皆様、おはようございます。


日に日に寒くなって参ります。

いかかがお過ごしでしょうか?

私は本格的に資格取得のための勉強に本腰を入れようと、自分を叱咤しているところです。


さて、今回は衣装ケースと飼育ケージのどちらが繁殖に向いているのか?

検証を踏まえながら個人的な考察をのべたいと思います。


まず、最初に使用したのは衣装ケースでした。 

 

過去記事でも取り上げた通り、マウスの飼育を始めたのが2月という寒い時期でもあったため、風を通さない衣装ケースの方が暖かいと考えました。



この時期に産まれた子供達が成長し、次の世代の交配が始まるのは4月に入ってからでした。


2/15日に産まれた♂と♀を同居させ、最初に子供が産まれたのは4/25です。


この第3世代の子供達も、衣装ケースで問題なく過ごせました。

ただ、紙の床材では臭いがきつくなったため、途中で猫砂に切り替えました。

 

 

5月中旬頃のことですが、猫砂に切り替えてからは毎日床材を交換する必要がなくなり、かなり負担は減りました。


第2世代の2度目の出産、第3世代の交配とそれまで順調だった繁殖が急に死亡率が高まり、産まれた子供の3割~半数近くが子食いや事故死などで育たなくなってしまいます。


各マウスの母親は個室を与えたグループと、まとめて共同で子育てをするグループとに分けています。


共同で子育てをしているグループには、明らかに子食いが多く、個室で子育てをした母親には1匹も子食いはありませんでした。


この結果を受けて、育児中の母子マウスは全て個室で管理するよう徹底しました。


マウスは共同で子育てをするはずなのに?


と疑問には思いましたが、個室管理なら被害は最小限で済むようなので、とにかくベビーが小さいうちは個室にこだわりました。


もしくは、母親は1匹にしておき、よその子を混ぜるのはOKでした。


それも、開眼前の子供に限ります。


目が開いた子供は敵とみなされ、攻撃されます。一度迷いこんでしまったホッパーマウスが育児中の母親に噛みつかれ、死亡しました。


急所でもなんでもないところを一度噛みつかれただけで、すぐにもとのケースに戻しましたが痙攣を起こし、動かなくなってしまいました。


抵抗力の弱いベビーや子供が大人のマウスに噛まれるのはとても危険なのだと、よくわかりました。


この方法で、この時期に産まれた子達も順調に成長しましたが、真夏の繁殖では話が違ってきます。


猫砂とペットシーツを使った個室で、それぞれ様子を見ることにしました。

どちらがより、使い勝手がいいかわからなかったからです。

 

季節は7月~8月に入りました。

衣装ケースの中は蒸れが激しく、水分をよく吸ってくれる猫砂の方が少しましなように思えました。


衣装ケースの蓋に通気のための穴を増やしましたが、追い付きません。


さらに、ペットシーツを噛んで引きちぎり巣材にしている子がいました。


紙の巣材はどちらにも入れていたのに、湿気でヘタってしまったせいか?

さらに巣材を足そうとして引きちぎったようです。


その細かい繊維に足がからまり、ベビーの足が変形していました。


何とか取り外そうとしましたが小さすぎてハサミも使えません。


取り除けるだけ取り除き、様子を見ることに。


床材はすぐにすべて猫砂に切り替え、ペットシーツは犬用に転用しました。


初めての事だらけでわからないまま手探りで検証しているため、こんな風に犠牲が出てしまい、可愛そうなことをしました。【反省】


その他にも数々の犠牲は出てしまいましたが、ここでケージに切り替える事に踏み切りました。

 

 

 

 

 

 

ケージに替えると言っても、小さい子はもちろん脱走の危険があるので、ある程度まで成長したら、という条件が付きます。


ここで大人マウスのみケージに移し、全員一緒に面倒を見る事に。


猫砂とケージの組み合わせで蒸れることはなくなり、今は快適に過ごせています。


そしてやはり、妊娠マウスはいつ出産するかわからないぐらいまでお腹が大きくなったら衣装ケースの個室で管理します。


出産直後の後発情で妊娠したり、子食いを防ぐためです。




結局、どちらが繁殖に向いているかという答えはなく、状況によってつかいわけるのが一番だなと言う結論に至りました。

衣装ケース一辺倒で繁殖されている方も多いです。

その地方の気候や風土によっても使用条件というのは変わってきます。

自分に合ったスタイルで気ままにやってみたら楽しいんじゃないでしょうか?

↓以下過去記事です。

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