すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

【フランス】パリの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートからパリの日常まで、現地特派員が様々な情報をお届けします♪

クリスマスシーズンに入り、フランスの郵便局はいつもに増してプレゼントの配送のために混み合っています。

 

 

ポストに投函できるサイズの郵送物であれば、無人の販売機で切手を買って貼れば良いのですが、かわいい切手が貼りたいんです。

自己満足だって思うけれど…切手一枚のために長蛇の列に並んで…私の後ろにも長蛇の列なのに「かわいい切手がいいので、切手ファイル見せてください」って…言えない。

いや、いるんですけれどね。どんなに自分の後ろに列ができていても、切手ファイルをペラッペラめくりながら「あれがいいかしら?これがいいかしら?」と、平気で、そこそこ長い時間かけて切手を選んでいる人、いるんですけれどね。私はそこまでまだパリジェンヌになりきれていない訳です。

 

前置きが長くなりましたが、そんな小心者の私がこのところはまっているのが「切手のプリントサービス」。

https://www.laposte.fr/mon-timbre-en-ligne 

 

 

特にクリスマスが近い今、かわいい切手揃っています!

まずは絵柄を選んだら、国内郵便か国際郵便か、フランスのどこから(フランス本土だけではなく海外県も持っているため)どこに送るのか、普通郵便か速達か、追跡を付けるか付けないか、重さは何グラムか…などなど、どんどんクリックで選択。カードで支払いをしたら送られたPDFを開き、プリントアウトして貼るだけ!

カラーコピーだとインクがもったいないと思う私のような人のために、モノクロプリント専用デザインも展開されています。

 

「やると言ったら徹底的にやる」でおなじみフランスのストライキ、今度は12月5日からパリの公共交通機関が無期限ストライキを予告しています。他の機関による便乗ストライキも怖いところで、郵便局のストの可能性もまったくないとは言い切れません。郵便局に並ばずにクリスマスカードを投函できる術を、ひとつ頭の片隅に置いておいて損はなしの年末です。

米粉のお話。

パンやパスタなどの小麦粉食品を私達日本人よりも消費するヨーロッパで、米粉が注目されています。

 

というわけで、料理と製菓のためのプロを育成する(憧れの!!!!)学校、『ル・コルドン・ブルー・パリ』で開催された、日本製の米粉『JAPANESE RICE FLOUR』を使用した製菓のデモンストレーションに参加しました。

 

 

この日の講師はベルリンから招聘された『ベルリナー・プファンクーヘン・カフェ』のシェフパティシエ。プファンクーヘンとは、シェフいわく「ベルリン風のドーナッツ」ではなく「ドーナッツはプファンクーヘン風の揚げ菓子」だそうです。

はい、肝に銘じておきます。

 

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米粉で作ったシュー生地は、絞り出す感覚も小麦粉の生地とあまり変わらず、エッジもしっかり出ます。

揚げている時の香りが完全に「おかき」でしたが、出来上がりは米粉のさっくりモチッとした感じが出過ぎることなく、むしろ食感のアクセントになって良し。そして思ったよりも、小麦粉のグルテンに似たモチモチ感がありました。

白砂糖のグラサージュを仕上げにかけると日本のミス○ードーナッツのフレ○チクルーラーのようですが、ベルリンのシェフによると「スプリッツ・クーヘン」という正式名称だそうです。

 

1年前に旅行をした時に、グルテンフリーのカップケーキやパンケーキのお店が目についたベルリンの町。健康のために選択するのではではなく、「美味しいと思ったものがたまたまグルテンフリーだった」という印象が残っています。

日本の米粉で作ったフレンチクルーr…ではなく、ドーナッ…でもなく、スプリッツ・クーヘンを食べながら、パリからベルリンに思いを馳せるのでした。

 

クリスマスの飾りも点灯し、チョコレート市場が盛り上がり、ケーキ屋さんは今年のビッシュ・ド・ノエルの予約をはじめました。

11月のバカンスが終わり、ここからは年末まで一直線です。

 

 

ところで今年の冬は、冷え込むのがとても早いように思えます。11月前半で、既に最高気温が2桁に届きません。おまけに天気はヨーロッパの冬らしい曇り、時に大きな雹が降ったりで、急いでカフェに駆け込むことしばしば。石畳で足元も冷え込みます。

 

なのに不思議なのが、パリを行き交う人って足元が素足だったりするんです。タイツも履かず、本当の素足にローファーやフラットなバレエシューズ。

この日の気温は3℃で、私だったら外気に晒した肌が赤紫色になってしまいそうな気候。靴底がしっかりある靴を履かなければ、足元がしんしんと冷えて来る日も、軽快に足首を見せたコーディネートの方、ちらほら。年配の方でも、ちらほら。「おしゃれは我慢」と言いますが、あまり我慢している様子もなく。

「パリジェンヌは~~」という本がよく日本で刊行されていますが、「パリジェンヌのおしゃれは3℃でも素足」という暗黙のおしゃれルールといったところでしょうか。

 

とってもとっても綺麗な層!

 

 

いろんな種類のパンとヴィエノワズリーが楽しめるクリエイティブなブーランジュリー『BO&MIE』の2号店が、サンマルタン門のすぐ正面にオープンしています。

 


イートインスペースあり、サンドイッチなどもあり、日々のバゲットあり、この手のお店にありがちな妙にお高いパンは無し(笑)。

そしてエル・ア・ターブル誌でパリのベスト10フランに選ばれた、フラン・バニーユ有り。選出された他のお店は、ヤン・クヴルー(パート・ブリゼ部分が特に美味)、ジャック・ジュナン、シリル・リニャック(これは個人的に?)などの、錚々たる有名「パティスリー」。BO&MIEはあくまでも「ブーランジュリー(パン屋さん)」としてランクインした、いや、フランという元来は素朴なパン屋さんのお菓子のという立ち位置をしっかり守ってくれた存在ではないかと思うのです。パティスリーのフランよりもブーランジュリーのフランのほうがお安いというのも、良いではないですか。

 

 

この断面のバニラの粒、幸せ幸せ。

 

 

【BO&MIE】

https://www.boetmie.com/  

「クラシック音楽を経験する(聴く・弾く・習う・続ける・楽しむ)のは難しいと思われがち」という件について、その世界の末席に座る者として、常々トライしていかなければいけない問題だと思っています。

«クラシック音楽を通して世界の民族音楽を知ろう»。

とある町のプロジェクトで、地域の小学校や公立音楽学校でコンサートやアウトリーチを行っていたこの一ヶ月は、あまりメジャーではないその町名がフランス国内外で大きく報道されていた期間でもありました。

「パリ警視庁で刃物襲撃、5人死傷」「捜査当局は容疑者が通っていたパリ北郊外XXX(町名)の施設で新たに5人の身柄を拘束」。

様々な概念/信念を持つ人が多いこの地域でも、音楽は世界旅行をすることができます。
日本の音楽、フランスの音楽、イスラムの音楽、アフリカの音楽。それは友達のお母さんが生まれた国、隣に住む人のルーツがある国、今自分が住んでいる国。


私が子供達に向けて弾いた曲の中で人気が高かった日本の歌曲は「待ちぼうけ」でした。

歌詞にある韓非子の「守株」は、古い慣習に固執せず、時代や状況に合わせて進歩しなければいけないことを説いています。

でも、そんな歌詞のことなんて実はどうでもいいのです。今楽しい音楽は、多様性なんて一単語で済まされない中、普通を生きていく私達と子供達の為にあるのだから。  

本年度の高松宮殿下記念世界文化賞の若手芸術家奨励対象団体に、クラシック音楽に触れる機会の少ないフランスの貧困地域や地方の7歳から12歳の子供を対象にした、Démos(デモス)という音楽教育プログラムが選ばれています。
https://www.praemiumimperiale.org/…/grantfory…/allrecipients