「キ」を追いかけて押戸石へ…もシリーズ⑤になりました
こんなところまでお付き合い頂いて~( ;∀;)
本当にありがとうございますヾ(*>∇<*)ノ
↓今までの記事
ついに残すところ、酒船石(さかふねいし)と頂上石の2巨石となりました!



今回は、最高~~に謎を抱えた「酒船石(祭壇石)」から…



常に私たちの想像を遥かに上回る古代の人たち…
激アツです!



~*~*~*~*~



酒船石(祭壇石)

この穴が本当に謎です



そして、この丸い穴とそれを結ぶ溝線は、一体何のためにあるのでしょうか?(-_-;)
不思議…

武内先生は、祭祀に使われたと仰っていましたが…
ただ単に呪(まじな)いの模様として何となく彫られただけ?
いやいや、そんなはずはない!
絶対何かに使うために必要があって彫られたに違いない( ・`ω・´)ノキッ
でも、何のために…?



ここで悩んでだいぶ止まってしまいましたが…
ある時、武内先生がこんな事を動画で仰っているのが耳に入りました。
「この酒船石は、奈良明日香の酒船石の原型なんですよ。
昔、斉明天皇もここに来て祭祀をしていて、同じものを奈良明日香作らせた…」
なぬっ!



ほんとだ~

明日香の酒船石にも、押戸石の酒船石と同じ盃状穴とそれを結ぶ溝線が…( ; ゚Д゚)
ということは…

おそらく、押戸石の酒船石と明日香の酒船石は同じ用途で作られている!
つまり、明日香の酒船石が何に使われていたのかが分かれば、押戸石の酒船石の用途も自ずと判明するというものヾ(*>∇<*)ノキャー
これは、調べるっきゃない!



…と、一旦押戸石遺跡を離れ、奈良の明日香村へ気持ちだけ移動~(^o^;)サヨナラー


明日香の酒船石は、長さ5.3m、幅2.27m、厚さ1mの石造物で、上面には、穴とそれを結ぶ溝の不思議な模様が刻まれています。
この穴溝で、お酒を醸造していたという説を受けて「酒船石」と言われるようになったのだとか…(酒は分かったけど船ってナニ?
)

他にも…
・油製造
・鉱物精製装置
・天体観測
・道教やゾロアスター教の祭祀施設
…などなど
様々な説がいっぱい…。
中でも、後飛鳥岡本宮が近くにあることから、大勢の外国からの賓客をもてなし、力を見せつけるための庭園鑑賞施設だった…というのが今のところ最も有力な説とされている(他の巨石も含めて)。
あとは、穴溝に水を満たしたあと、葉っぱや小枝を流して国の行く末を占うという施設だったのでは?という説も…
フムフム…

色々な説が飛び交いますが、どれもしっくりしません



そんな時、こんな本に出会いました↓
「手塚治虫の歴史教室」
そこに、「三つ目が通る」という作品で「酒船石」の謎が取り上げられていました。
その中で、明日香の酒船石は、「民衆を命令者の言いなりになる働きロボットにするための薬」を作る道具として描かれていました。
明日香の酒船石遺跡を作った斉明天皇は、無類の土木事業オタクと言われていて…
延べ3万人を動員して、インフラとはなんら関係のない大規模な運河を掘らせ、工事従事者たちから顰蹙(ひんしゅく)を買い、出来た水路には「狂心渠(たぶれこころのみぞ)」という名前が付けられるほど民衆から非難されたそうです。
なので、大規模な土木工事を文句も言わずに黙々とこなすロボットのような人間が欲しかったのかも!?

「そっか~! この石で薬を作っていたのかも~!
」


そう言えば、こんな興味深い話を聞いた事があります。
アンデスのシャーマンは、アヤフアスカという2種類の薬草を特別な配合で煮出した幻覚誘発剤を飲み、神(高次元の知的生命体)と交信するそうなのですが…
最近、ニューメキシコ大学の実験で、その薬草の主成分である「ジメチルトリプタミン(DMT)」を志願者60名に点滴投与したところ、多くの人がアンデスのシャーマンたちと同じように異界の生物と接触をしたと証言したそうです。
彼らは、この生物から、
「君たちがこの技術を開発してくれたことを嬉しく思う。
今後はもっと我々と交信しようじゃないか。」
と、言われたそうです。
アンデスでは、この薬草は、神が人間たちと交信するために地球にもたらしたプレゼントだと伝えられているそうです。
日本の古代の祭祀王(シャーマン)も、神からのお告げを受けるためにそのような薬を調合して飲んでいたのかもしれません。
斉明天皇は、不思議な霊能力があるシャーマン的な天皇だったそうなので、この酒船石を使って神と交信出来る薬を作っていたのかも…!?
多分これが酒船石の使い道!



「宇宙と交信出来る薬を作る道具」
押戸石の酒船石もそこで作った薬を飲み、トランス状態になった祭祀王が異次元の存在と交信し、そこから叡智を受けた後、民衆に詔を伝えた…
うんうん。
これで決まりだな…



と、思いましたが、1つどうしてもひっかかる重大な疑問が…
それは…
「そもそもこれって、石いらなくね?
」

アンデスのシャーマンも薬の調合に特に石なんて使っていませんでした

煮出して、濾して、飲んだだけ。
石がなくても薬は作れる。
…と、なると薬説も違うのかも…(-_-;)
薬は飲んだかもしれませんが、少なくとも石は使わなかったでしょう。
薬草をすり潰すのに小さな器のような石は使ったかもしれませんが、少なくとも巨石なんて使う必要がない…
ここで、また振り出しに戻ってしまいました

ガッカリしながら、またあちこち探し始めると…
なんと!ウィキペディアに「酒船石は古代の流体素子だった可能性がある」という一文を発見!
ん?
流体素子(りゅうたいそし)
ってナニ?( ; ゚Д゚)流体素子とは、流体すなわち気体や液体などを流体力学的原理を利用して回路に流し、電力がなくても電気回路のスイッチングと同様の作用を行うことを目的とするもの。

形似てるし





つまり、この形のところに液体を流すだけで、電力がなくてもオン、オフという電力の供給を制御する動作が出来る…というわけなのです!
えっ!!( ; ゚Д゚)
そんなこと可能なの?



更に調べてみると「日本流体力学学会」なるものが存在し、そこでなんと「酒船石が液体素子であった」という可能性を探り、実際に実験研究をされた方がいらっしゃったのです!



↓その論文


「ながれ : 日本流体力学会誌2017年12月36巻6号 = Nagare : journal of Japan Society of Fluid Mechanics」より
この論文を書かれた東洋大学の村上優依院生によると、「船石の表面上にある凹みと溝は、流体素子のfrip-flop回路のように見ることが出来る」といいます。
↓frip-flop回路
電流を水流に置き換えただけで、酒船石の模様もfrip-flop回路として見ることが出来る!
まさしく流体素子のfrip-flop回路だ!



そして、理論上はコンピューターにも実装可能で、実際に繋いで動作させ利用することが出来るそうなのです。
でも、この論文を書かれた村上さんは、酒船石の模様は電力の供給を制御するもの…とは捉えず、あくまでも水量を制御するスイッチとしてまとめてらっしゃいましたが…
実は水量調節装置ではなく、電力供給のための「スイッチ」だったのかもしれない…と、妄想してしまいす

というのも、「はさみ石」の時に書きましたが、はさみ石の間には、現代の5Gでもお馴染みの「ミリ波」が出ていて…
ミリ波:波長が1~10mm、30~300Ghzの周波数の電波。
周波数が高く、波長が短いのが特徴。光の性質に近い。
情報を伝送する能力が高く、大量のデータ通信に適しているため5G通信などにも活用される。
巨石が出す波長が共鳴し合って、この「ミリ波」を出している…
これは、古代の祭祀にとても必要で重要な波動だったらしい…
なので、古代の人たちはこの「ミリ波」の存在をちゃんと分かっていて、それを発生させるための装置として巨石を配置させていたのだと思います。
そして、それを制御するスイッチが「酒船石」だったとしたら…
押戸石遺跡は、巨大な波動発生装置施設で、酒船石はその施設のコントロールセンターだったのかもしれません( ; ゚Д゚)
ピラミッドも、発電所だったのでは…とか言われているし
結構、古代の遺跡は電気絡みなものが多いのかも!?
ならば、この世界一大きくて(山全体がピラミッドなので)最も古いと言われる押戸石遺跡の目的も「発電」にあったのかも!?
でも、それは何のために?
ムフフフ…
そして…
押戸石の酒船石のすぐ横には、ついにいよいよラスボスの「頂上石」が…!
いよいよ、押戸石遺跡の謎が解けるのでしょうか?





つづきます…

(長々お読み頂きありがとうございました( ;∀;))