ニノさん お誕生日おめでとうございます！！！
この一年があなたにとって素晴らしい歳となりますように。
「ブラックペアン2」のビジュが美しすぎる。
カジノでのシーン、メッチャカッコイイですよね。
ただ、渡海と別人だっていうのを納得するまでに時間がかかりそうな気がする。
ほんとに7話くらいで「ハハハッ」てならない？（笑）
猫ちゃんは出てこないのかな。すごく好きなキャラだったんだけど。
もう一つくらいドラマか映画かありそうだけど、発表はまだですか？
さて、お誕生日に何か独立した短編をと思っていたんですが全く間に合わず。
「Winback」の本編が終わった後の企画物で出すつもりでちょっと書いてあった物を
先に出すことにしました。
「Winback」本編のずっと前、二宮と櫻井の出会いのエピです。
本編を読んでなくても全く問題ありませんが、よろしければこちらからどうぞ。
最初のお話はこちら ⇒ 「Winback 1」
といっても、まだ始まったばかりでお話は全然進んでいませんが（笑）。
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「和～。いる？」
櫻井がコンビニの袋をガサガサと揺らしながらリビングに入ってくる。
「晩飯買ってきたから一緒に・・ん？ 何観てんの？」
ソファの下に座り込んでいる二宮の後ろに腰を下ろす。
普段はゲームばかりやっているのに、今日は珍しくテレビドラマを観ているようだ。
画面にはやくざの賭場らしき場所で、主人公が手本引きをやっている場面が映っている。
「あ～、これ、お前がやってたイカサマと同じだ。」
手首の裏に人工の皮膚のようなものを被せ、その中に札を仕込む手口。
「ふふっ、そんな昔のことよく覚えてるね。」
含み笑いをした二宮が櫻井を見上げる。
「そりゃ覚えてるさ。
和との出会いだもの。」
櫻井が懐かしそうに眼を細めると
上向いた薄い唇に軽くキスを落とす。
あれは10年前、二宮がまだ高校生だった頃のことだ。
窓のない地下の一室。
中央の盆ござを挟んで奥に3人、手前に8人の男達が向かい合って座っている。
「さあどうぞ！」
「早いとこ頼みますぜ！」
合力（盆の世話役）の威勢のいいかけ声に、
張子（賭け側）がそれぞれの選んだ張札を裏にして場に差し出す。
「出揃いました。勝負！」
胴元が手拭いを取って自身の札を公開すると、
「おっ！？」
「あーっ！」
「くそっ！」
張子たちから歓声とため息が一斉に漏れる。
胴元の札と自分の札が合っていれば、賭け方に応じた配当を受け取れる仕組みだ。
当った張子たちが自分の札を表に返す。
「おっ！ 兄ちゃん、すごいな。」
「また当たりか？」
横並びの張子たちの一番左端、一点張りの札を当てたのは二宮だ。
「ガキのくせに度胸あるな。」
「ああ。さっきから一点張りばかりだろ？」
「・・・。」
周りから驚きの声が上がる中、二宮が無表情で札を手元へと集める。
「待て。」
胴元がいきなり二宮の手を掴む。
「てめぇ、舐めた真似しやがって！」
そのままぐいっと右手首を捻り上げられ、
「つぅっ！」
思わずうめき声が漏れる。
「イカサマとはいい度胸だ。
この道30年の俺の目をごまかせると思ったか？」
返された手首にはフェイクの皮膚。
それを剥がすと中から札が転がり落ちる。
「なにっ！？」
「イカサマだとっ！？」
「このガキがっ！」
場が騒然となる中、当の二宮は特に焦る様子もなく、
何事もなかったかのように静かに座り続けている。
「この落とし前、どうつけるつもりだ？」
「別に・・・煮るなり焼くなり好きにしろよ。」
胴元の手を振り払うと吐き捨てるように言う。
見上げる目には生気がなく、何の感情も映し出していない。
≪つづく≫
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突然、賭場の用語みたいなのが一気に出てきてすみません。適当に読み飛ばしてくださいね。
そして、ほんとにここまでしか書けてないので続きはちょっとお待ちを。
今日は会社の総会の手伝いで、メッチャ疲れて帰宅の予定なんです。
なんか暑くなるみたいだし、スーツ着たくないな～。(´ε｀*)
