メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。
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ボ~~~ッ!
夕陽に染まる横浜港大さん橋。
出航を1時間後に控えた豪華客船アルテミス号に
クルーズ客が続々と乗船してくる。
「うわぁ~。 素敵。」
メインエントランスを入るなり、若い女性客が歓声を上げる。
3階分が吹き抜けになった広々としたロビーには豪華なシャンデリアが下がり、
左右にはクリスタルを敷き詰めた螺旋階段がシンメトリーに配置されている。
「ほんと。めちゃくちゃ豪華だね。」
連れの客が少し気後れしたように辺りを見回す。
「ウェルカム・アボード。ようこそ、アルテミス号へ。」
カタカナに聞こえるような発音で話しかけたのは、
乗客を出迎えるためにエントランスに並んだクルーの一人だ。
すらりとした細身の体形に、黒のパンツにベスト姿の制服が良く似合う。
「お部屋番号をお伺いしてもよろしいですか?」
親しみやすい笑顔に女性客たちの緊張も解ける。
「あ、えっと7028です。」
「それでしたらロビーを抜けた右側のエレベーターをお使いください。
7Fで降りて右手、船首の方向になります。」
「ありがとうございます。」
「どうぞ素敵なクルーズを。」
スマートな身のこなしで腰を折る。
「ね、今の人カッコ良かったね。」
「うんうん。なんかモデルさんみたい。」
興奮したように囁きあいながらエレベーターへと向かう女性客たちの後ろから
大きなスーツケースを携えた年配の女性客が入ってくる。
クルーズの乗船手続きは、事前にクルーズターミナルの
チェックインカウンターで行われる。
大きな荷物はバゲージカウンターに預けることができ、それぞれの部屋へは
ポーターが運んでくれるため、このような大きなスーツケースを持ち込む
乗客は珍しい。
年齢は50代くらいであろうか。小柄で小太り。
シャネルのスーツにエルメスのバッグ、大きな宝石のついたネックレスやリング。
その身につけている物から、かなりの資産家であることがうかがい知れる。
しかし大きな千鳥格子のスーツは、そのシルエットといい、パターンの大きさといい彼女の体型に適していないのは明らかだ。
先ほどのクルーがすかさず近寄ると、
「お荷物をお持ちいたします。」
スーツケースに手を伸ばす。
その瞬間、さっと間に割って入ってクルーの腕を掴んだのは
ダークスーツに身を包んだ体格のいい男だ。
「えっ? あの・」
「相葉君! 下がりなさい!」
女性のクルーが小声で注意をすると、
「失礼をいたしました。」
深々と頭を下げる。
「あ、す、すみませんでした。」
慌てて床につきそうなくらい頭を下げる相葉の前を、
大きなジュラルミンケースをいくつも載せたカートが次々と通り過ぎていく。
≪つづく≫
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まずは相葉さん登場。ってことで、とりあえず始めてみました。
途中で確実に止まると思いますが(笑)。
なんか久しぶりでどこで切っていいのかめっちゃ迷った。
ニノさんの銀髪のお仕事が楽しみだったのに、すぐ黒髪に戻っちゃって。
単発だったのかなってちょっとがっかりしてたら、また銀髪。 どういうこと?
一瞬、黒髪のお仕事が挟まったの? しょっちゅう変えるのも大変ですよね。
銀髪となると犯罪者かな~。特殊能力系かな~。それともアニメの実写系?
何にせよ解禁を楽しみにしています。
潤君も舞台の発表がありましたね。すごいメンバーだし、野田秀樹さんが当て書きで脚本を執筆したということなので、潤君の魅力が最大限に生かされた舞台になりそうでこちらも楽しみ。ただ7月から80公演で今秋にはロンドンでも公演となっていたので、嵐さんの方の活動はまだまだ先なのかな~って。