤務で」とのお触れが出ました。

 

近所のショップも「今日は特例で、パリ地下鉄公団のストライキにより18時30分に閉店致します。ご理解とご協力をお願い致します。」「14時から15時は閉店します(”スト”だから)」と、張り紙。そしてなんとなーく、昼間から通りを行き交う人が多く、「あれ?ちょっとテラスビール飲み始めるには時間が早いんじゃないの?」と、町全体がフワッとしていました。

私の周りの会社勤めをしている人も、リモートワークができる人は極力自宅で、タクシーを使わなければいけない人に譲って、という空気感でした。

 

しかし一部走行されていた路線や、郊外とパリを結ぶターミナル駅は人で溢れていたよう。いつもよりも混み合った電車で、時間もかかって、通勤通学をするのも疲労がたまります。

 

そしてここからが大事なのですが、冬休みを利用してパリ旅行をご計画の皆様、2019年12月5日よりRATPパリ地下鉄公団に所属する労働組合の無期限ストライキが予告されています(12年ぶり)。対象は、地下鉄、トラム、バス、RER(近郊電車)です。どのような規模になるかはまだはっきりしていませんが、十分な備えを!