Winback 9 | ~ 嵐気に包まれて ~

~ 嵐気に包まれて ~

嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。

最初のお話はこちら ⇒ 「Winback 1」

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「いけないんだぁ。

 こんなもの、どっから手に入れたのかな。」

 

パソコンの画面には船の見取り図が映し出されている。

しかもパンフレットに載っているような船内案内図ではなく、

スタッフ用の通路やエレベーター、電気系統や空調なども詳しく書き込まれた
船の設計図といってもいいような物だ。

 

「あなたこそどうやって入ったんです?」

 

「ふふっ、それを俺に聞く?」

 

ゆっくりと近づいてきたのは櫻井だった。

 

「愚問でしたね。」

 

肩をすくめた若い男の名は二宮という。

櫻井とは旧知の仲だ。

 

 

さらに距離を詰めた櫻井が、電気のスイッチへと中途半端に伸ばした二宮の手を取る。

 

「さっきは何を熱心に聞いていたんだ?」

 

「アメリカで早期の利下げ観測が出ているとのことでしたので

 影響のありそうな株を買い増しました。」

 

「ふふっ、いい生徒だ。」 

 

満足そうに笑うと二宮の頬を指の背でなでる。

 

「授業は真面目に聞くタイプだったんです。」

 

「優等生にはご褒美をあげないとな。」

 

白い顎を掬うと唇を重ねる。

 

「ん・・・。」

 

クチュ。

 

 

「まだ真昼間ですよ。」

 

さらに深く探ろうとする櫻井の胸を押し返す。

 

「こんなに暗いのに?」

 

窓がない部屋は電気がなければ真っ暗だ。

 

「あなたが電気を付けさせてくれないからでしょう?」

 

「もっといい部屋にすればよかったのに。」

 

「あなたみたいにいい御身分じゃないんです。」

 

セミナーの講師として招かれている櫻井には、
8階のベランダ付きの部屋があてがわれている。

 

「でもこの方がそそられるかも。」

 

「ちょっ・」

 

腰を抱き寄せようとする櫻井の腕を掴む。

 

「だめです。もうすぐミーティングの時間なんですから。」

 

「まだ大丈夫だって。」

 

トントン・・トン・・トントントン。

 

「ほらね。」

 

タイミングのいいノックの音に、

「ちぇっ、お預けか。」

しぶしぶといったようすで体を離した櫻井がドアを開ける。

 

 

 

「ルームサービスで~す。」

 

コーヒーポットとカップを載せたワゴンを押しながら入ってきたのは相葉だ。

 

ガン!

ワゴンがベッドにぶつかって鈍い音を立てる。

 

「わっ! ここ狭いね~。」

 

「ほらな? やっぱりそう思うだろ?」

 

「うん。もうちょっと広い部屋にすればよかったのに。」

 

「別に寝るだけなんだから狭くてもいいんです。」

 

「ほんとニノってこういうところケチだよね。」

 

「同感。」

 

櫻井も頷く。

 

 

「コーヒー、どこに置く?」

 

部屋の中にはベッドと小さな机に椅子が1つだけ。

とてもコーヒーカップを4つも置く場所はない。

 

「やっぱり俺の部屋にすればよかったな。」

 

「講師の部屋に客が集まったりしたら目立つじゃないですか。」

 

 

トントン・・トン・・トントントン。

 

同じリズムのノックの音に

「あっ、来た。 は~い。」

明るく答えた相葉がドアを開ける。

 

≪つづく≫

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ってことで知り合いでした。

今回はイチャシーンは全くなさそうですが、下書きは珍しく磁石っぽい感じで書いてました。

当初は頭脳派同士のタッグみたいなイメージだったのかと思いますが、難しくて無理(笑)。

 

「働く時は同士。 酒を飲む時は家族。 未来を語り合う時は友。」って、言葉のチョイスも最高だし本当にいい関係ですよね。

「それ位彼の事が好きですよ。」末ズ~!(*´艸`*) だから嵐が好き。

 

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