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建徳2年(1371)に後醍醐天皇の皇子=無分元選禅師(むぶんげんせんぜんじ)によって開創された禅寺である、宗派は臨済宗。広くは「大本山方広寺奥山半僧坊(だいほんざんほうこうじおくやまはんそうぼう)」と呼ばれるが、山号は「深奥山方広萬寿禅寺(しんおうざんほうこうまんじゅぜんじ)」と称す。御本尊は釈迦牟尼仏(中心)、脇侍右は文殊菩薩、左は普賢菩薩から成る釈迦三尊は観応2年(1351)の作で、国指定重要文化財である。開山様が中国各地を参拝して帰国される海上で難破の危機に遭い、半僧坊のお力によって海難を免れたという故事に因んで、厄徐・商売繁盛をはじめ諸願成就の祈願所として全国各自から多くの人々が参詣される。
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…云々。60haの境内には、本堂・半僧坊真殿・三重の塔など60余棟の伽藍を擁する、約650年の歴史をもつ古刹なのです。「おんな城主 直虎」がらみになりますが、井伊家の家臣=奥山氏の菩提寺でもあります。大本堂の中、ご本尊の前にて。広い畳の間でしたが、無遠慮に濡れた身体で上がらせていただきました。この時点で9:50、私の他に2-3組くらいの参拝客がいたくらいで、ゆっくりお祈りすることができました。どうか、無事にウォーキングを終えることができる1日になりますように…!。
御祭神は品陀和気命(ほんだわけのみこと)、息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)、玉依比売命(たまよりひめのみこと)の3柱。創建は不詳。社殿後背の薬師山々頂に天白磐座遺跡(てんぱくいわくらいせき)があり、発掘調査において古墳時代の遺物が検出されていることから、この天白磐座遺跡の延長として創建されたとする説がある。国史では、貞観8年(866)に「蟾渭神(せんいしん)」の神階が正6位上から従5位下に昇叙される旨が記載されており、『遠江国風土記伝』ではこの「蟾渭神」を当社の旧名とする。延長5年(927)成立の『延喜式』神名帳では、遠江国引佐郡(とおとうみのくにいなさぐん)に「渭伊神社」と記載され、式内社に列している。大永6年(1526)には「井伊郷八幡宮」の梵鐘が鋳造され、大永8年(1528)には鰐口が奉納された。享禄年間(1528-1532)には、龍潭寺(りょうたんじ)付近にあった八幡宮を合祀したという。江戸時代には当地の領主である旗本の井伊谷近藤家から崇敬された。正徳4年(1714)には彦根藩主の井伊直興(いいなおおき)が社参している。
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…云々。渭伊神社は龍潭寺や井伊谷宮から神宮寺川を隔てて約800m…徒歩で10分ほどのところにあり、字は違えど井伊家とゆかりがあったことは事実です。村の郷社ということもあり、上の画ではいろんな神様がてんこ盛りです。
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妙雲寺をあとにして、次は気賀駅の西側にある長楽寺を目指しました。県道320号線(引佐舘山寺線)に出てから神宮寺川を渡り、ひたすら県道320号線を井伊谷川沿いに下流方向へ進みました。道中に井伊谷宮と龍潭寺の前を通りましたが、何度か訪れていて御朱印もいただいている寺院なのでスルー、ブログ記事にもあげているのでリンク先をご参照ください→「おんな城主 直虎」大河ドラマ館と井伊家龍潭寺を訪ねる(2017/09/17)その①、さわやかウォーキング@気賀~金指(2019/09/08)。清水橋で国道362号線(姫街道)に入り、気賀四ツ角で右折→気賀駅付近では西へ道なり、細江中学付近で姫街道の旧道に入り葭本川(よしもとがわ)にぶつかって上流に進んだところに長楽寺がありました。
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寺号は「光岩山 長楽寺(こうがんざんちょうらくじ)」、宗派は真言宗。平安時代初期の大同年間(806-810)に弘法大師によって開山されたといわれる。寺の北に陽光を受けて光る巨岩を霊地と見、御堂を建てたことにはじまる。御本尊は馬頭観音で鎌倉時代の作。庭園(満天星(どうだん)の庭)は小堀守政(こぼりもりまさ)の作で静岡県指定名勝である。
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…云々。1200年余りの歴史をもつ古刹、お庭の観覧も期待大なのでしたが…
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↑↑↑↑↑上の画は長楽寺のパンフレットです(自由に手に取れる状態にありました)。山内を散策しなかった分、この記事を書くにあたり参考になりました。
↑↑↑↑↑このパンフレットを開いた画になります。見事な庭園の写真が載っていて、ドウダンツツジの織りなす紅葉が素晴らしいです。御朱印はさておき、もう1度じっくり訪れたいお寺でした。
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寺号は「臨湖山 金龍寺(りんこざんきんりゅうじ)」、宗派は臨済宗妙心寺派の禅寺である。本尊は釈迦三尊佛。昭和2~3年頃(1927-28)、当山は無住の寺であった。当時、病気治療の為この細江の地に身を寄せていた山田無文老師(やまだむもんろうじ:青年僧の老師)が、当山の看護を進んで引き受け、約2年ほど当山で過ごされた。その間、本堂の外縁で夜座(坐禅)をし、無の境地・不二の世界を味わっていた。その時に詠まれた言葉の一つが境内の歌碑として建立されている。
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…云々。近年に建てられた寺院のようですが開山のいきさつはわからず…、山田無文老師は明治33年(1900)愛知県の生まれ、「昭和の名僧」として名高い方なのだそうです。なお、金龍寺には公式のホームページがありましたのでご案内いたします、リンクはこちらです→臨湖山 金龍寺。
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↑↑↑こちらは「貴長」さんの名刺になります。テレビ静岡(フジテレビ系列)の人気ローカル番組「くさデカ」で、『静岡県内あっさり系ラーメンNo.1』に選ばれているだけのことはありました。食べログの紹介ページがありましたのでリンクを貼っておきます、ご参照ください→貴長。
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↑↑↑今回のウォーキングでの思い出の品、方広寺で御朱印をいただいた際に受領した栞です。菩提樹の葉の形をしていてテーマは「慈悲」、可愛いデザインですが「ありがたや」です。湖北五山をメインに歩き回りましたが、長楽寺などリベンジしたいところもあり…、また御朱印スポットではなくてもこの地域には名が知れた名刹が点在するので、またテーマを変えて奥浜名湖エリアを巡りたいと思うのでした。以上、記事終わり。