水道局から送られて来た納付書の封筒を見て、ニヤニヤするのは、私だけでしょうか。
だって、面白すぎるのです


Taipeiを表す漢字が全部で9箇所。
それが、
臺北:台北=6:3
という比率になっているのですよ!
台湾では、Taipeiを表す漢字として、臺北と台北の2種類が混用されています。
教育部の指導もあり、最近お役所関係の書類やサイトは、ほぼ臺北で統一されている・・・
と思っていたのですが、いろんな大人の事情もあるのか、実際はこんなごちゃまぜ状態があちこちで起きているのです。
では、拡大してちょっと解説(独断と妄想入)。

左上から、
臺北市民當家熱線(台北市民ホットライン)
臺北市廉政專線(台北市汚職追放専用窓口)
ま、お役所の窓口ですから、当然です。
でも、真ん中のロゴ は、“台北好水”。
その下のロゴは、2017臺北世界大學運動會(2017ユニバーシアード)
そして、その下はまたまたこっち!
台北好水與您共同迎接世大運(“台北好水”と一緒にユニバーシアードを応援しよう)





この“台北好水”は、台北市水道局が展開しているキャンペーン。
ホームページを覗いてみると、やっぱりこんな感じでごちゃまぜです。

このページから読み取れることは
「臺北水道事業所は、2012年から台北好水キャンペーンを実施。臺北の水道水は質のよい水源から引いている」
という感じ。
このキャンペーンの担当者はずいぶん“台北”という表記にこだわりがあるようですね。
それともロゴを作ったデザイナーが有名人で、“台北”という表記を譲らなかったため、その後もキャンペーン名は全て“台北”で統一するしかなかった、ということかな?
もちろん、どちらも私の勝手な推測です。
封筒に戻ります。
右上の郵便料金別納の表示をごらんください。

「台北郵便局が出した許可番号は“臺北字第1871號” 」
なのです!
わおー!
“台北”にこだわる上司と、“臺北”にこだわる上司の間で板挟みになっている中間管理職・・・
という図柄が、私の妄想の中から消えなくなってしまいました
