Winback 10 | ~ 嵐気に包まれて ~

~ 嵐気に包まれて ~

嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。

最初のお話はこちら ⇒ 「Winback 1」

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「よっ!」

 

現れたのは松本だ。

 

「へ~、その格好似合ってるじゃない。」

 

仕事中に抜け出してきたのか、コックコートにジャケットを羽織っている。

 

「そっちこそその制服、さまになってるじゃないか。」

 

「そう? 俺も結構気に入ってんだよね。」

 

相葉がベストの裾を引っ張ると背筋を伸ばしてポーズをとる。

 

「そんなところで立ち話してないで早く入ってください。」

 

「おっと、そうだった・・って狭いな。」

 

二宮に促されて部屋に入ったものの、居場所に困って立ち尽くしている。

 

櫻井と顔を見合わせて笑った相葉が、

ワゴンの上に並べたコーヒーカップにコーヒーを注ぐ。

 

「松潤はいらないって聞いたけど・・。」

 

「ああ。ちょっと抜けてきただけだから、
 コーヒーの匂いなんてしたらさぼってたのがばれちまう。」

 

「そっか。 忙しいんだね。」

 

「そうなんだよ。あいつら人使いが荒くってさ。」

 

「大人しく下働きやってるのか?」

 

櫻井が意外そうに尋ねる。

 

「まあね。手を出したくなって仕方ないけど我慢してるよ。」

 

「ふふっ、正体がばれないようにうまくやれよ。」

 

「あっ、それなんだけど、俺のことを知ってるやつが乗ってたんだよ。

 昨日、声かけられちゃってさ。」

 

「え? 大丈夫なの?」

 

「どうかな。お忍びで修行中だから他言無用って言い含めたけど、

 ああいう連中はおしゃべり好きだからな~。あまり信用はできないな。」

 

「まあ、バレたからといって問題はないさ。 俺なんてそのまんまだし。」

 

櫻井が笑いながらコーヒーカップを手に取る。

 

 

「ところで大野さんは?」

 

「まだみたいですね。」

 

「えっ? あの人忘れてるんじゃないだろうな。」

 

松本が心配そうに時計を見る。

 

「どうせ迷ってるんじゃないですか?

 広すぎる~とか言って。」

 

 

 

トントン・・トン・・トントントン。

 

「ふ~、この船広すぎるよ。」

 

うんざりした様子で入ってきたのは下川だ。

今日は昨夜とは打って変わり、短パン、Tシャツにサンダル履きと
かなりラフな格好をしている。

 

クスクスと笑った相葉が、

「大ちゃん。お疲れ~。

 コーヒーあるよ。」

と声をかける。

 

「お、サンキュッ。」

 

実はこの男、下川画廊の下川というのは表向きの名で、

覆面画家として売り出し中の大野智だ。

表舞台に出るのが苦手で、顔を知られていないのを幸いに普段は画廊の店主で通している。

 

「あ、そうだ。これ、展示会場の動画な。」

 

大野がポケットから取り出したmicro SDを二宮に渡す。

 

「ありがとうございます。」

 

昨夜、パーティで絵を鑑賞している振りをして、会場の様子を小型カメラで撮影していたのだ。

 

「やっぱりあの絵はオークションにはかけないらしいぞ。」

 

「じゃあ競り落とすのは無理ってことですね。」

 

「ということはやはり・・・。」

 

二宮、櫻井、大野、相葉、松本の5人は、
ある共通の目的があってこのクルーズに参加している。

そしてその目的とは、絵画「春の詩」を奪還すること。

 

≪つづく≫

 

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はい、やっと本題に入ります。長かった~(笑)。

 

よにの、ほんとに南部市場に来てる~。それにしても「一旦食べよ」って何(笑)。
そしてまさかのサンマーメン、アジフライは戻って来ず。

天ぷらも美味しそうだったから今度食べに行っちゃおうかな~。

 

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