起業してイベントを企画していると
「タダだから参加しました」
「安いから来ました」
「プレゼント欲しくて参加しました」
という方が一定数いらっしゃいます。
こういう方に対して
「買う気もないのに来るな」と
仰る方もいらっしゃいます。
でもわたしは「わざわざ時間使って参加して、
多分何も得られないんだろうな」と
かわいそうに思っています。
最近、ネットで見かける
giver(ギバー)/taker(テイカー)/
matcher(マッチャー)って
ご存じでしょうか?
ギバー(Giver)とは、見返りを期待せず
自分の時間や知識、アイデアなどを
相手に惜しみなく与える人のこと。
テイカー(Taker)は、常に自分の
利益を優先させ、多くを受け取ろうと
する人のことです。
ネットでよく見る「クレクレ星人」は
このテイカーの事なんです。
その中間のマッチャー(Matcher)とは、
損得のバランスを考える人のことです。
この考え方は組織心理学者の
アダム・グラント氏が提唱した
考え方です。
特にギバーに関しては
自己犠牲型ギバーと他者志向型
ギバーに分類されています。
自己犠牲型ギバー
自分の利益はあまり気にかけず、
他者の利益に関心を示します。
その結果、相手に与えることが多く、
自分の利益を損ねてしまうタイプです。
他者志向型ギバー
自分と相手、両者の利益に関心があります。
自分が受け取るよりも相手に多く
与えようとしますが、自分にも還元
されるように他者との関わり方を変えます。
だから、自分の利益を損なわないタイプです。
あなたは一番得をするのは
どのタイプだと思いますか?
詳しくは著書『GIVE&TAKE』で
解説されていますが、
ギバーは全体の25%、
マッチャーは全体の56%、
テイカーは全体の19%と
言われています。
さて、解説が長くなってしまいましたが
上の方で問いかけた質問の答えです。
1位 他者志向型ギバー
2位 マッチャー
3位 テイカー
4位 自己犠牲型ギバー
一生懸命時間を削ったり
お金をかけてプレゼントを作ったり
お客様のためにたくさん学んで
惜しげもなく還元する方々。
ギバーの方にはファンがつきやすく、
自然と口コミしてもらえたりします!
でも、ここで要注意‼
起業して学んでいる方には
「ギバーが一番得をする」ことは
すでにご存じの方もいるかも
しれませんが、ただのギバーでは
一番損します!
そしてテイカーは損しかないんですよ!
①自己中心的で他人からの
無償の援助を当然と考える
図々しい人認定される。
②やってもらってばかりで
自分の力にはならない。
③何かをタダでもらっても
本質が理解できないので
身につかない。
「タダでもらえる」「楽できる」の
目先の事しか考えられてないから
結果的に損するんですよね。
「クレクレ星人」は日本のネット
文化の中で生まれたスラングとして
定着してきていますので、
ヒトとして評価が下がるのは
間違いないです💦
複業するということは
時間や仕事の取り組み方など
バランス感覚を鍛えていかないと
継続が難しい働き方です。
どうせバランス感覚を磨くなら
give&takeのバランスも
うまく育てていきたいものです♡