シーマス915c 28 | ~ 嵐気に包まれて ~

~ 嵐気に包まれて ~

嵐さんのメンバーのお名前や雰囲気をお借りした読み物です。
腐的描写や暴力的シーンがあります。
気を付けてご訪問ください。
山、大宮、櫻葉、モデルズ、にのあい等、様々なCPのお話がありますので
お気に入りのCPでお楽しみください。

メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話となっております。
BL的描写が含まれている場面があります。

苦手な方は入らないでください。
 

最初のお話はこちら ⇒ 「シーマス915c 1」

前回のお話はこちら ⇒ 「シーマス915c 27」


★─☆。o゚。★─☆。o゚。


 

「ジュンに聞いてみようか。」
 

「えっ? ジュンに?」
 

「うん。クルーだったら乗客の詳しいプロフィールにもアクセスできるはずだろ?

なぜサトシとショウが選ばれたのかがわかるかも。

何か違う役割があるのかもしれない。」
 

「そう・・だよね。

どっかのお金持ちが部屋に絵を飾りたいとか言い出したのかも。

公共の建物に天井画を描くとかさ。」
 

「天井画って、教会じゃないんだから。」
 

「あっ、それだ! 教会とかモスクとかさ。」
 

「まあなくはないと思うけど・・・。」
 

計画には入ってなかったはずだ。

 

「あるいは何か超法規的措置で選ばれている可能性もある。」
 

「何? それ。」
 

「オレ達の知らない特別枠があるのかも。」
 

「特別枠?」
 

「ほら、前に政府にコネの効く連中が無理やりねじ込んだとかって話が
あっただろ?」

 

「あ~、そんなこともあったね。」

 

アーク2号の乗客の中に、都市計画には何の関係もない政治家や資産家などが
混じっていて問題になったことがあったのだ。

乗客の名簿は公表されていなかったのだが、
マスコミにかぎつけられて散々叩かれた。

 

「でもあの2人、そんな金持ちにも見えないけどね。」
 

「確かに。」
 

顔を見合わせて笑う。


 

 

「あっ、ここにいたんだ。」
 

カフェに入って来たショウがテーブルに近づいて来る。
 

「キャベツがいい感じにできてたぞ。」
 

「ほんと? じゃ、収穫してロールキャベツにしようか。」
 

「それ、うまいのか?」
 

「勿論。 コンソメ風味がいい? それともトマト?」
 

「どっちでも任せる。」
 

「わかった。

じゃ、カズ、夕食の時にね。」
 

「うん。」

軽く手を挙げてカフェを後にする。

 

 

 

「何の話してたの?」
 

並んでプールへと歩きながらショウが尋ねてくる。
 

「ん? 新しく建設する予定のコロニーの話を聞いてたんだ。」
 

「ふ~ん。」


 

「ね、ショウちゃんの冬眠ポッドってどの部屋だったの?」
 

「えっ? 冬眠ポッド?

たしか真ん中へんだったと思うけど、
 あんま部屋番とか気にしてなかったからな~。」

 

「・・・そっか。」
 

「でもなんでそんなことを?」
 

「ん? 俺のと近かったのかななんて思ってさ。 

いいのいいの。忘れて。」
 

力なく笑って手を振る。

 

 

ジュンに聞くなら2人きりの方がいい。
 

マサキには言わなかったが、カズはもう一つの疑念を抱いていた。
もしショウがアンドロイドだとしたら、なぜこの船に乗っているのか。
 

考えられる可能性は2つ。

クルーの補助をするためか、コロニーで何らかの役割を担うため。

だがどちらの場合もジュンが知らないはずはないし、
別に秘密にしておくことでもない。

 

ではそのどちらでもない場合は?
 

・・・たどり着く答えは1つだ。

テロ集団が送り込んだアンドロイド。
 

生身の人間では難しいと判断した連中が、
アンドロイドを乗客に紛れ込ませ破壊工作を目論んだ。

アーク2号の時のようにクルーに見つかったとしても、

人間のふりをすれば誤魔化せるかもしれないし、少なくとも時間は稼げる。
 

だがこの説にも疑問はある。

どうやって紛れ込ませたのか、だ。
 

いくら精巧に造られていたとしても、冬眠に入る作業の段階でばれるはずだ。

誰か政府側に協力者がいたのか。

それとも乗客としてではなく、作業用の機械のような形で積み込まれたのか。
 

そしてもしそうなら2週間近くも経っているのに、
何の行動をおこさないのはなぜだ。

もうとっくに破壊工作を行っていてもいい時期だ。

 

それに、マサキが言っていたようにショウは優しいし包容力もある。

アンドロイドにそのような細やかな感情表現が必要だろうか。
 

いや、そんな風に思うこと自体が彼らの術中に嵌まっているということなのか。

アンドロイドに善悪に区別はない。

命令されたことを着実に実行するだけだ。
 

優しい人格をインプットされ、
人間のふりをして乗客に紛れ込み破壊計画を実行する。

あり得なくはない。
 

「ふ~・・・。」
 

1人で考えていても堂々巡りだ。


≪つづく≫

 

★─☆。o゚。★─☆。o゚。

 

前回書きたかったんですが文字数がぎりぎりだったので見送った「レコメン」をちょっと。

お正月にニノさん家でやったタコパの話をしてくれてました。

「二人っきりでやったの?」ってチカさんにも驚かれていたかるたは、相葉さんが読み手兼プレイヤーで

圧勝したって。 「読む間にちょっと確認しちゃうからさ」って(笑)。

きっと、「お前、ずっこいよ。先に見てるだろ。」「しょーがないだろ。他に読む人いないんだから。」とか

言いながらやってたのかな。( ´艸`)

相葉さんが「自分で行けるよ」って言ったのに、「いや、危ない。迎えに行く。」ってニノちゃんが車で迎えに来てくれたそうです。 

車の中でseasonが流れてきて(それも嵐以外の曲も含めたシャッフルで偶然)、シーンとした中でちょっと感動してじんと来ちゃって、「運転しながらどんな顔してるのかな」って思いながらチラチラ見たりして、
そわそわそわそわ。 ですって。も~、彼女か(笑)。

 

平昌の翔さん、もこもこでなんか可愛い(笑)。 
ほんとに寒そうだから体調崩さないように元気に帰ってきてほしいですね。