この世の最高を求めて -4ページ目

この世の最高を求めて

この世で一番すばらしい本は…映画は…音楽は…スポーツは…家電は…
Panicoがこの世の最高を探し出します!!

パーク・ライフ (文春文庫)/吉田 修一

¥440
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概要
公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか?スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。


芥川賞受賞作
最後は「えぇっ!?」と思ってしまうほどあっさりな最後だった印象。
お腹いっぱいになれなかった印象。
そこから何か始まるのでは?ワクワクと待っていると作者の罠にはまってしまうのかもしれない。
ただ将来は自分もこんな毎日を過ごすのではないだろうか…。と考えると非常にリアル。
あまりにもリアルすぎるのかもしれない。

★★★☆☆
渋谷ではたらく社長の告白/藤田 晋

¥1,680
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概要
インターネット広告代理店・サイバーエージェントの社長が自ら綴った半生記。起業までの道のりや、その後の苦悩を率直に振り返る。

平凡なサラリーマン家庭に育った著者は、「1度しかない人生を悔いなく送りたい」と起業家を志すようになる。大学卒業後に入社したインテリジェンスでは休みも取らず猛烈に働き、実績を上げた。その働きぶりは宇野康秀社長(現USEN社長)の目に留まり、インテリジェンスの出資を得てサイバーエージェントを設立する。インターネットの拡大に伴って業績を伸ばし、2000年には26歳の若さで同社を東証マザーズ上場にさせた。

だが、間もなくネットバブルの崩壊に見舞われる。株価が低迷し、株主からの批判が社長に集中。ライバル企業からは買収話がいくつも持ちかけられた。急拡大したツケで、社内も混乱を極めた。著者自ら、株価対策に奔走するが、一向に効果が出ない。社内外から激しい突き上げを受け、絶望の淵に立たされた著者は、一時、USENの身売りを決意したと告白する。

つき合いのある堀江貴文ライブドア社長や三木谷浩史・楽天社長ら話題の経営者のエピソードも盛り込み、ネット業界の一面がうかがえる興味深い内容となっている。


上昇意欲。野望。向上心。
今の自分とは比較出来ない位、強いフロンティアスピリットを持っている藤田社長。
今でも彼のブログには納得、関心させられる事が多いが、自分や会社がどのように成長してきたかをしっかりと追う事が出来ている。
華やかな時代があれば、苦しい時期もある。
これは会社においても個人においても同じ事なのだろう。
サイバー激動の歴史を見事に振り返っている作品。

★★★★☆


概要
1970年代から90年代にかけて、「アメリカ空軍パイロットでカメハメハ大王やエリザベス女王の親類」と名乗り結婚話を交際女性に持ちかけ、約1億円を騙し取った実在の結婚詐欺師で自称を「ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐」と名乗った日本人を描く。原作は吉田和正の「結婚詐欺師 クヒオ大佐」


真剣にやっているというよりは、ふざけてるんじゃないか…って思うしまうほど面白い。
本当にこんな人にだまされた人がいたなんて。
松雪泰子のお兄さんの役の方がさばさばしていて非常に面白い。
内容の濃さ、深さはもうひとつかもしれない。

★★★☆☆
$この世の最高を求めて

概要
会社員・長峰重樹の一人娘・絵摩が死体で発見される。悲しみに暮れる長峰だが、数日後、犯人の名と居場所を告げる密告電話がかかってくる。逡巡の末、電話で言われたアパートへ向かう。留守宅へ上がり込み、部屋を物色すると、複数のビデオテープが見つかる。そこには、最愛の娘・絵摩が犯人2人に陵辱されている映像が写っていた。偶然帰宅した犯人の一人・伴崎敦也を惨殺した長峰は、虫の息の伴崎からもう一人の犯人・菅野快児の潜伏場所を聞き出し追う。

少年犯罪被害者の悲痛の叫び、正義とは一体何なのか、誰が犯人を裁くのか。思いも寄らない結末が待ち受けていた。


自分が重樹の立場だったらどうするか…。
極限の状態までいったら自分も同じような行動をとってしまうかもしれない。
少年犯罪の現行法について深く考えさせられる作品。
自分も明日その立場になるかもしれないと考えるとぞっとする。
観るにはそれなりの覚悟が必要かもしれない。

★★★★☆
雨の日も、晴れ男 (文春文庫)/水野 敬也

¥590
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著者からのコメント
昔から自分に自信の持てなかった僕は「悩み」や「劣等感」に関する本をたくさん読んできました。しかしこれらの本にはいつも不満がありました。それは、悩みに関する本のタイトルが『これであなたもポジティブになれる!』みたいなものばかりだからです。「こんなタイトルの本が家の本棚にあったら、家に遊びにきた人に僕がネガティブ人間だと思われてしまう……」とか「この本をレジに持っていったらあの可愛らしい店員さんは確実に僕のことをネガティブな人間だと思うだろう……」などと悩み始め、そもそも悩みを解決するために本屋に来たのにここで悩んでる俺って何? という、まさに悩みのデフレスパイラルに陥ってしまうのでした。そこで、いつの日か、持っていても読んでいても恥ずかしくない、「悩み」や「不幸」を癒すことのできる本を書きたいと思っていました。その試みの結晶が「雨の日も、晴れ男」です。幼い神様のイタズラによって、アレックスは不運だらけの一日を送ることになります。会社をクビになり、見知らぬ男に殴られ、詐欺にあい、妻子に愛想をつかされて一人ぼっちになってしまいます。しかしアレックスは持ち前のポジティブさでこれらの不運に立ち向かいます。もしかしたらこの本の序盤ではアレックスの奇想天外な行動を理解できないかもしれません。しかし最後には「悩み」や「不幸」にどう立ち向かっていけばいいのかをアレックスははっきりと示してくれます。この本は、できれば途中であきらめずに最後まで読んでいただけるとうれしいです。

概要
二人の幼い神のいたずらで不幸な出来事が次々起こるアレックス。だが、会社をクビになろうとも、家が焼けようとも、妻子が出ていこうとも、彼は常に他人を楽しませ、前向きに生きていた。その様子を見た二人は、全知全能の神ゼウスの制止を振り切って…。人生で一番大切な事は何かを教えてくれる感動のエンターテイメント小説。


電車の中で声を出して笑ったのはこの本が始めて!!
こんなに不運がからむ本なのに…めちゃめちゃ面白い!
ストーリーの展開としても最高です。
普段私達もこういう感じで神様から見守られているのでしょうか…。

★★★★★
できる人の英語勉強法/安河内 哲也

¥1,365
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概要
読む・書く・話す・聞く、そのすべてで音読こそが上達の鍵だった!TOEIC990点満点、英検1級、国連英検特A級、通訳案内士…指導歴20年、英語資格多数の人気講師が、音読をはじめ“語学をマスターする方法”を紹介。


英語を勉強する上では実践的な方法が載っているのが魅力的!!
特にP19のグラフには思わず納得してしまった。
自分が今実践しているのはP40の「ディクテーション」である。
段々英語耳にもなれて、先日ラスベガスに旅行にいった際も外人の英語を見事に聞き取ることが出来た!
技と共に駆使するべくツール(教科書、雑誌)などもしっかり載っているので、それにのっとって勉強することが出来た。
英語を勉強したい方には本当におススメ!

★★★★★
坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎

¥670
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概要
各地の会戦できわどい勝利を得はしたものの、日本の戦闘能力は目にみえて衰えていった。補充すべき兵は底をついている。そのとぼしい兵力をかき集めて、ロシア軍が腰をすえる奉天を包囲撃滅しようと、日本軍は捨て身の大攻勢に転じた。だが、果然、逆襲されて日本軍は処々で寸断され、時には敗走するという苦況に陥った。


奉天という大きな岐路に立つ。
物語は終幕に向けて静かに動き出す。
乃木軍はこの物語の中でもかなり重要なもので、P135にもあるように
「乃木軍の第一師団の潰乱敗走は日露戦争という強烈な事実は、日露戦争における日本軍の攻撃力の終末をよく象徴している。」

ロシア軍の油断、これはぬぐいきれないものであった。
どんな最後になるか想像も出来ない。

★★★★☆
坂の上の雲〈6〉 (文春文庫)/司馬 遼太郎

¥670
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概要
作戦の転換が効を奏して、旅順は陥落した。だが兵力の消耗は日々深刻であった。北で警鐘が鳴る。満州の野でかろうじて持ちこたえ冬ごもりしている日本軍に対し、凍てつく大地を轟かせ、ロシアの攻勢が始まった。左翼を守備する秋山好古支隊に巨大な圧力がのしかかった。やせ細った防御陣地は蹂躪され、壊滅の危機が迫った。


この物語は秋山真之、好古、正岡子規という人物を中心に日露戦争を描いているが、なぜ彼らなのか?という部分は描かれてこなかったが、この巻ではなぜ彼らでなければいけなかったのかが少しわかる気がする。
戦争というものはただ単に戦うだけでないという事がよくわかるこの巻。

特にP131からの「大諜報」の章はかなりおススメ!!大佐明石元二郎は日露戦争の大きな勝因を得た一人であるといわれているが、国内からロシアを崩していく様がよく描かれているので注目してほしい。

★★★★☆
$この世の最高を求めて

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今度ストラスフィアホテルに泊まります。

概要
2005年 3月に 4つ目の絶叫マシンをデビューさせるなど、積極投資や集客努力はうかがえるものの、やはり立地条件が悪いのか、すべてにおいてパッとしない。(なお、4つあった絶叫マシンのうちのひとつ "High Roller" は、人気不振により 2005年 12月 31日に閉鎖された)

 まず初めに、波瀾万丈の歴史を引きずるストラトスフィアの経歴から紹介したい。今日のストラトスフィアの前身であるベガスワールドホテルは、長い間苦悩の連続だった。ストリップの中心街から離れているという立地条件の悪さが響いてか、なかなか客が集まらなかったのである。
 そこで思いついたアイデアが、タワーの建設だった。どんなに遠くからでも目立つようにとの発想から、高さは最低でも 1000フィート (約 300m)とし、名前も成層圏にまで届くようにと、「STRATOSPHERE TOWER」 に決まった。
 しかし建設が進むにつれ次第に資金難に陥り、1995年 2月にその完成を待たずしてベガスワールドは自らの幕を閉じてしまった。
 そして経営権は個人オーナーだった BOB STUPAK 氏の手から、ルイジアナ州やミシシッピー州のカジノ経営で定評のある Grand Casino 社に渡り、ホテル名もストラトスフィアに改名された。


前評判は良くないようですが、楽しみですw