​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所 -111ページ目

​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

観る映画が、あなたの、わたしの、人生のヒントになる。
ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。


SFは哲学的で

映像がスゴイとか
アクションがどうとかいうよりも

その比喩が好きなんですが



たとえば攻殻なら
義体…メンテや交換が可能な身体、というのは
つまり肉体的には死ねないということ

全身義体の少佐も
脳をブチ抜かれない限りは
死なないわけで



そういうところが
面白いなと感じる




怪我をしても
殺やられても
身体だけなら取り替えがきく

そんな死ねない身体で
脳だけはネットワークにつながるとなれば
彷徨ってしまうのも当然かなー、とかね
(生身だって、ネット社会で彷徨いますからね^_^)




だから、少佐が言うところの
「ゴーストの囁き」に委ねる時って


理由があってのことじゃない
理屈じゃない



ただそう「したい」

いえ、身体が機械ならば
私たち生身の身体が感じる
ハートとか心という場所が
機械に置き換わっているのなら

「したい」という衝動すら
実はなくて



…ただ、シェル(殻)との隙間に風でも吹くような
そんな違和感みたいなものなのかな〜


なーんて
生身のこちらは^_^思うわけです



SFは、妄想だね(´∀`*)
宇宙も、別に銀河だけじゃない
手のひらにあるものだしね




実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」も観ましたが
新シリーズも始まるとのこと
楽しみですわ(´∀`)





本は

一度読んだら

もう一度読め

 

 

 

…と言ったのはショウペンハウアーさんですが

 

 

 

 

一度観たらもう一度

観たくなる映画ってあります

 

 

 

それは何かが引っかかっている時

それを解き明かさずにはいられない時

 

 

 

 

この映画もそうでした

「しあわせの隠れ場所」BLIND SIDE

 

 

 

邦題がウケ狙いなのは

ひとまず置いときましょうか^_^

 

 

 

 

これまで、どこに行っても

厄介払いされてきた主人公、マイケル

 

 

テューイ夫妻に出会い

家族という居場所を得て

フットボールに打ち込んでいく

 

 

 

 

母親代わりとなるリー・アンが主役なためか

マイケルの暗部についてはあまり詳しく語られないんだけど

 

何か引っかかっていて

何度も観直してしまいました^_^

 

 

 

 

 

…何度めかのリピートで

「BLIND SIDE」という原題を見て

合点がいったのよね

 

 

 

主人公の暗い生い立ち

出会った家族…テューイ夫妻との関係

 

母代わりとなったリー・アンは

彼の人生を変えてあげてると称えられて

首を振る

<blockquote>「彼が私の(人生)を変えてるの」</blockquote>

 

 

暗い過去に目を伏せて

目を背けることで自分を守ってきたマイケルは

テューイ夫妻と出会ったことで

良くも悪くも、自分の生い立ちと向き合わざるを得なくなる

 

 

 

父親を知らず

ドラッグに溺れる母親と引き離された少年は

新しい家族に受け入れられたことで

見ないふりしてやり過ごしてきた出自を

いやでも見ることになった

 

 

向き合ったからこそ

守るべきものができた

 

 

彼がフットボール選手として守る「家族」は

クォーターバックの死角

 

 

勝利のためには

クォータバックに近づく敵をはねのける必要がある

暗部を見なければ、はねのけるべき敵すらわからないいうこと

 

 

暗部と明部は

ふたつでひとつ

 

 

彼の人生でも

生い立ちの暗さを

悲嘆することなく見つめられたから

テューイ夫妻とも手を取り合えた、というわけですね^_^

 

 

 

 

 

 

 

「BLIND SIDE」なるほどな、と納得でしたよ^_^

・・・ここまでくると、しあわせの隠れ場所という邦題も

まぁ悪くないかなと感じられるから不思議です☆

映画が

新しい物語を教えてくれることがあります

 

 

 

 

「しあわせの隠れ場所」The Blind Side

この映画の中に

 

「はなのすきなうし」The story of Ferdinand

という絵本が出てくる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵本って

小さいお子さんがいるお母さんならともかく

独り者にはなかなか馴染みがありません^_^

 

 

 

映画に絵本が登場すると

映画のストーリーに入り込んでいるし

主人公を分かりやすく喩えていたりするので

すんなり受け入れられる

 

 

 

この映画でも 

主人公の特徴を上手く言い表していました

 

 

 

 

お気に入りのコルクの木の下に座り

花の匂いを嗅ぐのが大好きな牛、フェルディナンド

 

 

 

 

ある時

闘牛に使える勇ましい牛を探しに来た男たちは

 

その時、たまたま

蜂に刺されて飛び上がってるフェルディナンドを見て

彼こそ相応しい!とマドリードへ連れていく

 

 

 

 

闘牛場はお祭り騒ぎ

そんなことはお構いなしの「はなのすきなうし」は

闘牛場にやって来た女たちが髪に挿している花の匂いを嗅ぎつけ

闘牛場のど真ん中にどっかりと腰を下ろし

静かに花の匂いを嗅ぎ始める

 

 

 

 

 

闘牛士たちがどんなにけしかけようとも

フェルディナンドは意に介さず

花の匂いを嗅ぎ続ける

 

 

 

 

とうとう彼はもといた場所へ

帰されることになる

 

 

 

 

 

The Story of Ferdinand The Story of Ferdinand
599円
Amazon

 

…こちらは英語版^_^

 

 

 

帰されて、再び

お気に入りのコルクの木の下へ座った

フェルディナンド

 

 

 

いまでも彼は

お気に入りの場所で

花の匂いを嗅いでいる…

 

 

 

というお話。

 

 

 

 

映画の中でも

主人公は好きでやっているのか見失いかけながらも

彼の好きなことを追いかけていく

 

 

はなのすきなうしのようにね(´∀`*)

 

 

 

 

忘れたくないお話がひとつ、増えました^_^

絵本はシンプル

そして深いですね♪

 

 

 

 

 

 

↓ほんの少しだけど、読み聞かせるシーンもあります

 

もうひとり
攻殻といったら
この方でしょ


公安9課長、荒巻^_^






注:画像は「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」公式サイトからお借りしました




この方
ものすごーく個人的な正義の人
という印象なんですよね。私の中で。



宮仕えであることには変わらない
(公安ですからね^_^)
その中でも、“宮”の都合とかよりも
あの頭の中で描いている
個人的な正義を貫こうとする強い人
のイメージなの。



事件解決のためには
何ものも、己さえ挟まない

・・・解決というより、いつも
決着をつけている人というのかな^_^




で、今回の実写版
荒巻の位置がよくわかんなくって
少佐との関係もよくわかんなくって(T ^ T)
ん?ん?ん?
となっていました^^




「総理と会ってきた」
なんて言ってるので
部隊としても総理の直下なのかな?
とは思わせるけど



少佐が出自を探し始めた分だけ

記憶操作された全身義体の
自分探しストーリーが前面に出た分だけ

9課長荒巻の存在が薄れちゃった印象。




ただひとつ、よくわかったのは



「狐を狩るのに兎をよこすな」



…このセリフを聞いた時に
あ、これは“たけし荒巻”だなと。
そう認識してやっと入り込めました^_^




9課長、荒巻大輔ならば
こんなセリフは言わんだろ。
つか黙って追撃をかわすでしょ。
つか、追撃を受ける始末には持っていかないでしょうしね。

珍しく?感情を吐露しているようで
面白かったわ^_^




…猿でも狸でもなく狐。
初めは「ん?」と感じたけど
なかなか言い得て妙^_^




実写版がもし、続くなら
“狐”の「個人的正義」を観てみたいですね♪


「ゴースト・イン・ザ・シェル」公式サイト
はてさて

森美術館
にて開催中の
「N・S・ハルシャ展 チャーミングな旅」
すっかり長居してしまいました
良い加減でお腹も空いた♪



音声ガイドの細野氏の声に
別れを告げて
初スカイデッキ


東京シティビューのガラス越しよりも
リアルに見える東京タワー^_^



レストランでは
年間パスポートの割引サービスを
しっかり受けて

そのあと、マーベル展で賑わう
東京シティビューを
ぐるりと一周






途中、富士山見つけてゲットし
帰ってきました^_^





…「チャーミングな旅」の
チャーミングって



来て、食べて、眠るも

名もない椅子に座る
名もない人も
名のある人も


空を見上げ
見つめられてる
誰も彼も


この手で感じられる
大きさも
小ささも


すべてがあるから
「チャーミング」なのね。
と思い至りましたよ^_^



現代美術って
やっぱり面白い!



ここで
息をしている私と同じく





来て
食べて
眠るヒトの







名もない椅子と
名をつけた《演説》なのね♪



もっともっと
今を生きる人の表現を
味わっていきたいな^_^
と感じましたよ



遊びながらね♪





森美術館
公式サイト