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びわ湖サイクリングのとき、湖を眺めながら木陰で休憩できるのが、膳所城跡公園(ぜぜじょうせきこうえん)
湖畔のベンチはほとんど日陰がないので、これは貴重!
小ぢんまりとした公園ですがトイレもあり、琵琶湖の風景を堪能できて、子どもも遊べる親しみやすいスポットです。
復元された門
春は桜でいっぱいになり、お花見客でにぎわいます。
このブログ記事では、
- 膳所城址公園へのアクセス・駐車場
- 膳所城の歴史
- 見どころ
について紹介します。
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膳所城跡公園へのアクセス・駐車場
〒520-0814 滋賀県大津市本丸町7
電車・バス
- 京阪電鉄石山坂本線「膳所本町」下車 徒歩7分
- JR琵琶湖線「大津」下車 京阪バス15分「膳所公園」下車すぐ(バス時刻表はこちら)
車
名神大津ICから約10分
駐車場は、普通車20台分の無料駐車場あり(8:45〜18:00)
門の向かいで、滋賀県道102号を渡ったところにあります。
門の前の交差点「本丸前」。門から道路越しに駐車場を見るとこんな感じ
<駐車場地図>
膳所城の歴史
琵琶湖の南端は古来、「瀬田の唐橋を征するものは天下を征する」と言われる軍事・交通の要衝でした。
琵琶湖の南端にある瀬田の唐橋
1600年に関ヶ原の戦いで勝利し、天下を取った徳川家康は、翌1601年に大阪城攻めを念頭に置き、大津城を廃して膳所城を建てました。
江戸幕府が各地の諸大名に命令して土木工事をさせた「天下普請」の全国第1号であり、築城には大津城の城門や石材が持ち運ばれたと伝えられています。
京都の東側を守るために、関ヶ原の戦い以前から徳川家に仕えた譜代大名が城主として配置され、
- 1601年~ 戸田氏(元・大津城主)
- 1617年~ 本多氏
- 1621年~ 菅沼氏
- 1634年~ 石川氏
- 1651年~ 本多氏
と入れ替わり、以降明治維新までの13代220年間は、本多氏の居城となりました。
またこの城は、築城の名手・藤堂高虎に最初につくらせた城で、湖の中に石垣を築いた「湖城」でした。
波による浸食のために城の補修工事が頻繁に行われ、膳所藩の財政を圧迫することに…
膳所城の解体時期については諸説あり、1つは1662年の地震で傾いたので取り壊されたという説。もう1つは、1873年(明治6年)の「廃城令」で解体・移築が行われたとする説です。
現在の門は模造して再建したもので、元々あった城門は、膳所神社(本丸大手門)、篠津神社(北大手門)、鞭崎神社(南大手門)に移築されて国の重要文化財に指定されています。
参考:中井均滋賀県立大学教授「地震で崩れ落ちた湖中の城」しがぎん経済文化センター,2016
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膳所城跡公園の見どころ
膳所城跡公園のみどころを紹介します。
琵琶湖の眺望
近江大橋を望む琵琶湖の風景が美しく、ベンチや遊歩道があります。
サイクリング・ウォーキング・ジョギングのスポットとして最適!
石垣
膳所城跡公園の広場から湖岸へ出たところに、かつて城があった時代を連想させる石垣がわずかに残っています。
模擬門と石碑
元々あった城門は周辺の神社に移築され、現在は模擬再建された門と石碑が建てられています。
桜
ヤマザクラやソメイヨシノが約100本植えられていて、春には桜の名所として、多くの花見客が訪れます。
遊具・砂場
遊具と砂場のある児童向けの遊び場があり、子どもをのびのび遊ばせながら、大人もくつろぐことができます。
◆
本日は膳所城跡公園を紹介しました。湖岸から眺めるびわ湖はホント最高
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《近隣の見どころ情報》
(訪問日:2023年6月25日)