さわやかウォーキング@興津~薩埵峠~由比(2016/12/18) | パンダの音楽

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静岡在住のセレクタ兼チャーターです。

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2016年12月18日(日)に行われたさわやかウォーキングに参加したことを記事にします。冬のよく晴れた朝、富士山を見るには絶好の機会と思い、出かけたのでした。

記事の本題に入る前に、早くも失敗談。JR東海道線は、浜松→(ホームライナー)→島田→(各停)→興津、といったルートで浜松駅を出発する。ホームライナーに乗った時に、最初、乗車整理券に記載されていなかった指定席に気づかずに空席に座ってしまう、これが大凶の始まり。慌てて指定席に向かう際に、Suica等が入っていた定期入れを忘れてしまう。ゆったりとした車内でデジカメの具合を見たり、スマホをいじっくては余裕をぶっこいている→さて、島田駅で降りたときに、定期入れを置き忘れたことに気づくショックなうさぎ→慌てて島田駅の改札で駅員さんに紛失届を出し、乗っていたホームライナーの終点である静岡駅に連絡してもらう。

上の画は途方に暮れながら、ボーっと島田駅のホームにたたずんでいた時の画。富士山を拝もうと意気揚々としていた気持ちを思いっきりくじかされる。15分くらい待ったであろうか、島田駅構内でフルネームで呼び出される(恥)あんぐりうさぎ。その後、静岡駅に向かう。

島田の駅員さんに教えられたとおり、静岡駅ホームの西側にある駅事務室に向かう。普段は施錠されているところで、初めて入る。無事、定期入れを手にする、くわばらくわばら。それでも、早くに発見してもらって、大事な定期入れを預かってもらってくれたわけで、大感謝です。JR東海の職員さんの皆様、本当にありがとうございましたてへぺろうさぎ

おかげさまで、当初の計画よりは約40分ほど遅れて、興津駅に到着(ホームライナーの意味なし)。まだ9:00頃で、大勢のウォーキング参加者の中に揉みこまれながら、安堵の気持ちをかみしめながら、JRの改札を出るあんぐりピスケ

さて、これからはウォーキング本題の記事。興津の駅に降り立つのは、2015年4月12日(日)に参加したさわやかウォーキング以来でした。

先ほどの大失敗で落ち込んだ気持ちを振りきって、いざスタートです!気合いピスケ

コース図はこんな感じ↑↑↑↑↑。興津駅(=スタート)→宗像神社→薩埵峠→望嶽亭→あかりの博物館→小池邸→由比駅(=ゴール)。コース距離は約7km、所要時間は約2時間30分、コース題目は「富士山と駿河湾を望む薩埵峠散策」です。以前に記事にした「さわやかウォーキング@興津~由比桜えび(2015/04/12)」とほぼ同じコースで、記事内容も概ねかぶってしまいそうで、…気をつけて記事をつづりますね…。

興津駅から約800mで宗像神社(むなかたじんじゃ)に到着。

何とも印象的なのは巨木が茂る神社の森「女体の森」です。

海上航海の守護神である宗像神を祀り、平安時代中期の創建と伝えられる歴史深い社。「女体の森」は、海上からの目印になっていたそうです。

境内には終わりかけの紅葉が。朝の光を浴びて紅色が映えるが、やや色褪せた感はある。

その後、国道52号線に出て、JR東海道線を渡り、しばらく中央製紙や山梨缶詰のある工場地帯を通り、興津川の土手に出る。宗像神社から薩埵峠(さったとうげ)への登山口までの経路が、「さわやかウォーキング@興津~由比桜えび(2015/04/12)」とは異なるところ。前回は旧国道沿いを歩き、興津川の左岸を歩いたのに対して、今回は興津川の右岸を歩くことになりました。

画は興津川の河口方面を写したもの。水面に映える日光が実に眩しい。

こちらが再び川の上流方向、興津川は鮎釣りで有名な清流です。

「おきつ大橋」を渡る画。すぐ前方に見えるのは東名高速道路です。

登山口に近づくにつれて、急坂となる。このコースは距離が短いが高低差がある故に、やや健脚向けなのです。

時節柄、たわわに実る青島みかん。道沿いでは、みかんの販売をしている農家が見受けられ、中には子供の売り子さんもいました。なんと!、みかん1個=10円やる気なしピスケ

さて、薩埵峠への登山口に入るところで大渋滞。まさに巡礼の列である。

この画の距離数が正確であれば、ちょうど薩埵峠がコースの中間点となるようです。

山道をぞろぞろと歩きながらも、景色が開けたところに出ると、富士山ビューへの期待が増す。天気に恵まれ、駿河湾の向こうにははっきりと伊豆半島を望むことができました。

着きました!、薩埵峠!、興津駅から約3.8km。

そして…絶景!カナヘイうさぎ。雪化粧をした富士山をバッチリ拝むことができました。それにしても…かなりの人だかり。

同じアングルの画となるが、こちらの方がまとも。よくテレビの天気予報で中継される、富士山とJR東海道本線+国道1号線+東名高速道路がセットになっている画は、この辺りからの撮影だと思われる。

またしても富士山の画。♪あたまを雲の上に出し♫…。峠を少し下ったところに展望台があり、ここも良い撮影スポットなのですカナヘイピスケ

今度はみかん畑と富士山の画。電線が邪魔になってしまう。

「由比地すべり対策事業」という工事を紹介するパネル展をやっていました。国道交通省中部地方整備局が手掛ける事業で、日本の大動脈を地すべりから守る国家プロジェクトなのです。

株式会社JSPというところが展示をしていてくれていたらしいが、工事関係者がアンカー工法等について丁寧に説明をしてくれていました。

その後、富士山ビューを楽しみながら、みかん畑の多い山を下りました。

薩埵峠からおよそ1.3km、望嶽亭に到着、前回のウォーキングでも立ち寄ったスポットです。

ここからの富士山の眺望が良いことからこの名がつけられ、文人墨客が好み親しんだ休憩どころです。

由比出身の画家の松永宝蔵氏が描いた東海道五十三次の色紙がズラリ。

望嶽亭を後にして旧東海道を北へ進む。画で伝わりにくいが、富士山がすごく大きく見えたのです。

東名高速道路の由比PA付近。前回の由比のウォーキングでも撮影したスポットだが、バッチリ富士山を撮影。

望嶽亭から約1.1km、あかりの博物館。前回のウォーキングで有料だったがために入場をパスしてしまいましたが、今回は立ち寄りました。

博物館のリーフレットはこんな感じ↑↑↑。

さらに博物館のパンフレットの画↑↑↑。大正時代に建てられた民家を利用して、古灯具から現代の照明器具や電池など1,000点以上が展示されています。薪のあかり→動・植物油のあかり→ローソクのあかり→石油ランプ→ガス燈→電灯…と、歴史を下りながら、灯火具のうつりかわりを見るのは、実に興味深い世界でした。確かに、「"あかり"の歴史。それは、人類の知恵と工夫の足跡。」なのです。残念ながら館内は撮影NGでしたが、温かいコーヒーを淹れていただき、火打ち石での点火実演、江戸時代の燭台や折り畳み式の手燭などの説明を受け、ほっこりしました無気力ピスケ。なお、関連ホームページはこちら→由比宿 東海道 あかりの博物館。長野県小布施にある「日本のあかり博物館」とは別モノです。

あかりの博物館のすぐ傍、100mほどで小池邸へ。明治期に建てられた、由比地区で長年名主をつとめた小池家の母屋です。

低い軒の瓦葺き、正面の潜り戸が付いた大戸、格子窓など、当時の民家の面影をよく残しています。

ここも前回のウォーキングで立ち寄ったところ。ちょっとした休憩所で下の画のパンフレットをいただきました。

今、このブログを公開しているさなかに開催されているイベント、「駿河東海道おんぱく」。静岡市内の6つの宿場「蒲原」「由比」「興津」「江尻」「府中」「丸子」をつなぎ、63の体験プログラムが企画されています。開催期間は2017年2月3日~3月5日。公式WEBサイトはこちら→駿河 東海道おんぱく。「食」の部門では桜エビ、抹茶スイーツ、とろろ汁など…、定番ではあるが気になるラインナップ。

小池邸から約700mで、由比駅に到着。ゴール!。

スタート地点までの序盤でしくじりましたが、興津駅から約2時間15分の歩きでした。

また見かけたね、食事処あおぞら。「さわやかウォーキング@興津~由比桜えび(2015/04/12)」、「さわやかウォーキング@富士川~蒲原~由比(2016/10/16)」、そして今回で、由比駅ゴールのさわやかウォーキングは3回めとなりました。

由比駅の構内にあったお土産展示ショーケース。

地元の大手缶詰メーカー、いなば食品。

由比蒲鉾組合。静岡名物の黒はんぺんの他に桜エビを材料に使った練り物などが特徴的。

由比桜海老商工業(協)。生、釜揚げ、煮干し、かき揚げ。

この画はあかりの博物館で入手した由比の観光パンフレット、町内の食事処・買い物マップになっています。特産の桜エビをはじめ、みかん、生しらす、地酒…、目の保養。

余談だが、旧東海道で所々で見かけた衆議院議員・望月義夫氏のポスター、「よっちゃんにおまかせ!」。よっちゃんは何をしたかったのだろう…。

それじゃ、バイバイ、由比の街。しっかり定期入れを抱きしめて家路につくのでした。

忌々しくも浜松に着くまで持ち続けていたホームライナーの切符、自分への戒めである。以上、記事終わり。