「キ」を追いかけて押戸石(おしといし)遺跡へシリーズの③話目です


②には旅のことは書いていないので、正確には①の続きです↓
いよいよ、阿蘇プラザホテルから押戸石へ出発です!







タクシーで行くことにしました。
ホテルに呼んでもらい、しばらくすると新しい白いタクシーがやって来ました。
とても上品で優しそうな年配の運転手さんでした。
私たちが東京から来たと聞くと、昔20年も長距離トラックで東京~熊本間を往復していたと懐かしそうに話してくれました。
【今までの経路とこれから行く道】熊本空港→(リムジンバス)→肥後大津駅→(バス)→阿蘇プラザホテル→(タクシー)→押戸石の丘

カルデラ:約27万年~9万年の間に起きた噴火によって形成される。火砕流が山口県まで来たり、火山灰が北海道で10センチも積もったり…当時の火山の爆発の規模の凄さを示している。今では、このカルデラの中で五万人の人たちが暮らしている。
↓押戸石途中の景色。真っ直ぐな塀に囲まれているような感じのカルデラ。
途中、くねくねした登り坂を進みます。
↓Google mapのストリートビューより



しばらくすると、「ミステリーロード」なる道があり、それを左折。
「ミステリーロードってなんでミステリーロードって言うんですか?」
「えー
なんでって…
」


ずっと私の「なんで?なんで?」攻撃を受け続けて、困惑気味の運転手さん



「なんで山に雑草が生えてないんですか?」
「なんで、動物がいないんですか?」
「なんで、あんなに山頂が真っ直ぐなんですか?」
運転手さんは、だんだん答えに詰まり、「え~…
」で、終わるようになってしまいました


ちなみに上の質問の答えは…
山に雑草が生えていないのは、草刈りをするのではなく「野焼き」をして焼いてしまうからなんだそうです。
昔は大文字焼きまでやったそうですが、今は人手不足でやめてしまったとか…
「でも、なんで木は焼けてないんですか?」
と、また"なんで質問"を重ねると、ちゃんと木が焼けないように上手く焼くのだそうで…
でも、最近ではそんな熟練した技を持つ人もいなくなったので、この前は山火事になってしまって大変だったのだとか…
あと、「動物がいない」ということも隠れているから見えないだけでいることはいるとのこと。
でも!熊本なのになぜか熊はいないそうで…

「なんで熊本なのに熊がいないんですか?熊がいないのになんで熊本って言うんですか?」と、聞くと
「いやー、熊が山口から泳いで来るんならいるだろうけど…
」

と、よくわからない答えが返ってきました。
(じゃ、九州には熊がいないのか…
)と、密かに思っていました。


そうこうしているうちに、押戸石の丘の駐車場へ…!
と、運転手さんが優しく声を掛けてくれました

さあーーっ!いよいよです!



完全に都市伝説の関になりきっています



テンション爆上がり!







しばらく歩くと、遥か丘の向こうに、ポツポツと黒いものが見えて来ました




おおー! これが、あの押戸石っ!

↓詳しくはこちらで!TOLAND VLOGさんの押戸石フィールドワーク
おじいちゃん!ヾ(*´∇`)ノ
おじいちゃんと一緒に日本の謎を追い続けて、ついに私こんなところにまで来ちゃったよ!(*´-`)
…と、心の中で天国の祖父に語りかけました。
多分、おじいちゃんも一緒に来てる





押戸石遺跡の巨石は、夏至線上に配置されているそうです。
草原に広がる無数の巨石たちはそのために置いてある…
ではでは、石を1つ1つ見ていくことに…
お立ち台石(蛇石)
お立ち台石は、女性祭祀(古代は女性祭祀王と統治王の二人が国を治めるシステム。今のロシアに似ている!?)が、この石に乗り民衆に詔を述べていたところ。
シュメールの蛇神ナーガが刻まれている。
そして、この祭祀場の石に刻まれているということは、日本(世界)のルーツはそもそも蛇神ナーガ
から来ているということがわかる!


そして、蛇の頭らへんには「磁気異常(コンパスがクルクル回る)」が…



※画像こちらからお借りしました



磁気異常:そこに単独で北極と南極を存在させるという、今でもとても出来ない高度な技術らしいです。
すぐ後ろには、「はさみ石」があり、はさみ石の間から夏至の太陽が登り、お立ち台石に立った女性祭祀を後ろから光で照らし、後光が光輝きスパークする演出がされるように計算されている。
↓ヒミコになりきって同じようにやってみた!
ヒミコもここに立ったかと思うと感無量







ヒミコが見た景色↓
そして、ヒミコの眼下には、神事によって解脱したヒミコのお言葉を今か今かと一晩中待っていた大勢の民衆(一般人ではないある程度の地位のある者)たちが…
ヒミコはどういう姿で、どういう声で、いったい何を述べたのか…
人々は、どんな表情でその言葉に聞き入ったのか…
想像するだけでワクワクしてきますヾ(*>∇<*)ノ
絶対に見てみたいっ!(4後、木内鶴彦さん方式の見学ツアーリストに追加)
そして、いよいよ次は、「はさみ石」へ…
本来なら私ごとき底辺の者は、決して足を踏み入れてはならないところです



でも、恐れ多いことですが、神様にお許しを頂き入らせて頂くことに…



…続きます!
