「キ」のルーツを求めて、熊本県阿蘇の押戸石遺跡へ行くことにしました
↓「キ」について語られている押戸石遺跡についての動画
押戸石遺跡の巨石群は、夏至線上に並べられているそうです。
それは、一年で一番強い太陽のエネルギーを大地に取り込むという「ムー」の叡智を結集させた非常に高度なシステム。
なので…
押戸石遺跡に行くのなら是非とも夏至の日(6/21)に!
と、思い計画したのですが…
出発日が近づけば近づくほどワクワクが沸き上がり、楽しみが高まるのとは裏腹に…
これでもかという位、嫌なこともドッと押し寄せ鬱状態に…
やはり、これが「陰陽」の法則なのでしょうか(-_-;)
「陽」が強くなりすぎると、必然的に「陰」がグーっと強くなる…!?
まるで押戸石行きを阻むかのように気が滅入る出来事が起こる…
極めつけは、一緒に押戸石まで行ってくれると言った次男が、居酒屋で焼き鳥を食べて食中毒になってしまったのです
「焼き鳥レアめで」と、注文してしまったらしい…
一人暮らしをしているマンションに車で迎えに行き車内で猛説教。
「何がレアめでだよ!鶏はメッチャ汚いんだよ!殆ど病気だから薬漬けにもなってるし。そもそも鶏なんか食べるからいけないんだよ!」
次男は、いつもの憎たらしさはどこへやら…大人しく私の話を聞いていました。
私「旅行は?」
次男「無理」
私「ガ~ン」
どうしよう…看病もあるし、夏至の日の熊本は雨予報だし…行くのやめようかな…
せっかく楽しみにしてたのに…
毎日毎日何事もなく過ごしていて、どうしてよりによってこんな大事な時にこんなことが起こるのだろう…
…と、泣きたくなってしまいました
すると…
梅雨前線が消えてしまったというニュースが…
急いで熊本地方の天気を確認するとなんと晴れ間が見える曇りマークに変わっていました
これは行った方が良いというGOサイン?
「やっぱり行こう!」
…と、一路熊本へ
お供には、お忙しい長男を調達。
「え~無理なんだけど」と、嫌がる長男に「あんた日本がどうなってもいいっていうの?
」と脅し(7月5日のための火伏せ神事もするということで)、強引に引っ張って行きました
羽田空港から熊本空港までは、約1時間20分。
あっという間に到着です。
午前10時出発で11時20分に着きました。
「熊本なんてチョロいもんだな~ヾ(*´∇`)ノ」と、喜んでいたのも束の間…
この後、とんでもない地獄を見ることに…
熊本旅行は、全部レンタカーで回るつもりだったので、次男が予約してくれたレンタカー会社を探したのですが…なんと歩いて20分もかかるという
仕方ないのでタクシーでそこまで向かうと、お店の人に「空港から送迎があったのに」と言われてガックリ
とにかく手続きをして、いざ押戸石!出来たら午前中には着きたい!と思ったら…
なんと!免許証を忘れたことに気づきました
長男も忘れたので、どうしようもありません
バカだわ…本当にバカ
レンタカー屋さんもガックリして「つい先ほどのお客さんも免許証忘れてました…」と力なく仰ってました。(結構多い)
「どこまで行かれる予定だったんですか?」と、聞かれたので
「押戸石遺跡まで…」と答えると、
「はっ?どこですか?」と聞き返されてしまいました。
結局、いくら説明してもわからなかった様子…
でも、そんなこたぁどうでもいい!
これからどうしたら
とりあえずレンタカーのキャンセル料を払い、再び空港へ…
案内所で、押戸石までどうやって行ったらいいかと聞くと、またもやそんな場所は知らないと言われてしまいました
とりあえず、宿泊先のホテルまで行こうと、ホテルに電話して空港からホテルまで送迎バスはないのか尋ねると、遠すぎるのか、そんなものはないとの返事。
空港から肥後大津という駅まで無料のライナー(送迎バス)が出てるので、とりあえず駅に行くように言われました。












「ありがとうございます」
テカテカ光ったおにぎりは、お新香も付いていて、めちゃめちゃ美味しかったです。
「そこにあるお味噌汁も水も自由に食べてね」
と、言われ有り難くこちらも頂くと…
チョー旨い!旨すぎる!ヾ(*>∇<*)ノ
なんで?
と、思いましたが、考えてみたら「水」が美味しいんですね~
お水が本当に美味しくて感激でした。
さすが古代ラピュタ人御用達「水の郷阿蘇」
こんなに美味しいお水は、生まれて初めて飲みました。
こんなお水がいつでも飲める阿蘇の人たちは本当にうらやましい…
熊本地震の時でも、阿蘇の人たちは水だけには困らなかったそうです。
そして、この水は3ヶ月は全然腐らないのだそうで…
やはり、古代の海洋民族ラピュタ人が長い航海のためにと選りすぐってわざわざ汲みに来た水源というだけあります
しばらくすると、厨房の方から、お母さんたちのお喋りが聞こえて来ました。
どこかで聞いたことのある、すごく懐かしい響き…
そうだ!会津だ!
ふるさとの会津にイントネーションがそっくりで驚きました。
もしかしたら、熊本と会津は元は同じ民族なのかも…!?
そんな妄想を抱きながらお店を後にし、ホテルへ行き、押戸石へはタクシーで行くことにしました。
…つづく