シーマス915c 29 | ~ 嵐気に包まれて ~

~ 嵐気に包まれて ~

嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話となっております。
BL的描写が含まれている場面があります。

苦手な方は入らないでください。
 

最初のお話はこちら ⇒ 「シーマス915c 1」

前回のお話はこちら ⇒ 「シーマス915c 28」


★─☆。o゚。★─☆。o゚。

 

作業の邪魔になるかもとは思ったが、ブリッジに訪ねていくことにする。
 

コンコンコン。
 

扉の上部に開いた小さな窓を叩く。

だが、しばらく待っても応答はない。

窓からのぞき込める限られた範囲にはジュンの姿はない。

いないのだろうか。

やはり端末で呼びかけてからの方がよかったか。
 

諦めかけた時、ひょいっと窓の横からジュンが顔を出す。

ちょっと驚いたように眉が上がる。
 

「今、いい?」
 

中を指さして口パクで聞く。
 

ウィーン。 扉が開く。

 

「忙しいのにごめん。

ちょっと聞きたいことがあるんだ。」
 

「ま、入れよ。」

 

 

入ってみるとブリッジは意外と広かった。

機器類は思ったよりも少なく、
デスクやディスプレイもゆったりと配置されている。

 

おそらくかなりの部分がオートマチックになっているのだろう。

座席の数は極端に少ない。

せいぜい10席ほどか。

それも今はすべて無人で、機械音だけが静かに響いている。

前方に広がった窓からはシーマス915cがやけに大きく見える。

 

「核融合炉の方はどう?」
 

「ほぼ修理を終えた。」
 

「ほんと?」
 

「ああ。 最後に一つだけ問題が残ってるんだが・・・。」
 

「問題?」
 

「今、それに対処できるようにプログラムを組んでるところだから心配はない。」
 

「そっか。 ・・・よかった。」
 

これでここから離脱できる。

そして75年もの長い航海が始まるのだ。


 

ジュンが可動式の椅子を引き寄せ、座るように促す。

「で、聞きたいことって?」

 

「うん。 実はさ・・・。」
 

言い出したものの躊躇する。

 

「どうした?」

「実は・・・サトシとショウのことなんだけど。」

 

「サトシとショウ? 何かあったのか?」
 

ジュンの視線が鋭くなる。
 

「う、ううん。 何もないよ。」
 

やはり何かを知っているのか。


 

「彼らはクルーではないんだよね?」
 

「何をいまさら。」
 

「・・・だよね。

 あのさ、2人のプロフィールってわかる?」
 

「わかるが・・・どうして?」
 

「うん。ちょっと気になる事があって。」
 

「気になる事?」
 

ジュンが訝し気に眉をひそめる。
 

 

ガクンッ!
 

「えっ!」
 

突然、船が大きく揺れる。
 

「な、何!?」
 

と、次の瞬間。

身体がふわっと浮かび上がる。
 

「わっ! わっ!」
 

身体だけじゃない。

床に固定されていない物は全て、宙に浮き上がっている。
 

「重力ロスだ! 何かに掴まれ!」
 

「えっ!?」

 

ビーッ! ビーッ! ビーッ!
 

耳障りな警報が大音量で鳴り響く。


 

何かにすがろうとあがいた手は空を切り、天井近くまで一気に浮かび上がる。

「うわぁっ!」

 

「カズ! こっちだ。」
 

キャビネの取っ手を掴んだジュンがカズへと手を伸ばす。

カズが必死に体勢を入れ替え、その手を掴む。

 

ドンッ!
 

次の瞬間、重力が戻り床に叩きつけられる。
 

「つぅっ!」
 

「うっ!」
 

周りで浮かんでいた物も一気に落下してくる。
 

「っ!」
 

ジュンが咄嗟にカズの身体に覆いかぶさる。

 

ガンッ! ドサドサッ!
 

その背に、椅子や機器類が容赦なく降り注ぐ。
 

「うぅ・・・。」
 

圧迫されて肋骨が軋む。肺が押しつぶされそうだ。
 

ぐぐっ!
 

ジュンが腕をつっぱり背中で落下物を持ち上げる。
 

ガタンッ! ガシャン!

 

すごい力だ。
 

「くっ!」
 

ガラガラ・・・。

 

ジュンの下で、肩ひじをついて身体を起こす。
 

「はぁ・・・、ありがと。 

今のはいったい・あっ、大丈夫?」
 

ジュンの肩から腕にかけて服が破れ、皮膚がざっくりと切れている。
 

ざっくり・・・。 
血が・・・出てない?

 

ジュンが素早く破れた服をかき合わせる。
 

「大丈夫だ。」
 

「でも、怪我してる。」
 

「大丈夫だから!」
 

声を荒げたジュンに、カズがびくっと身体を竦める。

 

「あ・・わるい。」
 

「ううん。」


 

「船のチェックをしたい。 話は後にしてくれないか。」


「・・・わかった。」


 

よろよろと立ち上がり、
倒れた装置やガラスの破片を避けながらブリッジを出る。



 

今のは・・・何だ?
 

確かに皮膚が裂けていたのに血が出ていなかった。


 

まさか・・・潤も?


 

ジー・・・、ジー・・・、ジー・・・。
 

目の前で、ひっくり返ったロボット掃除機が空回りしている。

しゃがんで拾い上げ正しい位置にもどしてやる。

 

「くっ・・・。」
 

立ち上がろうとしてゆらっと視界がゆがむ。

頭がくらくらする。
 

通路の壁に背を凭れさせ、額に手を当てる。

胸も苦しい。 さっき押さえつけられたからだろうか。
 

いや、それだけじゃない。 
身体中から力が抜けていくようないやな感覚。

手も震えている。

貧血? そんなものになったことはないがこんな感じなのだろうか。

床に吸い込まれて行ってしまいそうだ。

 

サトシ。 助けて・・・。

 

壁を伝い、よろめきながらエレベーターへと歩く。

≪つづく≫
 

★─☆。o゚。★─☆。o゚。
 

宇宙船の中の機器類って固定されてると思いますが、可動式のもあるってことで大目に見てね(笑)。

男子フィギアのワンツーフィニッシュ、凄かったですね~。 ぞわぞわしちゃった。

あと、カーリングがすっごく面白くて好きです。
 

「VS」、大野さんの振付の覚え方が独特。 ってか、見ただけで覚えられるってのがすごい。

振付考える時もスタジオに籠ってじーっとしてるって言ってませんでしたっけ?

「覚えないと踊らないんですか?」に、「うん。」って超可愛かった。

児島さんがジャニーズに送った写真を見て、「不合格!」ってニノさんの30年越しの結果発表(笑)。

「ジャニーズがどれほど取れるのか!」後半組にプレッシャーをかけるドヤ顔のニノさん、確かにずるい。
 

自分プロデュース理想のグループで、イケメン5にも色気5にも選抜された潤くん。

ジャニーズ王道派ってことですね。

タッキー選抜「キレキレ5」に大野さん。 山田君や勝利君もキレキレなの? 知らなくてすみません。

タッキーより先輩な大野さん。 

ニノさんに「タッキーのが地位的は上なのに?」って言われちゃって、横からドスンとつっこむ(笑)。

キッキング、怒涛のパーフェクトがすごかった。 さすがジャニーズ!

新曲は意外と複雑そうな振付でしたね。 ライトの使い方がすごく効果的で素敵。

いちごが二人だけで歌うシーン、ぐっときました。

 

そういえばあれだけ大騒ぎしてたのに、ベルトテストの結果のご報告を忘れてました(笑)。

受かりましたよ~。v(^-^)v

激励のメッセをいただいた方々、ありがとうございました。m(_ _ )m

いや~、ハードでした。 3時間ぶっ通しで、護身のテクニックだけじゃなくて体力面も要求されるので、
連続キックとかパンチの間に腕立てとか腹筋とか入るから休めない。追い込まれ感がすごい。

相葉さんがやってたサーキットトレーニングにちょっと似た感じかな。

しかも私以外は全員男性なので誰の相手をしても疲れるし、1対3の護身とかも超きつい。

 

アグレッシブにいかないと受からないって言われていたので、行く途中、「つなぐ」と「風雲」と「Same Ol'」(ペプシのCM曲で私の中では戦闘前のイメージ曲です)を聞きながら行きました。

「本気出す時間だ。何人でもOK。相手になってやるさ。」 ピッタリでしょ(笑)。

ま、もうこれ以上は無理だと思うので、今回が最後かな。 久々に限界までやりました。

ラストはグラウンドやってても頭を持ち上げられないし、腹筋が限界で蹴れないし、変な所が攣るし。

ほんと、おばさんがやるスポーツじゃないです(笑)。