本は
一度読んだら
もう一度読め
…と言ったのはショウペンハウアーさんですが
一度観たらもう一度
観たくなる映画ってあります
それは何かが引っかかっている時
それを解き明かさずにはいられない時
この映画もそうでした
「しあわせの隠れ場所」BLIND SIDE
邦題がウケ狙いなのは
ひとまず置いときましょうか^_^
これまで、どこに行っても
厄介払いされてきた主人公、マイケル
テューイ夫妻に出会い
家族という居場所を得て
フットボールに打ち込んでいく
母親代わりとなるリー・アンが主役なためか
マイケルの暗部についてはあまり詳しく語られないんだけど
何か引っかかっていて
何度も観直してしまいました^_^
…何度めかのリピートで
「BLIND SIDE」という原題を見て
合点がいったのよね
主人公の暗い生い立ち
出会った家族…テューイ夫妻との関係
母代わりとなったリー・アンは
彼の人生を変えてあげてると称えられて
首を振る
<blockquote>「彼が私の(人生)を変えてるの」</blockquote>
暗い過去に目を伏せて
目を背けることで自分を守ってきたマイケルは
テューイ夫妻と出会ったことで
良くも悪くも、自分の生い立ちと向き合わざるを得なくなる
父親を知らず
ドラッグに溺れる母親と引き離された少年は
新しい家族に受け入れられたことで
見ないふりしてやり過ごしてきた出自を
いやでも見ることになった
向き合ったからこそ
守るべきものができた
彼がフットボール選手として守る「家族」は
クォーターバックの死角
勝利のためには
クォータバックに近づく敵をはねのける必要がある
暗部を見なければ、はねのけるべき敵すらわからないいうこと
暗部と明部は
ふたつでひとつ
彼の人生でも
生い立ちの暗さを
悲嘆することなく見つめられたから
テューイ夫妻とも手を取り合えた、というわけですね^_^
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「BLIND SIDE」なるほどな、と納得でしたよ^_^
・・・ここまでくると、しあわせの隠れ場所という邦題も
まぁ悪くないかなと感じられるから不思議です☆
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