​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所 -231ページ目

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。


初めて観た時、
ちゃんと「手塚治虫色」してるなぁ、って妙に
(どういう色なんだ?笑)
感心した。






知らない部屋
“開けてはいけないドア”は、
いつでも子どもの関心事だ

喘息で入院していた七歳の子どもは
そのドアを開けた

いたのは
ピクリとも動かず眠っている女の子
「生まれてからずっと起きたことないの」
・・・読んだ「眠り姫」のおはなしそのままに
子どもは女の子にキスを贈る

そして退院したあとも
贈りつづけた




やがて高校生になった彼は
テレビで古いニュースを見る

飛行機事故で
ただひとり救出された母親から生まれた赤ちゃんは
一度も目を覚まさず眠り続けていること・・・



いつの間にか忘れていた
幼い頃の記憶とつながった
彼女の存在

彼は再び
ドアを開けた




…原作も読んでないのに
「色」を感じるのは
暗さだ

病院の暗い廊下
ギィーっと
音を立てる扉

そして
大人たちの不自由さ





彼女は、目を覚ました

言葉も
立って歩くことすら
知らない彼女を
彼は外へ連れ出す

そして
驚異的な速さで
すべてを吸収し始めた彼女は

自分に与えられた時間が
5日間だと告げる・・・





キャスティングからか
アイドル映画らしい甘ったるさも鼻につくが
最後まで全うしちゃう彼の姿は、

逆ならありえないだろうなぁ、って。





強いて言えば
ガラスの脳を見せて欲しかったなぁ

その方が「らしい」よ。


ガラスの脳ガラスの脳
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たったいまなにかをすることによって過去を変えられるとしたら?
そして過去を変えることによって、未来もおなじように変わるとしたら?


いつか、映画になってくれたらな、と思う。
本当に「ダメダメな」男二人が、失っていた自分本来のパワーを取り戻していく話。


自信も情熱も
自分というものさえ持ち合わせていない
からっぽの貝殻・・・それがパット。
酒とドラッグに溺れ
「世界が足もとからくずれ落ちそうになってるような気がするんだ」
というピーター。

ある日、二人は新聞の個人広告を目にする。

見つけものー戦士の情熱ー
はるかなる過去のどこかで失われしもの
その返還を要求する方、早急に会いにこられたし。


・・・なんとも奇妙な文面に惹かれたパットは、広告主に会いに行く。しかし
 「あなたに教えられることはありません」
と断られるだけ・・・それでも、何かに憑かれたようにパットは扉をたたき続けた。

 「すいません
  自分が何を望んでいるのかわからないんです」
・・・初めてまともに交わす会話にしては、かなりヘン。
それでも、
 自分が何を望んでいるのかわからないということがわかった
それが、扉をひらいた。

広告主ーガースに言わせれば、二人はこうだ。

 パットーいっしょうけんめい働きみんなをよろこばせ、自分が役に立つ人間であることを証明しながら生き、そしてそれをこの世にいることへの深い謝罪としている

 ピーターー大きな顔をして自分のしたいようにしてそのくせ自分はここにいる権利がないということをだれかれになく証明しようとしているすさまじく争うような生き方

そして
 「二人とも自分が心からしたいと望んでいることをしてはいないし、
  生きたいと望む人生を生きてもいない」
二人は、ガースを通して
 “ハートから生きること”
を学んでいく。


「間違い」がないな。
「間違っていない」という意味ではなく、
正しいとか間違いとかいうのがない。ただすべては

 自分が世界をどう見ているか

それが今、起きている、それだけ。
そのくらい、シンプル。ただし、深い。
一般論や世間の良し悪しは、ここには出てこないのよね。必要ない。

時間ーわたしたちは一定の方法でそれを考える。過去から未来へと直線的に。だからあらゆる種類のワナにはまり込むんですよ。わたしたちがおかしたすべての失敗やあやまち、喪失などは手の届かない過去に閉じ込められている。罪悪感という石に刻み込まれているかのようにね。そして未来もおなじように手が届かない。わたしたちは恐れや心配、たえず薄れていく希望をもってよろよろとそれに向かっていく。若さのエネルギーを日一日と使い果たしていきながらね。選択肢は減っていき、そして将来性という光もぼんやりしてくる。
 しかしわたしたちの時間についての認識もエゴのトリックだとしたら?



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「吸うものが他にないなら
 空気がいいかどうか聞いたって意味ないわ」
「あなたが何かを感じているならそれを感じなさいってこと」

「でもそのためにだれかを傷つけたりしたくない」

「じゃだれも傷つけなければいい
 あなたの心の管理者はだれ?」




父の前で犬かきを失敗したのが
僕の欠陥の始まり。




・・・感情を押し殺し、ひとり暮らしている男。
初めて愛した女は、産んだ子を彼に押しつけ、新しい男を切らさない。
それでも彼は、妻と娘を愛してる。





やがて両親が死ぬ。
遺骨を抱え戻ると、二人の姿もなかった。やっとのことで捜し当てたが、妻は死に、帰ってきたのは娘だけ・・・
母の死を娘に伝えられないほど打ちひしがれた彼は、死んだ父の異父妹に連れられ、故郷の島に移り住んだ。




  生まれてくる家を間違えた

だなんて、初めて聞いたな。

  人を失った悲しみは
  暦が一巡しないと癒えない

というのはよくわかる。





島は、五月でも雪が残る北の果て。
44年間空き家だったという生家は、四方からロープで支えられてるオンボロ。
地元紙の記者の仕事を見つけるが、担当は港湾(シッピング)ニュース。嫌いな海を相手にするハメになる。
そして、記者経験のない彼はボスの手ほどきを受けて“見出し”をつくるを練習する。

慣れない生活を送りながら、彼は祖先のことを少しずつ知っていく。
そして少しずつ感情を出せるようになるにつれ、
“見出し”はどんどん面白くなっていく。




田舎は、広くても狭い。名乗るだけで、住人たちは彼の知らない話を持ち出す。
叔母の過去を知り、娘と向かい合い、そして希望を見いだした彼の顔は、まるで別人みたいだ。
家さえも失ったというのに。
彼の心を満たしたものは、物じゃなかったんだね。


・・・幼い頃、いやだと言ったのに水の中へ突き落とされて、水面越しに見える父親の姿・・・
相手は違うけど同じ景色を見たことあるから、彼の気持ちが少しはわかる気がしたんだ。

だから、失ったあとの“絶景”も、
よくわかるよ。


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子が親を、親が子を、という“事件”を見聞きするたび、
心の奥の方でいつも、思っていた。
そのこと自体は良くない、あってはならないことだけど、
形はどうあれ問題がそうして表面に出てきたことに
・・・どこか、羨む気持ちを隠せずにいた。

家族というかたまりは、それほど外界から隔離された、
見えないものだから。


「毒になる親」・・・なんともキツいタイトル。
子供時代に親から受けた傷をそのままに成長し、
どこかしら「生きづらさ」を抱えたままの大人へ、この本は、

 親の“害になる”言動
 何故そんな行動をとるのか


そして
 親との“対決”方法
を教えてくれる。
対決とはなんだか、ずいぶん勇ましいけれど、
そこに至るまでの過程は結構キツい。
子供は、親から受けた傷と正面から向き合わなければならない。


 自分が親との関係の中でとってしまう行動パターン
 親との間でどんな感情を持ち
 それはどんな考えからきているか



幼い頃に無意識に植え付けられた、親の(有害な)考え方を見つめ、
それに影響され自分本来のエネルギーを奪ってきた
 有害な「考え方」と
 自滅的な「行動」
を変える・・・そして、
 自己を守るために相手を攻撃しない「対応」
 ・・・相手に対して自分をはっきりさせること
を練習する。


「自分をはっきりさせる」=自分に誠実になる作業は、
想像以上に大変だ。

子供時代の傷がずっと今でも赤く腫れ上がりズキズキ痛む・・・時間が経っても
癒えるどころか大きく広がっている苦しさを、見つめなくてはいけないなんて、
どう考えても楽しい作業ではない。


この中で挙げられている親のタイプは7つだが、著者が通読を勧めるとおり、自分が
すべてのタイプの“害になる”言動を
(肉体的・性的暴力こそないけれど)
すべて受け取っていること
に気づいた時は、あまりの「毒の強さ」加減に固まってしまった。
親のタイプは違っても、受ける傷は似ているのだということがよくわかる。


だけど、この著者は
 「毒になる親」を許す必要はない
ときっぱり言いきる。
この一言には、救われたような気がした。
 “許さなくてもいい”
それだけで、気が楽になった。
傷を見つめる勇気をもらえたように思う。


許さなくてもいいという一方で、大人であるなら、
 誰かに傷つけられた時に
 自分を癒すのは自分の責任
と一線を引く。
なす術のなかった子供時代のことは親の責任としても、
大人になっても繰り返している「自滅的な行動」を改めるのは、
誰でもない自分の責任。


自分のペースで
「怒り」を管理し
「悲しみ」を十分に感じ、嘆き、
子供時代の不幸(傷)は親の責任としっかり認識して、
いま大人である自分が持つ「責任」を自覚する

この準備が出来たら「対決」の時だ。

怒りや嘆きにまかせてやっつけるのではなく、
 あなたが私にしたこと
 その時の私の気持ち
 そのことが私の人生に与えた影響
 現在のあなたに望むこと
この4つを伝える作業。


「対決」は、直接会って話すのが基本だが、
手紙やロールプレイ(信頼できる友人やカウンセラーを相手にして話す)
の方法も紹介されている。
「対決」は何よりも自分のため。
責任を持って自分の人生を生きるために、
真に独立するための儀式みたいだ。

冷静に話し合えたところで、親が劇的に変わるわけじゃない。

変わるのは自分の方。
毒になる親のおかげで、
 大人になってもまだ
 生きていくことの価値を見いだせない自分
・・・親の、害ある行動パターンに
無意識のうちにコントロールされている自分を、解放すること・・・


ちなみに、私の場合は手紙の方法をとりました。
母はもう亡く、父はすでに耳が遠く“静かに話ができる”状態じゃないので。
手紙はこれからも繰り返し書く予定。


(・・・すでに心理的治療を受けている方、肉体的・性的虐待を受けたこと
がある方は、この本をひとりで利用せず、信頼できる専門家、
カウンセラーやセラピストさんを見つけてください。
アルコールなど何かしらの依存症をお持ちの方は、
まず治療を先になさってください。
↑上記に当てはまらない方でも、
ココに書いてあること「だけを」鵜呑みにはしないでください。
あなたと私の傷はたぶん似ているけれど、違うものです。
これらの方法を取り入れることは、実際に本をお読みになってから、
ご自分の意志で決めてください。)

 「毒になる親」を許す必要はない

・・・この一言は、この本を読もうと思うきっかけになった。
 許さなければと思い
 一時は許した気になって
 いまだ許していないことに気づき自己嫌悪している人
にはこの本は参考になると思う。


そして親になった人にも。
子育ては大抵、自分が受けたやり方を受け継ぐもので、
 自分が子供にしたのと同じことを、
 親もまた子供時代にされていた
という“毒の連鎖”があることを
この本は伝えている。


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 私は、いつの日か自分の家が幸せな家庭になってくれたら
 という幻想を今ここに捨てる。
 私は、もし親がああではなかったら、もしこうだったなら
 という希望や願望をいまここに捨てる。
 私は子供の時に親を変えるため何かできたのではないか
 という幻想をいまここに捨てる。
 私は愛情ある素晴しい親を持つことは永久にない
 ということをいまここにはっきりと自覚する。
 私はそのような親を持てなかったことを深く悲しむ。
 だが私は、この現実をそのまま受け入れる。

 そして私は、すべての幻想には永遠に
 そして心静かに別れを告げる。





ウィルは頭がいい
ハーバードだ


学生
ではない
大学の廊下を
掃除してる





廊下の黒板に出された問題を
なぜ彼は解いたのだろう。
・・・簡単だから?



確かに
彼には簡単だった

正解者が教室に現われる筈もなく
教授は“謎の天才”を探し始める

見つけた先は
裁判所
・・・警官を殴って刑務所行きの彼を
教授は保護観察付きで保釈させる。

条件は
数学の勉強
そして
セラピーを受けること




ウィルは
数字は受け入れるが
心理学者たちは拒絶する

困った末に
教授は
大学時代のルームメイトを引っ張り出す





どうでもいい話で
その場を埋めるウィルに

ショーンは
はっきりと怒りをあらわし
そして言う
「君自身の話なら喜んで聞こう
君って人間に興味があるから
それは嫌なんだろ?
それが君は怖い
」





「後は君次第だ」
・・・初めは
ハンストのように
何も話さなかった彼が
少しずつ心を開いていくところは

解けなかった数式が
ある日突然「わかった」時の
目の前が開けた感じに似てる




もちろんウィルは
数式じゃない

感情ある人間だ
ショーンは
この感情と向き合ってくれた





彼の才能を買う就職の話に
ショーンは「まだ早い」と反対し
教授と衝突する
そして
ウィルに問い続けてくれた


  本当はどうしたいのか
  どうなりたいのか



病気で亡くした妻との思い出を
 「何物にも代え難い」
と言いきるショーンの姿には
ちと妬ける。
あっ、妬くのは奥さんにか。


「彼女と出会えたことに比べれば、
 ワールドシリーズの試合を見逃したことなど」

どうでもいいと
きっぱり言いきる彼の顔。



彼の言う
「自分への愛以上に誰かを愛した」
証だ。


そんな彼の姿を見たからこそ
ウィルは旅立てたんじゃないかな。



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