子どものうそ

【子どものうそ】 ※過去ブログより引用

先日のレッスンのこと。 
宇宙のカードを使ったカリキュラムで、
対話の時間を設けました。 
その時の出来事です。

 『宇宙に行ってみたい人〜?』
 と子どもたちに問いかけると 

全員どのクラスの子も、間髪入れずに 
『はーい!』
 と元気に手をあげました。 

そこから対話を深めていくのですが、

何人の子は、次のように言いました。 

『ボク(ワタシ)宇宙行ったことあるよ!』 と。

 さて、今回は、幼児期のうそについて。 

お母さんたちからいただくご相談の中にもよくあるのが『子どものうそ』についてのご相談。

 トイレに行きたそうなのに
『出ない!』と言うんです。 とか 

ディズニーランドに行ったことないのに
幼稚園で『ディズニー行ったよ!』とうそをついたんです。 とか

 様々なうそについてのご相談をいただきます。 

親としては、子どもがうそをつくと、
ショックな気持ちや、

このままうそつきになってしまうんじゃないかと不安になる気持ち、

うそつきをやめさせなきゃ!と焦る気持ちになったりしますよね。 

その気持ちを少しでも軽くするために、
まずは子どものうその種類について知ることからはじめましょう。 

【子どものうその種類】 

①うその芽生え(イヤイヤ期) 

これは、さきほどのトイレの例がわかりやすいのですが、自我の芽生えによって、親にAと言われたら、本能的に『Aを選んではいけない』と感じ、Aの反対を選ぶという発達のあらわれです。 それまでは、受動的に親に守られ、親に促され施されていたことを、ただただされるがままだった状態から、ようやく自分の選択で人生を切り開いていく段階まで成長したのです。 よろこばしい成長なんだといったん受け取ってから対応していきましょう。 
『おトイレに行く?』の声かけを『おんぶで行く?だっこで行く?それともあるいて行く?』と、子どもに選択させてみてください。 様子が変わるのに気づくことがありますよ。 

②願望・ファンタジーのうそ

 さきほどの『ディズニーのうそ』もこれにあたります。 幼児期の子どもは、現実と想像やファンタジーの区別がまだ曖昧な場合があります。 思考もまだスッキリと論理的に機能していないので、『願望』や『ファンタジー』が、まるで現実に起きたかのように感じ、意図せずうそをつくことがあります。 このような、意図せずついたうそを叱られると、頭の中は、叱られたショックと、『なんで?』という気持ちでいっぱいになるでしょう。子どもの自己肯定感のためにも、叱るのでなく 『ディズニーランドに行きたいんだね』と、サラリと返してあげてください。 

③承認欲求のためのうそ 

さきほどのディズニーのうそも、もう一つ別なケースがあります。 それは、周囲を驚かせることにより、注目を獲得することが目的になっているケースです。 誰もが持っている承認欲求ですが、乳幼児期にここが満たされていくと、大人になってからも、人の評価を得るための人生ではなく、自分軸の人生を歩めるようになっていきます。 子どもが、注目されたいんだな。と感じるうそをついた場合は、その場はサラリと流して、うそをついていないときに、たくさん目を向けてあげたり、声をかけたり、かまったりしてあげてください。

 ④悪行を隠すうそ・人を陥れるためのうそ 

ここまで来ると、完全に意図したうそだといえるでしょう。 これについてはその状況や背景にもよるので、叱った方がいい場合と、叱るとかえってうそがエスカレートする場合があるので、注意が必要です。 まずはお子さんの様子を観察し、気持ちに寄り添ってあげてから対応にすすみましょう。







 個別にご相談されたい方は個人カウンセリングにて承ります。 

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