すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り -24ページ目

すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

【フランス】パリの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートからパリの日常まで、現地特派員が様々な情報をお届けします♪

暑中お見舞い申し上げます。

パリも猛暑注意報の日々が続き、観測史上最も暑い日が長く続いた2003年に迫る勢いとのこと。
更に、エッフェル塔ストライキ、郊外行き急行電車は工事中、モンパルナス駅は電気施設の火災による停電で通常運行に戻るには時間がかかりそう、パリ市シェアカーサービス運用停止、エールフランスストライキ、オルリー空港でフランス人ベテランヒップホッパー同士が大喧嘩をしてダイヤが乱れる、などなど、などなど、歓迎しないイベント盛りだくさんです。

 

パリから動くことに臆病になってしまったら、冷房がうんと効いた普段はあまり行かないサロン・ド・テで人間観察。例えばいまのところは登ることはできない閉鎖中のエッフェル塔のお膝元、トロカデロ広場が正面から見える素敵サロン・ド・テのカレット。

 


ひとつひとつが紙に丁寧に包まれていて、自分が甘やかされているような気持ちになれるミニサンドイッチは、1個でパン屋さんのサンドと同じぐらいのお値段。これをオホホホホな感じでつまみながらも、テレビで見たあの人、映画スターのあの人が通り掛かるとチラチラ気にしてしまう庶民でミーハーなティータイム。

ここにはフランスのカフェでは珍しく、アイスコーヒーもあります。ただし他のお店もそうなのですが、ガムシロップがないので、砂糖を入れて高速でかき混ぜましょう(苦笑)。

 

【Carette Paris】

http://www.carette-paris.fr/

 

バカンスで少し町中から人が少なくなったパリ。

 

車も少なく、うちにはクーラーも入れたし(※先週の記事参照「On a gagné! On a gagné! -手に入れたよ」)、「この時期のパリもなかなか悪くないなあー」とパリに残ってまだ仕事を続けている者同士で言っていたのですが、なぜかみんな鼻水が滝のようにダラダラ。揃いも揃ってバカ=夏風邪なのか、季節外れの花粉症なのか。調子に乗ってクーラーをつけ過ぎているのか。


答えはメトロの掲示板にありました。

「アンチ大気汚染チケット。パリ周辺の8県で利用無制限3.8ユーロ。どこにでも移動出来ます」なるほど…この鼻水は大気汚染のせいらしい。ちなみにメトロのチケットはバスやRER(郊外につながる電車)と共通で現在1枚1.90ユーロなのでお得です。


試しに券売機を操作してみると「アンチ大気汚染チケット」の表示あり。進むと「今日」「明日」から選択でき、更に何枚購入するか(ちょっと一度の購入単位が多すぎじゃないか?)選択可能。
こういう、皆さんのために出来ることは早くやっていますよ!アピールは毎回早いパリ交通公団RATP。

この鼻水がちょっとでもましになるよう、なるべく公共交通機関を使おうと思います。

ワールドカップ優勝の熱気ではない、気温の意味で熱気に満ちた暑い夏が珍しくパリに続いています。

なのでとうとう、クーラーを買いました。

と言うと、壁に取り付けるエアコンを想像しますよね?日本の家庭ではデフォルトではないでしょうか。
パリは住宅が古いので室外機用の穴もなし、うちにはバルコニーがない、アパートの規制がある、取り付け工事をする人もこんな時期はバカンスでつかまらない。そもそも短いパリの夏、工事が終わった頃にはこの暑さもどこかに行ってるんじゃないの?
 

結果、パリでは床置きクーラーから出たチューブを窓やドアの隙間から顔をコンニチハさせて、ブオーと排気を逃がすのです。この窓の隙間を塞ぐための専用のカーテンなんかも売っていたりします。

 

 

さて、この一週間嫌というほど聞いた「On a gagné!(オンナガニエ)」。
「私達は得た・獲得した・勝った」という意味があるので、私にとってのオンナガニエはクーラーですが、今週のフランスにとってはサッカーのワールドカップ。どこに居ても「オンナガニエ!オンナガニエ!」と肩を組んで騒いでいます。
 

フランスのSNSで今週よく見かけた画像がこれ。

「俺たちは勝った!俺たち…」「«彼らが»勝っただろ!テメーはソファーの上でビール飲んでただけや!」

 

Qui ne saute pas n'est pas français !

HEY!Qui ne saute pas n'est pas français !HEY!

 

「飛ばないやつはフランス人じゃないぜ」のチャントが響く中、決勝進出が決まった瞬間からフランス中は一晩中お祭り騒ぎ。

 

思い起こせば2006年、ジダンが頭突きで一発退場だった準優勝の年も、決勝が決まった瞬間から通行中のバスに乗る(走行中の車体の上に何人も乗っているの意味)、花火、発煙筒、酔っ払いがお祭り騒ぎをしていました。あの時はうっかり人が多いバスチーユに居合わせたのも悪かった。

 

それでもここ数年あまり明るいニュースがなかったフランスが、みんな一緒になってお祭り騒ぎをしている様子を見ると在仏外国人として「ほんと良かったね、良かったね」とニコニコしてしまうのです。

 

キヌソトパ ネパレフランセ!ヘイ!

キヌソトパ ネパレフランセ!ヘイ!

 

決勝トーナメントでの日本戦の結果は既にご存知のとおりですが、フランスのスポーツ紙でも本田選手が出身地の摂津の事にも触れつつ「大阪のジーコ」「ゲームのスーパージョーカとなるか」と取り上げられていたり、かなり詳しい分析がされていました。

 

 

しかし何よりも、今回のフランスチーム。
ここ数回のワールドカップは、監督との確執、選手のボイコット、素行問題と、結果以外の騒音も多く盛り上がりに欠けたフランスチーム。
98年の優勝から20年、選手は見事な世代交代を遂げ、監督はフランス黄金期を支えたデシャン、若きスター19歳のムバッペなど、久しぶりにキラキラとした「レ・ブルー(フランスチームの愛称)」が戻ってきた!という感じで、街もセールのウインドウもウキウキ。もう既に年度が終わり夏休みに入っている人も多く、バーは夜遅くまで「アレ・レ・ブルー!」の歓声に沸いています。