死ねない体ー「ゴースト・イン・ザ・シェル」 | ​ 観るチカラを、生きる糧に。 ー SCREEN(私設)研究所

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ここは、SCREEN(私設)研究所。

潜在数秘術×映画で
「観る」ことと心の関係を
映画を通して読み解いていきます。


SFは哲学的で

映像がスゴイとか
アクションがどうとかいうよりも

その比喩が好きなんですが



たとえば攻殻なら
義体…メンテや交換が可能な身体、というのは
つまり肉体的には死ねないということ

全身義体の少佐も
脳をブチ抜かれない限りは
死なないわけで



そういうところが
面白いなと感じる




怪我をしても
殺やられても
身体だけなら取り替えがきく

そんな死ねない身体で
脳だけはネットワークにつながるとなれば
彷徨ってしまうのも当然かなー、とかね
(生身だって、ネット社会で彷徨いますからね^_^)




だから、少佐が言うところの
「ゴーストの囁き」に委ねる時って


理由があってのことじゃない
理屈じゃない



ただそう「したい」

いえ、身体が機械ならば
私たち生身の身体が感じる
ハートとか心という場所が
機械に置き換わっているのなら

「したい」という衝動すら
実はなくて



…ただ、シェル(殻)との隙間に風でも吹くような
そんな違和感みたいなものなのかな〜


なーんて
生身のこちらは^_^思うわけです



SFは、妄想だね(´∀`*)
宇宙も、別に銀河だけじゃない
手のひらにあるものだしね




実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」も観ましたが
新シリーズも始まるとのこと
楽しみですわ(´∀`)