メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話です。
最初のお話はこちら ⇒ 「マジカルストーム 1」
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「す、すみません。」
恐る恐る謝って顔を上げると、相手はゴルゴ13とは似ても似つかない若い男だった。
少しウエーブのかかった黒髪にハーフのような彫りの深い顔立ち。
アニメにでも出てきそうな定型的な主役キャラだ。
「兄ちゃん、俺が先に目を付けたんだ。横取りはないぜ。」
先ほどの男がその男性の肩を後ろから掴む。
「わっ!」
また大げさに驚いた男性がきれいな回し蹴りをかます。
ドカッ!
「ぐぁっ!」
男が壁まで吹っ飛んでいく。
「俺の後ろから近づくなって言っただろ?」
憮然とした表情で言い放つ。
この人、すごく強いかも。
結局、相葉さんとこの男性で3人+1人もノックアウト。
男たちは這う這うの体で酒場を出て行った。
「わぁ~っ!」
パチパチパチパチ。
「すげぇな。兄ちゃんたち。」
「あんなでかいの相手によくやったよ。」
「スカッとしたな~。 これ、俺のおごりだ。」
酒場にいた人たちからの拍手と歓声に包まれ、
俺たちのテーブルにはおごりのビールジョッキが溢れることとなった。
「大丈夫?」
相葉さんの血のにじむ唇をナプキンで拭う。
「いっ! 大丈夫だよ。このくらい。」
「ごめんね。 こんなことになって。」
「二宮君のせいじゃないって。
でも無事でよかった。」
相葉さんが大きな手で俺の頭をポンポンとする。
なんか・・・この人の手って安心するんだよね。
「あの、さっきはありがとうございました。」
あらためて助けてくれた青年にお礼を言う。
革製の胸当てと籠手。
腰には大きな剣を携えている。
いでたち的には勇者か剣士だと思うんだけど、モブキャラではないのは明らかだ。
おそらくプレイヤーの一人だろう。
酒場では他のプレイヤーとチャットをすることが可能で、
情報を交換したり、アイテムや道具、仲間の交換ができる。
「ほんとに助かったよ。
さすがに一人で4人は無理だなって思ってたんだ。
あれって何かの格闘技?」
「まあね。 でも素手でやったのは初めてだったから
なんか勝手が違ったけどな。」
「だよね。俺もいつもはグローブつけてるから。
人を殴るのがこんなに痛いとは思わなかった。」
相葉さんが自分の拳をさする。
≪To be continued≫
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仕事で必要になって初めてQRコードを作成してみたんですが、
すごく簡単に作れるのにびっくりしました。
しかもイラストとか文字の埋め込みも自由にできるんですね。なんか不思議。
全てのドットを読み込まなくても大丈夫なの?